少年サッカーを見守るブログ

　人は、妬む生き物です。

　その口・・・天使にも悪魔にもなるその口・・・時として、恐ろしい言葉を発する事もあります。

　大人も子供も、気を付けなければならない所です。



　ベンチに座って、試合を観ていた子が私の横でポツリと呟きました・・・。

　「誰か、怪我をすればいいのに・・・」卑屈な笑みを浮かべて、そう言ってのけました。

　半分は、冗談・・・でも、半分は、本気・・・？

　他の子達も・・・「そうだね〜そうすれば試合に出られるのに・・・」って・・・その言葉に乗っかります。

　「お前ら・・・」言葉に詰まってしまって、それ以上は言うべき言葉が見付かりませんでした。



　これが、極めてレアなケースだと思ってしまった人は、ちょっと考えを改めるべきなのかも知れません。

　子供達の中には、そう言ったドロドロとした思いが既に芽生えてしまっている事もあります。

　「叱られれば良い・・・」

　「ミスすれば良い・・・」

　「負ければ良い・・・」

　一々口にしなくとも、その心の中には、そう言った感情が渦巻いている事もあります。

　中々気が付かない事なんですがね・・・。


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　子供達だけではありません。

　親御さんの中にも、似た様な気持ちを抱いてしまっている方がいます。

　「あの子さえいなければ・・・」

　「コーチが変わりさえすれば・・・」

　「監督さえ来なければ・・・」

　心に抱えきれ無い程の闇を抱えている人もいますかね。



　一度、口を突いてそう言う思いが外へ出てしまえば・・・その言葉は、独り歩きを始めてしまいます。

　言われた当人の耳に入るのも時間の問題・・・なのかも知れません。

　その人にしてみれば、それは・・・呪いの言葉そのものです。

　いい気はしませんよね。

　不思議な事に、そう言う負のエネルギーは想像以上に強い物でもあります。

　まさか・・・本当に呪いか・・・と思う様な結末を目の当たりにする事もあります。

　無闇に口にする物じゃありませんね。（汗）




　親御さんが、そう言う言葉を子供の前で言っているのだとすれば・・・その子も似た様な事を口にし始めます。

　親子で人を呪う日々・・・何だか想像するだけで不気味です。(^^;

　 家中負のエネルギーで満ち溢れていそうです。

　こう言う家庭も実際にあるのですよ・・・病的です。　

　サッカーがそうさせてしまっているのでしょうか・・・何だか怖いですよね。


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　人を呪わば穴２つ・・・昔からそう言います。

　呪われた人と呪った人と２つの墓穴が生じると言う意味です。

　呪った方もタダでは済まないって事ですね。

　人を落としめると言う事は、そう言う事でもある訳です。

　妬む事も、恨む事も・・・止めときましょうよ・・・。



　ちなみに・・・この穴２つ・・・必ずしも自分に降りかかって来るとは限りません。

　自分の身内・・・大事な人に降りかかって来るかも知れないのですよね〜。

　回り回って・・・辿りつく先が、我が子であったり、妻や旦那さんであったり、他の家族であったり・・・同じだけの悲しみを受ける事になります。

　その覚悟がありますか・・・？（笑）



　心に浮かんでしまった物は仕方がありませんが、その気持ちを何とかコントロールしたい物ですよね。

　そう言う事を学べるのも子供のスポーツなんだと思います。

　親も子も・・・修行の場なんだと思いますよ・・・辛いかも知れませんがね。(T-T)

　大人になる為には必要な事なのかも知れませんよ・・・マジで。