2017年08月14日

冷たい校舎の時は止まる(下)

拝啓



「冷たい校舎の時は止まる(下)」
遂に謎が解けました。


後半につれ、どんどん仲間が、マネキンに代わっていく。一人一人のエピソードが加わり、厚みが出てくる下巻です。そして、序盤でのあの謎が解き明かされる論理は、hostの心理を説明しているため、腹落ちしました。ただ、結局、自殺したクラスメイトからの紐づけとしたらかなり深月に負荷が大きかったかなと思いますね。


上巻である程度彼女の弱さが、描かれていたとはいえ、あそこまで背負わす意味はあったのかなと思いました。結局、自殺したクラスメイトと8名の関係性は希薄ですし、でも希薄だから結びつけをするとなると、深月とのバックボーンに、となるかんじでしょうか。


その謎の真相よりも鷹野と榊の関係性と菅原と榊のリンクの方が印象深いです。校舎に閉じ込められた背景よりもこっちでの伏線の回収の方が心地よかったです。特に菅原に関しては、そういう訳ですね。


ちなみに、キャラもそれぞれ立っているのも特徴ですね。鷹野と昭彦は、ちょっと被ってる感があるけど、繊細過ぎで誰にも優しい恐らくクラスNO.1美少女の深月(じゃないと高校生にもなって幼馴染と登校する、なんて描写をしないだろう)に、ヤンキー系だけど絶対美少女な梨香に、中性的なモテ女でばっちし描かれてる才女な景子、絶対可愛い系な清水に、ひ弱で心優しい(大学では2枚目風な書きぶり)充に、癖ありだけど一番の仲間思い菅原と、色々。こうみると、男子側の鷹野は、ちょっと弱いですね。


とありながらも、裕二が一番いいとこ取りなのは気のせいだろうか。主要キャラではないけど、序盤では鷹野の良き友人で、中盤以降は景子関連で存在感を発揮し、最後は最高にかっこよいアシスト。でで、校舎が動き出したら、諦めていた景子をものにしちゃって。どうなってんの。


と裕二に話が逸れましたが、人間の中に人間が閉じ込められたその起因には、腹落ちしない部分はあるけど、鷹野が榊に会いにいくとこで終えた分、ハッピーエンドで纏めた感じです。


しかし、ボリューム半端ないな。



敬具



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冷たい校舎の時は止まる(上)

拝啓



「冷たい校舎の時は止まる(上)」
クラス委員の8人が、高校にとじこめられた。


辻村深月デビュー作が、メフィスト賞だったのは、ちょっと意外でしたが、中身がオカルトホラー要素満載の密室、しかも、時が止まり、外には出れず、現実世界から隔離されたもう1つの世界、となると納得。


主人公の位置づけである深月は、ある雪の日、幼馴染の鷹野と何時も通りに仲良く青南学院高校に通学した。ところが、クラスの皆は、登校してこない。やがて、仲が良い景子、充、昭彦、あやめ、梨香、そして停学明けの菅原も登校してくるが、その他生徒に加え、教師も他クラスも登校してこない。痺れを切らした菅原が、学校から出ようとすると登校時には開いた扉が開かない。窓も割れない。電話も繋がらない。そして時計も動かない。8人は謎の空間に閉じ込められる。あやめが、人の中に人が閉じ込められる事例を持ち出し、やがてある仮説に辿り着く。


と、正にオカルト王道を行くストーリー。とはいえ、この物語の背景にあるのは、深月と彼女と仲の良かった角田春子との確執であり、いや、確執ではなく春子による一方的な攻撃と虐めでなんですけどね。


自分がいくら勉強しても成績は上がらないけど、自分より勉強してなく見え部活も継続する深月は、常に上位。だから気にくわないと攻撃を始める春子。進学校ならば当たり前の課題であり、深月が可哀想で仕方がなかったです。自分で自己消化しろと。虐められる側は、そんなはっきり主張できないですよ。虐める側が異常な訳でね。だから、深月のそばに鷹野や昭彦らがいて良かったなと。


上巻では、何故この空間か発生したのか。次第に皆に浮かぶ自殺したクラスメイトの漠然とした記憶に、マネキンに代わっていく仲間、とオカルト感満載です。誰もが、この空間のhostをつかめない中、迫る恐怖と戦う。すごい怖い訳では無いですが、徐々に伝わる仲間の絆の強さの方が響きました。冒頭に、


冷たい校舎の中で、彼らと一緒に過ごしたこと。今また、あなたが新たにページを開き、雪降る通学路を歩き出そうとしていること。それを思う時、前が向けます。これはわたしの名刺代わりの話になりました。初めまして、辻村深月です。


とあるように500ぺージでボリュームが多いが、意気込みは伝わりました。



敬具



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2017年07月17日

劇場

拝啓



「劇場」
一番 会いたい人に会いにいく。


演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った。


力のある作家とは、ぐぐっと熱くさせる物語、表現、描写、文章を書くことができる人だと個人的に思います。その点を鑑みたら、又吉は力のある作家です。


永田は、演劇を通じて世界に向かうと言えば聞こえが良いですが、実は自己世界を変えることができない、自己を客観的に見れない。良く言えば、自己に誇りがあると言えるが、決してそうではない。沙希の底知れぬ優しさに甘え続けた堕落の人間です。


甘え続けるダメな人間で終わっていたら、これは最後まで読めない。しかし、中盤から終盤にかかるにつれ、永田は、人間のずるさや弱さ、卑屈さを沙希にぶつけ始め、更に元劇団員に対しても、自己を正当化して全てをたたきつけながらも、この熱が凄い。永田が元劇団員にたたきつけるメールの会話なんて、人間のマイナスを全てさらけ出した感じになっており、一気に引き込まれるパワーがあります。これだけでも、凄いなと。


そして、沙希の優しすぎる人間性に甘え続ける永田からも、なんて人間は弱くちっちゃいんだろう。でも、人間てこんなもんよね。と思わせます。んで、最後の沙希の優しさが底をつき、弱さを出して、永田も弱さ丸出しで無理に笑いに持っていく。この締めが最後でした。この最後で全てチャラにはなることはないが、少しくらいは男としてしゃきっとしましたね、永田よ。ぐぐっと胸が熱くなりました。


火花よりもぐぐっと完成度上がってます。中盤から終盤までの展開は最高ですね。



敬具



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2017年07月09日

短編少年

拝啓



「短編少年」
少年をテーマにした短編9編を収録したアンソロジー。


伊坂幸太郎。あさのあつこ。佐川光晴。朝井リョウ。柳広司。奥田英朗。山崎ナオコーラ。小川糸。石田衣良。それぞれがそれぞれの視点で少年を切り取ってます。佐川光晴は、初めてであり、柳広司の少年ものは読んだことが無かったので、良かったなと。でも、もう少し明るいイメージを想定していたぶん、ちょっと違った感はあるかな。


大丸2️逆ソクラテス
個々のキャラクターから滲み出てる伊坂幸太郎風は変わらず。彼らは、大人と子供が共存する中で、どちらに傾く訳ではない絶妙なバランスの下、ふらふらと揺れている。また、伊坂幸太郎は、必ずと言って良いほどこれぞというキャラクターを用意しています。今回は、安斎。物語をリードし、最後はさっと悲しみと不思議さを残すやつ。


大丸2️下野原光一くんについて
バッテリーのあさのあつこ。小学校から高校にあがるまで煙突と呼ばれていた円藤が、密かに見つめてきた光一くん。少年がテーマに見えて、女子視点のラブストーリー。青春らしい甘酸っぱく最後はかなしいやつ。


大丸2️四本のラケット
佐川光晴という作家さんを初めて知りました。太二の中学テニス部では、昼休みにコートをぶらしがけする作業があり、それを伝統のグーパーじゃんけんの少ない方がやる。そんな作業でとある不穏な空気が(ま、普通に考えられる)。それを解決する太二に、父親の影響が出てほっこり。少年がテーマなアンソロジーなはずなんだけど、父親にぐっときました。


大丸2️正直なこども
城之内栄。小学二年生。ぽっちゃり。今苦手なマラソン中だ。山咲王次郎。今朝転校してきた小柄な男子。開口一番の挨拶でAKBに入ることが夢という、くねくね女子見たく振る舞う。マラソン一位。出だしからすると友情を育むのかなと思いきや、何か後味がぞっとしました。王次郎の母親もなんかいやな感じだし。本作の中で一番の味。


と前半3篇と一番印象に残ったコーラさんのを書いてみました。みな、少年らしい幼さ、未熟さ、子供らしさ、いじらしさ、ずるがしこさがあります。



敬具







2017年07月04日

儚い羊たちの祝宴

拝啓



「儚い羊たちの祝宴」
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。


由緒あるバベルの会。読書好きが集まるサークルなのであるが、名家が通う学び舎だけあり、所属している学生は著名な家系を持つ者がいたり、文学への愛が相当な者がいたり。表向きは、コアな読書マニアが目立つわけでもなくひっそりと活動している。しかし、この会には、除名制度がある。夢想家ではないものは所属できないのだ。


本作は、短編集でありながら、一つ一つの短編には、このバベルの会が、要素として盛り込まれています。実際にバベルの会で何かが起こる訳ではないのだけど、特に夢想と言う要素が、暗い妖しげな雰囲気の元になっているかなと思います。出てくる人物たちは、何かしらを想っており、「身内に不幸がありまして」などは、ある人物が夢の中で想っている事に対する恐怖から物語が始まります。そのまま行くかと思いきや終盤の切り返しで、ダークが二倍増しでしたね。


後は、「山荘秘聞」「玉野五十鈴の誉れ」が、良かったかなと。前者は、口約束は信用しないという伏線を上手く回収してきっと読者の多くが思いそうなラストを裏切らせた手法が秀逸でした。小声でそうきたかーと言っちゃいました。同じ意味でも後者は上手かったなと思いますが、こちらはラストの衝撃度もすごめ。一度裏切りまた裏切る切り返し。これによって主人公への感情移入が二度増しでした。


表題「儚い羊たちの晩餐」は、儚いという言葉を如実に表した短編です。インパクトは弱めながらも、バベルの会のミステリアスさの素としては、ぴったしな題材でした。


氷菓シリーズしか読んだ事ない人には、先入観なしで読んでもらえたら、著者の作風の幅を知れるかなと。




敬具



posted by kansasyoshi at 22:37| Comment(0) | TrackBack(1) |

ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)

拝啓



「ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)」
ファインマンの哲学。ここにあり。


ファインマンとは、何事にも好奇心を持ち→とりあえずやってみる。自分の考えを試す→結果、自分の考えがどうだったか。感じたことを咀嚼する、そんなサイクルをのびのびやれる人だなと下巻まで読んで思いました。ご冗談でしょうって思っちゃうエピソードをこんだけ残せるって凄いなと単純に思っちゃうし、兎に角こんな人に私が会うことはないだろうなと。


と、上巻と同じ感想を述べてしまった。だって無理です。こんだけ色んなエピソードあるんですもんw。本人は天才だから天才なりの苦労はあったんだろうけど、なんかスッゲェ羨ましい。


と、完全に同じ感想では終われない。カーゴ・カルト・サイエンス。これがありました。好奇心の塊ファインマンさんの真の姿を、ご覧あれ。 多くを述べるよりも読んで感じとっていただきたい。私も理系の端っこにいた者として感じる部分がありました。


今は全然関係ない仕事ですが、ファインマンさんのような学者になりたかったなぁと感じさせる。ん、エッセイの中ではなんか、凄い染みるものでした。



敬具



posted by kansasyoshi at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) |

殺しの双曲線

拝啓



「殺しの双曲線」
東北の山荘を舞台にした殺人劇。


西村京太郎。日本中にトラベルミステリーというジャンルを示すきっかけとなったヒット作「寝台特急殺人事件」から全面的にトラベルミステリーに移行したこともあり、西村京太郎=トラベルミステリーのイメージがかなり強くありました。


そんな中、本作はトラベルミステリーではない初期の作品。しかも、アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」に挑戦したミステリーであり、非常に新鮮でした。あのミステリーに挑戦する形をとりながらも、西村京太郎としてアレンジを加えており、冒頭で明かしているトリック(読者と公平を期すため)をうまく取り込んで最後まで読者を引き付ける。一気に読んでしまいました。


物語は、雪山の山荘での殺人と2人組による銀行強盗が並走します。この無関係と思える事件が、トリックをキーに紐づいている、そのトリックは読者に公開してしまっているのですが、公開されているからつまらない・・・と言ったことにならないんです。「そして誰もいなくなった」をモチーフにしている中でもこのトリックは色褪せることなく、まして落としどころもすごいしっくりきます。犯行にもうまく織り込まれてます。序盤から終盤まで2つの事件の犯人達に振り回されてばかりな警察ですが、最後に一矢報いる形で終わる処も良いですね。ただ犯人の最後はなぜああなったのか。そこだけ謎が残る。


西村京太郎は、トラベルミステリーばかりだと思っている人には読んで見るのをお勧めします。ちなみに、オリジナル著作は、2015年2月25日発行の「東京と金沢の間」で550冊に達し、その後も新刊の刊行は続いており、単行本の累計発行部数は2億部を超えるんですって。凄い。


これからトラベルミステリーもいいけど、本作のような純粋ミステリーに手を伸ばしたい。




敬具



posted by kansasyoshi at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年06月20日

ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)

拝啓



「ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)」
これが、ファインマンさん。


R.P.ファインマンは、1965年にJ.S.シュウィンガー、朝永振一郎とともにノーベル物理学賞を授賞した天才的な物理学者であります。本書は、そんな天才物理学者の自伝という立ち位置ではなく、ファインマンの日常を綴った日記に近いものであり、奇想天外なエピソードがつまりにつまったものになっています。詰まり過ぎてはみだしてます。これを読んだら、きっとファインマンさんに会いたくなること間違いなしな仕上がりです。


「ファインマンと聞いたとたんに思い出してもらいたいのは、ノーベル賞をもらったことでもなければ、理論物理学者であったことでもなく、ボンゴドラムでもマンハッタン計画でもない。僕が好奇心でいっぱいの人間であったということ、それだけだ」


なんて凄い心に響きました。なぜだろう、違うだろう、僕はこう思う、そんな純粋な気持ちを表現してきたファインマン少年から、少年心そのままに学者になっていくファインマン青年。好奇心をひかれたらそれに夢中になり納得のいくまで追求するのです。


上巻では、彼の少年時代、物理学者としての修行時代、また駆け出しの物理学者として携わったマンハッタン計画から終戦を迎えるころまでのエピソードが収録されています。どれもこれもインパクト大なエピソード。個人的な、お気に入りやりとりはアイゼンハートとファインマンのもの。アイゼンはハートはA、ファインマンはRで表記します。


A)私はファインマンがこれを理論物理に関連させてどう考えるか、聞きたいもんだね(からかいながら)

R)はぁ、非常に密な関係があります。理論物理では・・・(と詩と理論物理を対比してみせる)

R)今、僕は、詩と物理の類似を示しましたが、詩についてどんなことを言われたとしても、物理だけでなくどんな分野とでも、同じようにこじつけて類推する方法をいくらでも見つけれますよ(どや)


ここまで信頼関係を築き、冗談を言える。こんな関係がすごく羨ましい。そんな関係の中、


A)催眠術の講演があるが、どうせならば催眠術の実験をした方が面白い!だれか実験台はいないか?

R)僕!僕!僕!僕がやります!

A)君が申し出るのはわかっていた。君以外に誰かいないかと聞いたんだ。


なんて最高ではないだろうか。



敬具



posted by kansasyoshi at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年06月12日

サラバ!(上)

拝啓



「サラバ!(上)」
1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。


紳士的な父、チャーミングな母、変わり者の姉。歩は、イラン革命を体感後、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。


遂に手に取ったサラバ。図書館で予約して、半年は待ちました。そんなサラバだが、どうやら家族の物語がメインのようだ。目につくのは、ぶっ飛んだ個性を持つ登場人物である。父は、特段変わり種では無いのだが、母と姉が、ばちばちぶつかり合う。


特に姉の存在感は特大に思える。母似にならず父似になり、体もでかくご神木と呼ばれる姉・貴子。土食ったり、色々仕出かしたりするが、母にプレゼントをしようとしてそれが上手くいかなかったりと思う存分、動き回っている。歩が主人公なはずだが、序盤からインパクドばりばりなのは母と姉の女性陣なのである。父と歩は、肩身が狭い。と思っていたら、どうもこうも父に同情を禁じ得ないのだ。まだ、秘密が暴かれていないとはいえ、なんだ母親は!?となっている。と思っていたら、歩は歩で思春期をよくある感じで過ごして行く。よくある感じと感じれるほど、この年代の男子を上手く表現しているように思います。ここまで思春期真っ最中は、体験してないから知りませんが、西加奈子の思春期男子はこんなんだろうな。


家族が日本を離れ、崩壊する。その中で、姉と母と歩はばらばらに動いて行く。それぞれの論理で。分裂する中で歩は「サラバ!」を忘れて行く。


なんか家族がどういう風にばらばらになっていくのか。その中で、ひとりひとりの人生はあるというのがまざまざに見せつけられて、ちょっと悲しい。その点で読む前のイメージは裏切られましたね。



敬具



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2017年06月04日

箱庭図書館

拝啓



「箱庭図書館」
読者のボツ作品をリメイク。


読者のボツネタを乙一がリメイクする。ヤクルトで野村監督が、やっていたことを、小説で乙一がするというスタンス。どうりで乙一作品は、怖い/どろどろ/忘れらせないぞっとさ、があるって言われていたけど、かなりマイルドな訳ですね。これくらいの緩さから入るのが、丁度良い。


□小説のつくり方
小説家になった男の理由で、オチをつける。
□コンビニ日和
コンビニからしたらたまったもんじゃない一日を描いたコメディ強め。店長も小悪党だから、コンビニからしたらたまったもんじゃない。
□青春絶縁体
名前は、気に入った。文芸部に入った僕(高校生)と文芸部先輩の物語。小学生の頃に書いた小説を起因とした青春風味あるほわっとした終わり方。
□ワンダーランド
ある事件を見た少年の物語。ワンダーに相応しいちょっと変わった雰囲気。
□王国の旗
登場した段階でいきなり恋人がいる主人公。乙一作品にはあんまり無い模様。
□ホワイトステップ
積雪メッセージをリメイク。自分の作風に似ている設定であり、リメイクへの欲求は最初は湧かなかった模様。


どれも強い印象は残らなかった。 かなり薄め。これで乙一に免疫がついたとは言えないなw



敬具




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