補欠は悪習なのか?

 『補欠』と言う言葉があります。

 チームスポーツの経験のある方なら、誰でも一度位は耳にした事がある言葉ですよね。

 実際に補欠だった経験のある方もいるのかと思います。

 サッカーの世界では、補欠があるのは日本だけ・・・と言う話も聞いた事があります。

 確か、セルジオ越後さんもTVで言っていた気がします。(^^;

 この補欠と言う日本独自(らしい)の『慣習』について考えます。



 補欠とは、文字通り欠員を補う為の駒と言う考え方です。

 そこには、一定の線引きが行われ、先発組とベンチ組に別れます。

 競技人数が決められている以上、ここまでは仕方の無い事だと言えます。

 日本の場合、クラブや少年団等の組織に対して、『縛り』を設けていない地域が殆どです。

 その為、ベンチのまま試合を終えてしまう子も普通にいます。

 例えば、総勢15名のチームなら・・・交代無しで試合を終えれば・・・7名が出場せぬまま帰路に着く事となります。

 これを良しとする考え方が、日本のスポーツ界には確かに在ります。




 じゃあ、海外ではどうか・・・と言うと、ベンチ組を持ち過ぎない工夫をしている様です。

 つまり、2チームにしたり、3チームにしたり、その人数に合ったチーム編成をし、そのチーム全てが試合にエントリー出来る様にしている所が多い様です。

 力量が同程度の子達で1チームを構成する様にし、各レベルに合ったリーグで毎週試合が出来る様に配慮されている様ですね。

 JFAがお手本にしたのも、正にこう言った環境、つまり・・・皆が試合に出場出来る環境作りだった筈なのですが・・・。

 しかし、それは『理念』止まりで、現場には浸透していないのが現状です。

 

 中学や高校の部活動にしてもそうなのですが・・・人員の確保が過剰に行われている場合もあります。

 強豪校に多いのですが・・・部員が溢れてしまっている感のある所もあります。

 これが、また出場機会の全く無い子を作り出してしまっています。

 この点にも、何ら制限が設けられる事無く、これを良しとする考え方が在るのです。

 ただ、自らの意思で決断してそこに在籍している子が多いと言う点が、4種のサッカーとは多少違う所ではあります。

 そうは言っても、やはり『不遇の子』を作り出してしまっているのかも知れません。



 誰でも均等に試合に出場できる機会を設ける事自体は、それ程難しい事ではありません。

 勝ちに拘りつつも、全員を均等に出場させる事は、勿論出来ます。

 ただ、結果が付いて来るかと言うと・・・それは、分りません。

 それを嫌う指導者が多いのだと思います。

 そして、それは・・・所属する組織の意思でもある事が多いのです。

 チームだって、指導者だって、どうしても結果で評価されてしまいます。

 そりゃ、是が非でも勝ちに行きますよ。

 その為の犠牲となるのが補欠の子達とも言えます。

 この辺は、大人の事情です。(^^;



 この辺を、海外では上手にやっている様です。

 日本でも、一部地域では行われている所もある様な話を聞いた事がありますが・・・ちょっと、何処だったか忘れてしまいました。(^^;

 それは、チーム側に子供達の『出場時間』を記録し、提出する『義務』を負わせる事です。

 出場時間の過不足があまり無い様にする為の配慮だそうです。

 ペナルティーの様な物があるのかどうかは分かりませんが、場合によっては大会の委員が各ベンチで記録をとって管理している所もあるとか・・・。

 この位してゆかないと、実際にはJFAの掲げる理念なんて絵空事で終わってしまいます。



 さて、補欠は無くすべきなのでしょうか?

 全日本の様な『長期リーグ戦』となる大会等では、むしろ必要なものではあります。

 怪我をしたり、病気に罹ったり・・・欠員が出る事は、十分考えられるからです。

 ただ、そんな時以外は活躍の場が与えられないと言うのでは、やはり『飼い殺し』の状態だとも言えます。

 出場する機会が与えられないまま、長い時間を過せば・・・当然、『試合勘』も鈍ってしまう訳で、いざと言う時に使い物にならない事の方が多くなってしまうとも言えそうです。

 それが、また評価を落とす原因となるのなら、こんな悲しい話はありませんよね。

 ですから、補欠自体を私は悪いとは思いません。

 ・・・が、過剰な余剰人員を持つべきではないのかな・・・とは、思います。

 小学生のサッカーなら、2〜3名で十分なのだと思います。

 8人制ですから、10〜11名で1チームを構成するくらいが丁度良いのだと思います。

 それ以上は、過剰ですよ・・・やはり。



 練習は練習でしかありません。

 試合は、やはり試合です。

 試合で得られる『経験値』は、練習では決して得られない物です。

 出来るだけ、皆が平等に経験値を得られる環境を与えられる様に、チーム編成も考えてもらえたら嬉しいのですが・・・。

 これもまた、指導者不足であったり、子供の人数不足であったり・・・と、色々な問題があってやむを得ない場合もあるのですよね。

 息子のチームもそうでした。

 本来なら2チーム構成で行く所を、指導者が確保出来ずに・・・やむなく1チームで・・・と言う苦汁の決断をコーチはしたのでした。

 なるべく、こう言った事が無い様に・・・各チーム、努力してあげて貰いたいと思います。

 事情が許すのであれば、保護者の協力を仰いでも良いのかも知れません。

 補欠の子を出来るだけ少なくし、どの子にも試合への出場の機会を与えてあげる事が、4種のサッカーには求められている事なのだと思います。

 子供の為に、是非大人が頑張ってもらいたい所です。
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Dr.Dekisugi
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