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2018年06月19日

サラバ!(下)

拝啓



「サラバ!(下)」
サラバの意味とは。


正直上巻を読んだ時点では、とにかく母と姉が強烈過ぎて置いてけぼりを食らい、気持ちが離れ気味でした。姉はともかく母は何故こうなのか?と疑問しか沸かず、歩に同情しきり。そして、父に感謝すべきだろ!とも思ってました。波乱万丈な家族模様だけど、母親の存在が、悪い方向に導いている元凶なんじゃないの?と私は母親に敵対する側であり、歩・父側だったのです。


しかし、その見方に変化を与えるのが下巻でした。一言で言うと、上巻が面白くないと感じた読者(私も含め)をぐぐっと引き戻せる濃い内容になっています。この下巻は、兎に角多くの内容が詰まっている為、一言で感想を言うのが困難ではありますが、とりわけ印象深い所を挙げると、


「母も父も2人が信じていることの為に生きている」「自分が信じるものを見つけなさい」



という姉貴子が歩に伝えるメッセージです。「母も父も2人が信じていることの為に生きている」という言葉は一見すると我儘に見える。しかし、母は母なりに父は父なりに信じることで、自分が生きていることを信じていると分かる。それが分かった時、今までの母の行動全ては我儘一つで片付けられるものでは無いこと、父の今までの行動全ては、優しさだけで出来上がったものではないことが初めて理解できます。


そして、表題のサラバ!とは。このサラバは、歩から発せられる言葉ではなく、ヤコブから歩に話掛けられる言葉であることもとても印象深いです。出家した父に会った後、歩は、子供の頃住んでいたエジプトに向かいます。そこで、親友であったヤコブとその家族に奇跡的に再会することができ、ナイル河を見ながらヤコブが呟く。「サラバ」と。


ヤコブと歩の2人の幼少時代の時間を振り返りながら、ふと呟いたヤコブのサラバにはどんな意味があったのかは分かりません。泣いている歩を見て、辛いことがあったことを察して、前に進むんだよと言ったのかも知れません。もしかしたらサラバと聞こえただけかも知れません。しかし、歩は、そのサラバを繰り返す。そしてたくさんの言葉を孕んだ、たくさんの時間と思いを孕んだ化け物をサラバと名付ける。


神様であり、出会った瞬間別れを告げられる存在であるサラバに対して、僕は「サラバ」と叫ぶ。僕は生きている。僕は信じていると悟り、サラバと共に生きていく。僕は決して絶望しない。僕は「それ」を僕の「サラバ」を信じている。


とても印象深い歩の一歩でした。「サラバ!」の中で一番リアリティがある登場人物こそが歩だと思います。個性的な家族に囲まれてなかなか自分を出さない幼少から有り余る自由を甘受して遊びまくる学生時代、自分のやりたいことで生計を立て始める社会人生活、姉との難しい関係から様々なこと(恋人を含め)に苦悩し、そして矢田のおばちゃんが残したメッセージ、貴子の衝撃の結婚、家族の秘密を知る30代と兎に角非常に多くのことが歩の周りで発生します。


そんな中で時に自分を弱い男だと認識し、逃げることさえも理解しながら、周りを拒絶し、自暴自棄にもなる歩。姉とぶつかりながら自分の信じることを探そうとする歩は、最も人間らしく思えます。フィクションという世界からリアリティの世界にメッセージを伝える橋渡しとしてとても印象深い存在でした。これから歩の歩む人生は時に困難が生じると思いますが、きっと「サラバ!」と言いながら立派に進んでいくでしょう。


ぐぐっと来る「サラバ!」下巻でした。



敬具







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タグ:西加奈子
posted by kansas at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) |
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