2016年02月12日
4年前のビデオを見て
皆さんの中にも、我が子の姿をビデオに収めている方もいるのかと思います。
先日、私もパソコンの中に入っていた動画を発見し、ちょっと見てみました。
息子が2年生の時の物です。
練習試合の様子を記録した物だったのですが・・・皆、小さくて可愛らしい・・・。
思わず、笑みがこぼれてしまう・・・そんな動画でした。
息子の様子は、今とは全く異なり、積極的に「ヘイッ!ヘイッ!」と大きな声を出してボールを呼び込もうとしていて、その姿は自信に溢れています。
ドリブルで果敢に挑み、パスを出し、貪欲にボールに絡もうと、フィールドを走り回っている姿からは、今の消極的なプレイスタイルが想像できない程です。
何時から・・・変わっちゃったのだろうか・・・。
おそらく3年生で行った、初の大きな大会からです。
その大会から、息子は叱られる事が多くなって来ました。
初めての勝ちに拘る試合・・・コーチの声に涙を目に浮かべながら試合を戦っていたのを覚えています。
当時は、右のハーフでした。
足の遅い息子には、確かに荷が重いポジションだったとは言えます。
その上、動き方が理解できないまま、臨んだ試合でしたかね。
私もその点は、何度も何度もコーチに確認しながら教えていた事を覚えています。
息子は、ボールを取りに行きたいのに・・・先ずゴールに向かって戻らなければいけない・・・。
決められた、『窮屈な動き方』に戸惑って、攻守の切り替えが直ぐに出来なくて、叱られて、泣いて・・・そうしている内に、自信も失って・・・気が付けば、『ボールへの執着心』さえも失ってしまった気がします。
2年生の時は、あんなにボールを欲しがっていたのに・・・今では、そんな風には映らない・・・。
ドリブルも全くしなくなってしまい、気が付けば勝負を避けパスに逃げている様にも見えます。
「持ち過ぎるな」と言う指導に、「持ってはいけないんだ」と考えてしまった様です。
「だって、また持ち過ぎって叱られる・・・」なんで勝負しないのかと言う私の問い掛けに対する答えはいつもそうでした。
そんなつもりで、コーチも言った訳ではないのですが・・・。
今、低学年にお子さんがいる方も多いのかな・・・とは思います。
『厳しい口調』や、『否定的な言葉』を言い続けられると、こちらにそんなつもりは無くても、子供達は自分自身が否定されていると感じてしまう事があるのかも知れません。
自分の意思でプレイしている子は、特にそうなのだと思います。
自分の考え方を否定されてしまうのですから・・・。
否定するのではなく、一緒にもっと良い方法が無かったかを考える切欠を与える事に努めて欲しいかなと思います。
又、『失敗を責める』様な事は、絶対にして欲しく無いと思います。
特に、親御さんには・・・。
ダメ出しは、コーチに任せておいて、親御さんは逆に良かった所を褒めてあげて欲しいのです。
失敗すると叱られる・・・そう思ったら、子供達は色々な事に挑戦する事が出来なくなってしまいます。
そして・・・『人と比べる』事も絶対にしないでもらいたいです。
誰一人として、同じ子はいません。
日本人的な発想なのかも知れませんが・・・どうも『平均的』な事を良しとする空気があります。
MFに人気が集まるのもそんな空気があるからなのかも知れませんね。
でもそれは、『個性的』では無い・・・と言う事でもあります。
そこにいるのが、その子である必要が無いのです。
変わりは幾らでもいます。
歪(いびつ)でも良いじゃないですか?
子供達の個性を認めて、出来る事を伸ばす事に努めながら、苦手な事にも取り組む様な環境を与えてあげてもらいたいものです。
私が6年間、息子とそのチームを見てきて感じたのは、やはり親とコーチ・・・つまり、大人達の声がどれ程の影響力があるかと言う事です。
特に低学年の時は、言葉にも気を使う必要がありあそうです。
一度傷つけてしまうと、根が深そうです。
私が、そう言う事を感じて、ちょっと気を付け始めたのは、既に3年生になった時でした。
遅かった・・・そう言えます。
それまでの、私やコーチの言葉に、息子はかなり押し潰されていた様です。
息子は、私の目には、悲しい程にコーチの言葉を守って6年間過して来た・・・そう映ります。
「コーチが・・・って言ってたから」と言うのが、口癖です。
ここ数週間も、「インフルエンザが流行っているから、イオンとか言っちゃダメだって」と外出も控えていた程です。
実は、練習でもそうなのです。
ただ、正しく言葉を理解出来ていない様で・・・本人ももどかしそうではあります。
言われた事が、体現できないのですね。
そのつもりで動いても、「違う」と言われ、じゃあ・・・とまた言われた通りに・・・と思っても、「だから、違うって」と言われてしまう。
そう言う子も少なく無いのだと思うのです。
特に、少年団には・・・。
ですから、どうか自分の子供だけは・・・温かい目で。
何も言わなくても良いのだと思います。
サッカーが上手くなれない事は、恥ずかしい事でも何でもありません。
そんなくだらない事で、子供達を責めないで下さい。
逆に、必要以上に励ます事も負担になるかも知れません。
子供達は、自分のペースで歩んでいます。
急かさないで、長い目で見てあげられると良いのかなと思います。
これは、失敗した親である私に出来る、アドバイス・・・と言う程でもありませんが、残せる言葉なのかなと思います。
先日、私もパソコンの中に入っていた動画を発見し、ちょっと見てみました。
息子が2年生の時の物です。
練習試合の様子を記録した物だったのですが・・・皆、小さくて可愛らしい・・・。
思わず、笑みがこぼれてしまう・・・そんな動画でした。
息子の様子は、今とは全く異なり、積極的に「ヘイッ!ヘイッ!」と大きな声を出してボールを呼び込もうとしていて、その姿は自信に溢れています。
ドリブルで果敢に挑み、パスを出し、貪欲にボールに絡もうと、フィールドを走り回っている姿からは、今の消極的なプレイスタイルが想像できない程です。
何時から・・・変わっちゃったのだろうか・・・。
おそらく3年生で行った、初の大きな大会からです。
その大会から、息子は叱られる事が多くなって来ました。
初めての勝ちに拘る試合・・・コーチの声に涙を目に浮かべながら試合を戦っていたのを覚えています。
当時は、右のハーフでした。
足の遅い息子には、確かに荷が重いポジションだったとは言えます。
その上、動き方が理解できないまま、臨んだ試合でしたかね。
私もその点は、何度も何度もコーチに確認しながら教えていた事を覚えています。
息子は、ボールを取りに行きたいのに・・・先ずゴールに向かって戻らなければいけない・・・。
決められた、『窮屈な動き方』に戸惑って、攻守の切り替えが直ぐに出来なくて、叱られて、泣いて・・・そうしている内に、自信も失って・・・気が付けば、『ボールへの執着心』さえも失ってしまった気がします。
2年生の時は、あんなにボールを欲しがっていたのに・・・今では、そんな風には映らない・・・。
ドリブルも全くしなくなってしまい、気が付けば勝負を避けパスに逃げている様にも見えます。
「持ち過ぎるな」と言う指導に、「持ってはいけないんだ」と考えてしまった様です。
「だって、また持ち過ぎって叱られる・・・」なんで勝負しないのかと言う私の問い掛けに対する答えはいつもそうでした。
そんなつもりで、コーチも言った訳ではないのですが・・・。
今、低学年にお子さんがいる方も多いのかな・・・とは思います。
『厳しい口調』や、『否定的な言葉』を言い続けられると、こちらにそんなつもりは無くても、子供達は自分自身が否定されていると感じてしまう事があるのかも知れません。
自分の意思でプレイしている子は、特にそうなのだと思います。
自分の考え方を否定されてしまうのですから・・・。
否定するのではなく、一緒にもっと良い方法が無かったかを考える切欠を与える事に努めて欲しいかなと思います。
又、『失敗を責める』様な事は、絶対にして欲しく無いと思います。
特に、親御さんには・・・。
ダメ出しは、コーチに任せておいて、親御さんは逆に良かった所を褒めてあげて欲しいのです。
失敗すると叱られる・・・そう思ったら、子供達は色々な事に挑戦する事が出来なくなってしまいます。
そして・・・『人と比べる』事も絶対にしないでもらいたいです。
誰一人として、同じ子はいません。
日本人的な発想なのかも知れませんが・・・どうも『平均的』な事を良しとする空気があります。
MFに人気が集まるのもそんな空気があるからなのかも知れませんね。
でもそれは、『個性的』では無い・・・と言う事でもあります。
そこにいるのが、その子である必要が無いのです。
変わりは幾らでもいます。
歪(いびつ)でも良いじゃないですか?
子供達の個性を認めて、出来る事を伸ばす事に努めながら、苦手な事にも取り組む様な環境を与えてあげてもらいたいものです。
私が6年間、息子とそのチームを見てきて感じたのは、やはり親とコーチ・・・つまり、大人達の声がどれ程の影響力があるかと言う事です。
特に低学年の時は、言葉にも気を使う必要がありあそうです。
一度傷つけてしまうと、根が深そうです。
私が、そう言う事を感じて、ちょっと気を付け始めたのは、既に3年生になった時でした。
遅かった・・・そう言えます。
それまでの、私やコーチの言葉に、息子はかなり押し潰されていた様です。
息子は、私の目には、悲しい程にコーチの言葉を守って6年間過して来た・・・そう映ります。
「コーチが・・・って言ってたから」と言うのが、口癖です。
ここ数週間も、「インフルエンザが流行っているから、イオンとか言っちゃダメだって」と外出も控えていた程です。
実は、練習でもそうなのです。
ただ、正しく言葉を理解出来ていない様で・・・本人ももどかしそうではあります。
言われた事が、体現できないのですね。
そのつもりで動いても、「違う」と言われ、じゃあ・・・とまた言われた通りに・・・と思っても、「だから、違うって」と言われてしまう。
そう言う子も少なく無いのだと思うのです。
特に、少年団には・・・。
ですから、どうか自分の子供だけは・・・温かい目で。
何も言わなくても良いのだと思います。
サッカーが上手くなれない事は、恥ずかしい事でも何でもありません。
そんなくだらない事で、子供達を責めないで下さい。
逆に、必要以上に励ます事も負担になるかも知れません。
子供達は、自分のペースで歩んでいます。
急かさないで、長い目で見てあげられると良いのかなと思います。
これは、失敗した親である私に出来る、アドバイス・・・と言う程でもありませんが、残せる言葉なのかなと思います。
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この記事へのコメント
コーチにしろ、親御さんにしろ、良かれと思って言ってくれている事なのですよね。
しかし、子供達の受け取り方は、必ずしも大人が意図した様にはなっていない事もある・・・と言う事なのだと思います。
大人が悪いと言う気もないのですが・・・言葉も、語気も選ばないといけない気がします。
また、それを言う時と場所も・・・。
恥ずかしい思いをさせる様な事も、やはり子供達を消極的にしてしまう事がある様です。
皆の前で、大声で、不適当な言葉でダメ出しでもされれば、やはり恥ずかしい思いをします。
そうなれば、同じ目に会わない様に慎重に、冒険をせずに過す事を考えてしまうのが人間と言う物なのだと思います。
難しいですよいね・・・。
大人の側に『寛容さ』が足りないのかも知れませんね。
親と言えども、まだ発展途上の人間です。
こう言った機会に、子供と共に成長して行くのかも知れませんね。
うちの子も息子さんも、似た様な時期を過してしまった様です。
でも、それでもサッカーを続ける事が出来たのも・・・これもまた、何時も近くで見続けていてくれた、そうちちさんのお陰かも知れませんよね。
子供って、見ていてくれるだけで、照れ臭い反面、嬉しい物なのですよ。
うちの息子もそうであってくれたなら、少し救われる気がします。(^^;
まぁ、ダメな父ちゃんを越える日は、それ程遠くないんだろうな〜と思います。
私が、子供の頃は、これ程親が近くにいてくれた経験が無かったので、親の気持ちも子供の気持ちも分からなかった・・・とは言えます。
今、こんな事を考えているのも、息子がサッカーを始めたお陰です。
将来、息子達は、自分の子に私達なんかより、もっと上手に接する事が出来るのかも知れませんね。
愛情表現て難しいですね。
いつも、失敗して来た気がします。
また、気軽にコメント下さいね。
何だか自分の息子の話を読んでいるみたいでした。
うちも三年生の時のコーチと合わなくて、ドリブルもシュートもしなくなりました。
日に日に暗くなっていく顔を見て、サッカーノートの裏表紙に「下手でも分からなくても、走り続けることは出来るから、足が動かなくなるまで走りなさい」と書いたことを思いだしました。
四年生から受け持ってくれたコーチに「ゴールを目指せ!自由に動け!」と言ってもらってから少しずつ…
それでもドリブルしたりシュートを打つようになるまで、2年近くかかりました。
子供が大人から受ける影響って凄い大きいんですね。
改めて感じました。