少年サッカーを見守るブログ

　試合でも練習と同じ事が出来る・・・理想ですよね。

　これを可能にする為には、『平常心』を保つ事が大切な様に思います。

　試合だから・・・と気負っては、中々良い結果は得られない様です。

　難しいですよね。



　ラグビー日本代表の『五郎丸』選手で、一躍有名になったあのポーズ・・・あのポーズの持つ意味って何でしょうか？

　『験を担ぐ（げんをかつぐ）』行為だと思った方も多いのかと思います。

　実際、スポーツ界にはそう言った事に拘る人が多い物です。

　身に付ける物に拘ったり、色や形に拘ったり・・・人それぞれですが、五郎丸選手のあのポーズは、これらと又違う意味合いが在ります。

　『ルーティン（routine）』と言う名も、このポーズと共に有名になったので御存知かと思います。

　・・・で、ルーティンって何でしょう？



　ルーティンとは、ざっくり言ってしまえば・・・『決った段取り（手順）』です。

　この段取り（手順）通りの行動を取る事に意味があります。

　例えば、フリーキックを蹴る時には、ボールから必ず５歩下がる様にするとか、助走は７歩のリズムにするとか・・・そんな事で良いのです。

　これは、他の人には何の効果も無い事です。

　しかし、その人にとっては、最も良い結果が得られる状態を作り出す手順である訳です。

　決められた手順をしっかりと行う事で、『何時もと同じ』と言う状況を作り出す事が出来ます。

　それが、『余分なストレス』を排除する事に役立つ訳です。

　余分なストレスが掛からない分、平常心を保つ事が出来易い状況を作り出し易くなる訳です。

　それが、結果として本来の力を引き出す事に繋がって来ます。

　ルーティンとは、その人の持つ力を引き出す為の、その人だけの決められた段取りなのですね。



　ルーティンは、実に様々な物があります。

　例えば、海外の選手がフィールドに入る前に『祈りを捧げる』シーンを見た事があるかと思いますが、これもルーティンと言えます。

　フィールドに入る前には必ず行う段取りなのですね。

　準備運動の手順に拘る人もいれば、日々の食事のメニューや、ランニングのやり方、スパイクの手入れの仕方等、色々なルーティンがあります。

　そのどれも、その人にとては大事な手順なのです。

　それをちょっとでも変えると・・・ストレスが掛かってしまうのですね。

　気になってしまって仕方が無いのです。

　それが不安となって、結果を左右してくると言う訳です。



　簡単に触れましたが・・・私もこのルーティンと言う物、それ程理解出来ている訳ではありません。(^^;

　ただ、仕事上こう言った事は感覚的に、経験的に何となく知ってはいます。

　ルーティンは、自分の好調、不調を知る事にも役立ちます。

　自分に合ったルーティン探しをしてみるのも楽しいかも知れませんね。
　
　良い結果を得た時、どんな状況からそれが生まれたのか・・・中々自分では分らない物なのかも知れません。

　気にしてないからです。

　だから、波が出て来るのかも知れませんね。

　しかし、周りで見ている人達には、気が付く事があるのかと思います。

　ちょっと、こうしてみたら・・・なんて、アドバイス出来るとルーティンを作り易そうではあります。

　子供達を注意深く見ていれば・・・こう言う気付きもあるのかと思います。

　悪い時はこうなっている、良い時はこうなっている、と言う違いを見つける事が出来ると・・・もしかしたら、独自のルーティンに辿り着けるのかも知れませんよ！

　それは、日常生活の中にも潜んでいる事もあります。

　子供とあれこれ探してみるのも楽しいかも知れませんね。