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2017年10月15日

今さら映画鑑賞記「セカンド・ラブ」


1983年の日本映画 大原麗子主演の「セカンド・ラブ」を見た。



DVDジャケットがずいぶんとなやましい感じではずかしいので、画像を小さく載せてみた
しかし実際は、まあ恋愛ものなので、そういうシーンもあるにはあるけど、決してその手の作品ではない。(と、自分でも何言い訳してるんだか)

一口で言えば、フランス映画の小品にありがちな感じの作品だと思った。
ときにはフィクションらしく、リアリティのない突拍子もない出来事が起こったりもするが、基本的には、そのへんのだれかの日常を切り取ったような話が、ただ淡々と進んでいく感じ。つまるかつまらないか、で言ったら、たぶんつまらない映画なんだと思う。ただ、言わんとしていることはなんとなく伝わってくる。あくまでも私感だが、この映画は、ある夫婦のひとつの「かたち」を、趣味良く、文芸的に描こうとしているように見えた。男勝りのキャリアウーマン妻を演じる主演の大原麗子は、見た目も演技も、それに充分足りえる存在感があるし、大原の年下の夫役である、若かりし頃の小林薫も、いちいち根拠もないことで年上妻にやきもきする、いかにも頼りなさげな優男夫の感じがうまく出ていて悪くない。だけど、いかんせん、いろんなエピソードがあちこちとっちらかってる印象は否めないし、なんといっても、小林薫の浮気相手として登場する、中村れい子のB級臭が凄まじく、水着だか下着だかわかんないような衣装で、調子っぱずれのロックをがなり立てるシーンなど、随所で笑ってしまい、ちっとも物語の世界に感情移入できなかった。まあでも、この作品が、猥雑な情緒むんむんの80年代の東映映画だったことを思い出し、「やはり東映ものはこうでなくちゃ」と、溜飲を下げることで、この作品を自分の中で消化することにした。
それにしても、この映画が、大原麗子の映画での代表作だというから驚きだ。そういえば、あれだけもてはやされた女優さんだったのに、大作めいた作品に出ていた記憶があまりない。ウイスキーのCMしか浮かんでこないな。
いずれにしても、在りし日の麗子さまの見目うるわしいお姿をひさびさに拝見できただけでも収穫だった。白いとっくりセーターがとてもよく似合っていた。ねじりはちまきファッションにはちょっと笑ったけど。

 
タグ:80年代 映画
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