2017年05月22日
もう、どうしたら良いか分らないよ・・・
「何やってるの?」
「もっと、早くパス出して!」
「中は危ないよっ!外だよ外!」
「持ち過ぎだよ!」
こんな言葉が飛び交った週末の練習試合です。(汗)
これ、誰が言っていると思いますか?
上記の言葉は、全て・・・唯1人の子に対して浴びせられたチームメイトからの厳しい言葉です。
非常に感情の篭った、抑揚のある大きな声・・・聞き流す術を持った子なら良かったのですがね・・・正面からまともに受け止めてしまった様です。
次第に足が止まり、プレイに参加出来なくなってしまいました。
そして・・・交代・・・うなだれてベンチに下がって行く後姿が何とも・・・。
私は、たまたまその子のママさんと一緒に雑談しながら観ていました。
「あ〜今日も、落ちたまま・・・さようならだね。」と、そのママさん。
その前の試合は、本当に楽しそうにサッカーをしていた子達が殺伐とした雰囲気の中でプレイしなければならなくなった理由は、失点を喫してしまったから・・・これだけです。
上手く歯車が噛み合わなくなると、そこかしこから罵声が飛び出し始めます。
それは、フィールドの内外を問わず・・・と言って良いのです。
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もう1つの変化点がありました。
それは、いわゆるレギュラー組が半数近く混ざっていたと言う事です。
その前の試合・・・後半は、ベンチ組の子達をメインに不足分をレギュラー組で補うと言った状態で臨んでいたのですね。
その子はベンチ組として後半からの起用だったのです。
何処からも、罵声が飛んで来る事無く、伸び伸びとプレイ出来ていたのです。
必死さの中にも、笑顔がこぼれるシーンなんかもありました。
でも、レギュラー組の中に入ると・・・ベンチ組の子達には、辛い仕打ちが待っています。
ミスには、厳しい言葉が投げ付けられます。
ベンチから、チームメイトから、集中砲火を受けてしまいます。
それをまともに受け止めてしまえばね・・・凹みますよ・・・やはり。(^^;
何処にも逃げ場所が無い状態ですからね。
交代する事だけが、その苦痛から救われる唯一の方法です。
次第に・・・プレイに参加する事を止め、交代の時を待つ様になります。
試合後もまだ、ダメ出しが子供達によって続けられていた様でした。
「そんな事言ったって、取られると思ったから中にパスを出したんじゃないか・・・」なんて、その子なりの必死の言い訳をしていましたか・・・。
最後に・・・「もう、どうしたら良いか分らないよ!」なんて言ってましたね。(^^;
ここまで打ちのめされれば、サッカーも楽しくなくなりますよね。
でも、これがその子の置かれている現実でもあります。
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どうしたら良いかは、その子がこれから取り組むべき課題なんですが、これまでも指導が入っていない訳では何のですよね。
それでも改善出来なかった・・・と言うのが、今の状況を作りだしてしまっています。
この点は、頑張らないとね・・・。(^^;
一方で、チームメイトへの声の掛け方と言うものも考えないといけない気がします。
この辺も何度と無く言い続けて来た事なんですがね・・・暫く経つと忘れてしまう様です。
それを後押ししてしまうのが、皮肉な事にやはり・・・ベンチからの声なんですね。(^^;
必死さの中から出て来てしまう、悪気の無い声なんだろうと思うんですけどね。
言われる方は辛い物です。
例え、自分に非があると分かっていても・・・いえ、分かっているからこそ辛いのだろうと思います。
まぁ、甘えと言えば甘えなのかも知れませんけどね・・・そう言う子も相当いる様に思います。
特に、ベンチ組なんて言われている子には、多い様に思います。
同じチームメイトとして、認められていない・・・と言う事なんでしょうか?
「もっと、頑張れよ!」と言うエールにも聞えなくもないのですがね・・・受け取る方は、そうは中々思えないのでしょうね。(^^;
チームの雰囲気を悪くしてしまうのが、こう言う心の擦れ違いなのだとしたら、ちょっと残念な気もします。
どうしたら良いか分らない・・・何だか寂しい響きですよね。
この壁を乗り越えられるのは、その子自身の努力だけ・・・なんだろうとは思います。
ただ、周囲にももう少し気遣いがあっても良いのかな・・・。
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この記事へのコメント
>仲間のミスに対して、いろいろ言う子はいますよね。
何処のチームでも、多少はあるのかも知れませんよね・・・こう言う事って。
もう少し寛容になれない物かなって何時も思って見ています。
だって、自分だってミスするんですものね。
こう言う子に限って、ミスをすると全力で言い訳するから面白いのですよ。(笑)
>そんな子は、チームの中では上手い方で、そしてコーチに聞こえないぐらいの声で言うんですよ。
それは又、陰湿ですね〜。(^^;
叱られるのは嫌だけど、言わずにはいられないって事なんでしょうかね。それ程、腹が立ったって事なのかもしれませんが・・・。
それにしても、言い方は考えないとね〜勝ちたいんだったらね。
>そして、その子の親も応援しながらいろいろ言いますね。
そちらは、親御さんの影響の様ですね。(^^;
総じて大人の影響なんですよね。
劣悪な環境を構築してしまっているのは、他ならぬ周囲の大人達・・・その気にさえなれば、直ぐにでも直せる様な事なんだと思います。
声の掛け方1つで、人間てやる気が出たり、救われたりする物ですからね。
言霊の国に生きているのですからね〜言葉の持つ力をもう少し意識出来るとね・・・良い方向に向かえるのだとは思うんですけどね。
思った事をストレートにぶつけるのは、破壊力が大きいですからね。
そう言う言葉に対しての、受け身の取り方も少しずつ身に付けて行って貰いたいかなとは思います。
その度に腐っていたのではね、前に進んで行けませんから・・・。
また、コメント下さい!
>チームの声は指導者の声なんですよね
うちの場合も例に漏れず、その通りですね。(^^;
>子供達の口にする言葉で普段どのように言われているのかが見えてきます
悲しいけれど、それが現実ですよね。大人の影響力って思っているより大きいのです。
>ダメ出しばかりする人の元ではやっぱりダメ出しが多い
結果として、チーム全体から腐敗臭が立ち込めて来ます。気持ち良くサッカーの出来る環境とは言い難いですね。
>やさしい事がいいわけでは無いんですが、戦ってる相手は誰なのか?って事を考えてほしいなと思います。
せめて、チームメイトにはね〜優しさを持って、接して欲しいとは思いますよ。
同じ目的を以って、フィールドに立っている筈ですからね。言ってみれば、戦友ですよ、戦友。
良いか関係が築けないと、良い結果を得る事も難しくなって来ますよね。
そう言う所まで含めて、チームプレイなんだと思うんですけど・・・。
息子達の時には、こう言う事が無かったので・・・余計にガッカリします。
再三注意しているのですがね・・・。(^^;
又、コメント下さい。
うちのところも似たような事ありました。
仲間のミスに対して、いろいろ言う子はいますよね。
そんな子は、チームの中では上手い方で、そしてコーチに聞こえないぐらいの声で言うんですよ。
コーチに聞かれると叱られるんで。
そして、その子の親も応援しながらいろいろ言いますね
。
そんなのを見てると、親の影響は怖いなと思ってしまいます。
自分も気を付けなければ(^^)
子供達の口にする言葉で普段どのように言われているのかが見えてきます
ダメ出しばかりする人の元ではやっぱりダメ出しが多い
他チームから来た子はミスに対して怒る、言い方がひどい
自分の見ていた子は怒らないしやさしい
と卒業後のチームから聞いた事があります
やさしい事がいいわけでは無いんですが、戦ってる相手は誰なのか?って事を考えてほしいなと思います。