2017年08月24日
今と将来
今だけを見てはいけない・・・よく耳にする言葉です。
将来を見据えて・・・これも良く耳にする言葉です。
小学生最後の年、息子はこの言葉の中で育てられた気がします。
試合に出られない日々、毎日がモヤモヤとした気持ちの中で息子がしていたたった一つの事、それが休まずにサッカー場に足を運ぶ事だった気がします。
「いいか、中学になった時お前が輝ける順番が必ず回って来るから・・・その時の為に、今しっかりと練習をしておけ・・・」
コーチが息子に言い続けて来た言葉です。
その時の息子は、その言葉をどの様に受け取っていたのか・・・今となっては、知る由もありませんがね。(^^;
おそらく、少しも心には響いていなかったんじゃないかと思っています。
そんな話をコーチがする時、息子の目は必ずと言って良い程泳いでいたからです。
「中学になってからじゃなくて・・・今、試合に出たいんだ・・・」と言う心の叫びが聞こえて来そうな程でしたかね。
そして、その思いを遂げる為にサッカー場に足を運んで、虚しさの中で練習をしていた様に思います。
見据えていたのは、将来ではなく今・・・この瞬間・・・刹那を生きていたのだと思います。
殆どの子供達は、将来の事なんて何の興味も無い気がします。
子供達の関心事は、何時だって今、この瞬間なんです。
将来ではなく、今・・・報われたい・・・それが子供達の本音です。
そして、それを支えている親御さんも・・・同じ思いなんだろうと思います。
子供にとって、どうなるか分からない将来の事なんかをとうとうと話されても・・・「そうやって、誤魔化してる・・・」って位にしか思っていません。
それでも、繰り返し繰り返し、何度も何度も、息子に声を掛け続けてくれたコーチには、頭の下がる思いがします。
「あの子は必ず中学で来る・・・だから、絶対にお前が腐るな・・・分かったなっ!」
私にも事ある毎に、そう言ってましたっけ・・・。(^^;
子供達は、今この瞬間を生きています。
なので、今が大事なんですよね。
過去にも未来にも興味なんて大して無いのです。
今、輝く事に躍起になっています。
大人が、これに同調してはいけない気がします。
特に・・・指導する側は、今を見詰めつつ将来の事も見据えて指導に当たってくれている・・・と信じたいです。(^^;
大人まで刹那的になってしまったら・・・誰が、子供達に将来への希望を語ってあげられるのでしょうか・・・。
ここに大人と子供の視野の違いをハッキリと付けないといけない気がします。
子供は良いのです。
今は、将来の事なんかに思いを馳せる事が出来なくたって・・・まだ、大した過去も持ち合わせていないのですからね。
流れ行く時間もそれ程意識出来ていないんだと思います。
だから、今・・・この瞬間を精一杯生きてくれれば・・・その連続が、未来を作って行くのだと何時か多くの過去を手にした時に理解出来る時が必ずやって来ます。
その時、色々な人が語り掛けてくれた言葉の意味、そしてその重みを始めて知るのですよね。
私なんかもそうでした。
親になって初めて、自分が親に言われ続けて来た事が心底分かる様になったのは・・・。(^^;
子供なんてそんな物です。
だから、大人は我が子の過去と現在を知っている生き証人ですからね。
未来についても色々と責任を負う所も少なく無いのですよね。
だから、今だけ見てはいけないのでしょうね。
今、評価を下すのは間違いなんだと・・・過去を少し振り返っただけでも十分に気付かされる事なんです。
時は、流れて・・・息子も中学生に・・・部活動では、最も苦手だったDFに抜擢され、気が付けばAチームに飛び級として引き上げられ、1年生大会県準優勝の原動力となり、3年生が抜け新体制となり・・・新らしい部長から副部長に指名され・・・。
出来過ぎですよね。(^^;
「あいつは、何時もボールを足で触っていた・・・そんなイメージがある子だったな・・・」って、コーチは言っていました。
その繰り返しが、今を作ったんでしょうね。
別に、将来・・・を考えていた訳では無かった筈なんです。
ただ、ボールを触る事が・・・サッカーが好きだった・・・ただそれだけだったんですよね。
そしてそれは今、この瞬間だったんです。
後で・・・でも、明日・・・でも無く、今・・・サッカーボールで遊びたい・・・プレイしたい・・・その繰り返しだった気がします。
子供の将来を見据えるのは、大人の仕事・・・その為に今を生きるのは、子供の仕事・・・なんだろうと思います。
分かりもしない将来の話なんて振りかざすのは止めて・・・我が子の今をしっかり応援する方が、子供の将来の為には良い様な気がします。
出来の悪い息子ですがね・・・もう、サッカーでは十分楽しませて貰いましたから・・・今以上、サッカーで輝く事は望んではいませんよ。
試合の予定の書かれた紙がテーブルに置かれていれば、都合を付けて観に行く・・・ただそれだけです。
少年団の頃は、将来こんな贅沢な時間を過せるとは思っても見ませんでした・・・本当に感謝です。(^-^)
将来を見据えて・・・これも良く耳にする言葉です。
小学生最後の年、息子はこの言葉の中で育てられた気がします。
試合に出られない日々、毎日がモヤモヤとした気持ちの中で息子がしていたたった一つの事、それが休まずにサッカー場に足を運ぶ事だった気がします。
「いいか、中学になった時お前が輝ける順番が必ず回って来るから・・・その時の為に、今しっかりと練習をしておけ・・・」
コーチが息子に言い続けて来た言葉です。
その時の息子は、その言葉をどの様に受け取っていたのか・・・今となっては、知る由もありませんがね。(^^;
おそらく、少しも心には響いていなかったんじゃないかと思っています。
そんな話をコーチがする時、息子の目は必ずと言って良い程泳いでいたからです。
「中学になってからじゃなくて・・・今、試合に出たいんだ・・・」と言う心の叫びが聞こえて来そうな程でしたかね。
そして、その思いを遂げる為にサッカー場に足を運んで、虚しさの中で練習をしていた様に思います。
見据えていたのは、将来ではなく今・・・この瞬間・・・刹那を生きていたのだと思います。
殆どの子供達は、将来の事なんて何の興味も無い気がします。
子供達の関心事は、何時だって今、この瞬間なんです。
将来ではなく、今・・・報われたい・・・それが子供達の本音です。
そして、それを支えている親御さんも・・・同じ思いなんだろうと思います。
子供にとって、どうなるか分からない将来の事なんかをとうとうと話されても・・・「そうやって、誤魔化してる・・・」って位にしか思っていません。
それでも、繰り返し繰り返し、何度も何度も、息子に声を掛け続けてくれたコーチには、頭の下がる思いがします。
「あの子は必ず中学で来る・・・だから、絶対にお前が腐るな・・・分かったなっ!」
私にも事ある毎に、そう言ってましたっけ・・・。(^^;
子供達は、今この瞬間を生きています。
なので、今が大事なんですよね。
過去にも未来にも興味なんて大して無いのです。
今、輝く事に躍起になっています。
大人が、これに同調してはいけない気がします。
特に・・・指導する側は、今を見詰めつつ将来の事も見据えて指導に当たってくれている・・・と信じたいです。(^^;
大人まで刹那的になってしまったら・・・誰が、子供達に将来への希望を語ってあげられるのでしょうか・・・。
ここに大人と子供の視野の違いをハッキリと付けないといけない気がします。
子供は良いのです。
今は、将来の事なんかに思いを馳せる事が出来なくたって・・・まだ、大した過去も持ち合わせていないのですからね。
流れ行く時間もそれ程意識出来ていないんだと思います。
だから、今・・・この瞬間を精一杯生きてくれれば・・・その連続が、未来を作って行くのだと何時か多くの過去を手にした時に理解出来る時が必ずやって来ます。
その時、色々な人が語り掛けてくれた言葉の意味、そしてその重みを始めて知るのですよね。
私なんかもそうでした。
親になって初めて、自分が親に言われ続けて来た事が心底分かる様になったのは・・・。(^^;
子供なんてそんな物です。
だから、大人は我が子の過去と現在を知っている生き証人ですからね。
未来についても色々と責任を負う所も少なく無いのですよね。
だから、今だけ見てはいけないのでしょうね。
今、評価を下すのは間違いなんだと・・・過去を少し振り返っただけでも十分に気付かされる事なんです。
時は、流れて・・・息子も中学生に・・・部活動では、最も苦手だったDFに抜擢され、気が付けばAチームに飛び級として引き上げられ、1年生大会県準優勝の原動力となり、3年生が抜け新体制となり・・・新らしい部長から副部長に指名され・・・。
出来過ぎですよね。(^^;
「あいつは、何時もボールを足で触っていた・・・そんなイメージがある子だったな・・・」って、コーチは言っていました。
その繰り返しが、今を作ったんでしょうね。
別に、将来・・・を考えていた訳では無かった筈なんです。
ただ、ボールを触る事が・・・サッカーが好きだった・・・ただそれだけだったんですよね。
そしてそれは今、この瞬間だったんです。
後で・・・でも、明日・・・でも無く、今・・・サッカーボールで遊びたい・・・プレイしたい・・・その繰り返しだった気がします。
子供の将来を見据えるのは、大人の仕事・・・その為に今を生きるのは、子供の仕事・・・なんだろうと思います。
分かりもしない将来の話なんて振りかざすのは止めて・・・我が子の今をしっかり応援する方が、子供の将来の為には良い様な気がします。
出来の悪い息子ですがね・・・もう、サッカーでは十分楽しませて貰いましたから・・・今以上、サッカーで輝く事は望んではいませんよ。
試合の予定の書かれた紙がテーブルに置かれていれば、都合を付けて観に行く・・・ただそれだけです。
少年団の頃は、将来こんな贅沢な時間を過せるとは思っても見ませんでした・・・本当に感謝です。(^-^)
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この記事へのコメント
>息子は案外ケロッとしていて、そんなものなのかと思っていましたが、帰宅後脱衣場で女房の前で自ら落選の告白をし、号泣したらしいのです。
子供に取っては、トレセンて特別な物なんだと思うのですよ。息子も相当意識していたみたいです。
今回もダメだった臭いですけどね。(笑)
号泣するくらいですからね・・・トレセン本当に合格したかったんでしょうね。
>合格した子供達の特徴は、とにもかくにも目立つ子でした。DFだろうとボールを持つと、決してパスは出さずドリブル突破してシュートを打つみたいな(笑)
大きな声が出て自然とリーダー格になってるみたいな
あ〜これは、分かります。私も選考会で感じましたよ。
息子は声が全く出せていなかったんですよね。
普段から、あの子達は声を出さないんですよ。
何度も言い続けて来た所なんですがね〜。
声を出すのも、自信があってこそ・・・なんだと思うのですよ。
その部分で、先ず負けているとは言えますかね・・・息子の場合は。
>ジュニア時代はトレセンにも選ばれ輝いてた子供がユースに向かって進むにつれ消えていった子や、逆にジュニア時代はベンチ組だったのにユースに進むにつれ頭角を表してきた子などの子のエピソードや特徴を聞かせて頂ければと思います。
消えて行く子は相当いますよ。
今回は、うちの中学の2年生は全滅だった様です。
小学生の頃からのトレセン常連組がそうなんですからね。
2次選考にも残れなかった子も沢山いましたね。
コミュニケーション能力が低い子は選ばれないってよく言われます。
サッカーのスキルだけじゃ無いのですよね。見られているのは・・・。(^^;
どのタイミングで伸びるかなんて分かりませんからね。
大事な事は、やるべき事をやって・・・その時を待つ・・・と言う事なんだと思います。
チャンスが来ても、それを掴む能力が足りないのでは、せっかくのチャンスも台無しです。
息子は、正に・・・これですよ。(汗)
何処から来るのか分らない自信・・・こう言う物も必要なんだと思います。
自信の有無は、プレイに表れますしね。声としても現れますよね。
どのスポーツでも同じなんだと思います。
だから、今やるべき事をしっかりとやっておいて、爪を研いで置かないといけないんですよね。
これだけやれば十分なんて事は無いんだと思います。
常に、今・・・出来る事は全てやる・・・位の気持ちが無いとね〜サッカー馬鹿とはガチで渡り合えませんよ。(笑)
そう言う点においても、息子は足りなかったと言えます。
部の中では、頑張っていたと思いますよ。
でも、一歩外に出れば・・・もっと、上がいたと言うだけの事です。
自分の立ち位置が分かっただけでも、参加した価値はあったのじゃないですかね。
また、コメント下さい!
最近タイトルに似合うネタが有りましたので、コメントしてみました。
先日の事、その日の練習後の迎えは女房ではなく私だったのですが、その時に監督から息子のトレセンの落選を伝えられました。
息子は案外ケロッとしていて、そんなものなのかと思っていましたが、帰宅後脱衣場で女房の前で自ら落選の告白をし、号泣したらしいのです。
その事を聞いた私は少しばかり目頭が熱くなりました
(^_^;)実は息子は悔しかったんだなと…
トレセンの送迎は女房ではなく私だったので毎回見学をしていましたが、正直息子は落選するだろうなと思っていました。
親バカと思われるかもしれませんが、トラップやキック力、パスの正確差は上位クラスだと見学して思っていました。
だけど、それだけしか無いんです、息子は。
合格した子供達の特徴は、とにもかくにも目立つ子でした。DFだろうとボールを持つと、決してパスは出さずドリブル突破してシュートを打つみたいな(笑)
大きな声が出て自然とリーダー格になってるみたいな
(^_^;)
うちの監督も過去の傾向から、トレセン前にはさんざん息子に目立てと言ってましたが、息子は埋もれていった感満載でした(笑)
yellow10さんは少年サッカー歴が長く多くの子供達を見てきたと思いますが、ジュニア時代はトレセンにも選ばれ輝いてた子供がユースに向かって進むにつれ消えていった子や、逆にジュニア時代はベンチ組だったのにユースに進むにつれ頭角を表してきた子などの子のエピソードや特徴を聞かせて頂ければと思います。今後の参考にさせてもらいます。
(^-^)