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台風に備えましょう。

強い台風2号は、北北東へ毎時30kmで進んでいます。
中心の気圧は945hPa、中心付近の最大風速は40m/s、
最大瞬間風速は60m/sです。

台風は今後、強い勢力を保ったまま東に進み、
◇沖縄本島: 28日夜遅く
◇奄美地方: 29日
に風速25m/s以上の暴風域に入る恐れがあります。

台風の接近と日本レットの南に停滞する前線の活発化の影響で、
30日にかけて広い範囲で大雨となる見通しです。

29日正午までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで、
◇ 300ミリ: 九州南部、四国
◇ 250ミリ: 奄美
◇ 200ミリ: 沖縄、近畿、東海
◇ 150ミリ: 九州北部
◇ 120ミリ: 中国、関東甲信
の予報です。

太陽気象庁発表。 ※hPa=ヘクト・パスカル

台風2号の図


雨台風がくる前に
台風が接近してから屋外に出るのは危険です。
気象情報を利用して台風がくる前に対策をとってください。

【家の外の備え】
◇ 窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要ならば外から板を打ち付けて補強する。
◇ 庭木に支柱をたてたり、塀を補強したりする。
◇ 側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく。
◇ テレビアンテナはステー線や支柱を確認し、補強しておく。
◇ 風でとばされそうな物、たとえばゴミ箱や小石などは飛ばされないように固定しておく。

【家の中の備え】
◇ 雨戸をおろしたり、割れたときのガラスの飛散を防ぐためにガラス窓にテープを貼ったりする。
  外からの飛来物の飛び込みに備えてカーテンやブラインドをおろしておく。
◇ 次のような非常用品をまとめて、持ち出し袋などに入れておく。
  ⇒懐中電灯・ローソク・マッチ・携帯ラジオ・予備の乾電池・救急薬品・衣料・貴重品・
    非常用食料・携帯ボンベ式コンロなど。
◇ 断水に備えて飲料水を確保する。浴槽に水を張るなどしてトイレなどの生活用水を確保する。
  塩害による長期停電のため、冷蔵庫のものが腐るおそれもある。水や食料品の備えは十分に。
◇ 学校や公民館など、避難場所として指定されている場所への避難経路を確認する。

雨台風が接近しているとき

【台風情報に注意する】
◇ 台風が近づくと、気象台発表の台風情報がテレビ・ラジオで伝えられる。
  情報を受けたら、再び家の周りの安全を確かめる。

【注意報・警報にも気をつける】
◇ 被害の出る恐れがあるときは、注意報、警報や記録的短時間大雨情報などが発表されるので、
  テレビやラジオに気をつける。

【危険な場所に近づかない】
◇ 雨で増水した小川や側溝は境界が見えにくい。
  また、冠水した道路上では浮き上がったマンホールも見えにくい。
  大雨のときは、小川やマンホールに転落する事故が多い。
  また、山崩れ・がけ崩れも起こりやすくなる。
  このような危険な場所には近づかない。

【台風の強い風は二段構えでやってくる】
◇ 今まで吹いていた強い風が急に弱まっても、およそ1〜2時間後には再び吹き返しの強風が
  やってくることがある。風が弱まったからといって、屋根の上にあがったり、家の周りを
  歩いたりすることは危険である。
◇ 強風による飛来物(たとえばかわらや看板)を頭に受けて死亡する事故が多い。
  やむをえず戸外にでるときはヘルメットや安全帽をかぶる。
◇ フェーン現象による火災が多発しやすい。
  暴風雨の中では、たき火やローソクなど火の取り扱いに十分注意する。

雨危険が迫ったら

【避難】
◇ 防災機関などから避難の勧告や指示があったら、すぐ従えるように準備し、すばやく避難する。
  「むだ足覚悟で早めの避難」を心掛けたい。
◇ 避難の前に、必ず火の始末をする。
◇ 避難の際は持ち物は最小限にして背中に背負うなどして、両手は自由に使えるようにしておく。
◇ 頭はヘルメットや安全帽で保護する。素足は禁物で、靴は丈夫で底の厚いものがよい。
  長靴は水が入ると歩きにくい。

【避難先では】
◇ 勝手な判断や行動をせず、指導者の指示に従う。
◇ 引き続き、台風情報や注意報・警報に注意する。


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※この記事はYahoo!の災害情報ページ「台風に備える」の内容をそのまま掲載しています。

食べて応援だ♪

食べて応援だ♪

被災地及びその周辺地域で生産・製造されている農林水産物、加工食品を
販売するフェアや優先的に利用しようという取組が続々と広がっています。

社員食堂でもこの運動が広がりつつありますが、被災地食材をどこから調達したら
良いかが分からないという企業等の方々は下のリンクをご参照ください。
被災地産食品の消費を応援する際の具体的な産品ごとの問い合わせ窓口が開設されています。

野菜カレンダー便利ですウサギりんご

▼農林水産省
パソコン「食べて応援しよう!」(2011年4月28日)
パソコン東日本大震災について〜「食べて応援しよう!」の賛同企業等が被災地産食品の消費を応援する際の産品ごとの問い合わせ窓口の設置について〜(2011年4月28日)
メモ「食べて応援しよう!」対象食材の申込相談票(PDF)
メモ野菜カレンダー(岩手県・宮城県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・千葉県)(PDF)


復興アクション −被災地のために、日本のために−

THANK YOU VERY MUCH FOR OPERATION TOMODACHI !!

THANK YOU VERY MUCH FOR OPERATION TOMODACHI !!

THANK YOU VERY MUCH FOR OPERATION TOMODACHI !!キラキラ
by Masayo Takematsuペンギン



















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このイラスト、アップするのがとても遅くなりました…(ΘωΘ;)

学校での放射線量基準Q&A …について考える。

学校での放射線量基準Q&A …について考える。

学校での放射線量基準Q&Aというタイトルで準備していたのですが、
世の中の動きが変わってきたので、構成を変えようと思います。

まずは政府から5月2日出た「学校での放射線量基準Q&A」をそのまま掲載します。

学校での放射線量基準について (首相官邸)

Q1:学校で計測される放射線量の値によって、子どもたちの行動はどのように制限されるのですか?
A1:校庭・園庭での測定値が、1時間当たり3.8マイクロシーベルト以上の場合、
   校庭等での活動を1日当たり1時間程度にするなど、児童生徒等の屋外活動を
   なるべく制限することが適当です。

Q2:それは、大人(一般人)の基準と同じなのですか?
A2:あくまでも目安であって、実際はもっと低い線量となるよう図っていくこととしています。
   @ まず、原子力安全委員会が暫定的な目安(参考レベル)とした、原子力発電所等
     の事故後の復旧時に一般人に許容される放射線量の上限は、1年間に20 ミリシーベルトです。
   A A1で定めた「屋外で1時間当たり3.8マイクロシーベルト」の放射線量ですと、
     《1年間ずっとその値の中で、毎日8時間を外で過ごし続ける》と仮定した場合に、
     年間の被ばく総量が@の水準に達します。
   B ところが、今回の措置では、1回の測定で「毎時3.8マイクロシーベルト」という値が出た時点で、
     学校における「外の活動は1時間」という制限が取られます。
     子どもたちは多くの時間を学校校舎内で過ごすことから、
     以後1年間「校庭・園庭で毎時3.8マイクロシーベルト」の状況が続いたとしても、
     子どもたちは、@が定める大人なみの放射線量を浴びることには全くなりません。※注1

Q3:そもそも、その大人(一般人)の上限値は、国際基準に合っているのですか?
A3:*合っています。ICRP(国際放射線防護委員会)が定める「非常事態収束後の参考レベル」では、
   一般人に許容される放射線量を、年間20〜1ミリシーベルトの間で状況に応じて選定することを
   勧告しています。まだ“収束後”とは言い切れない段階にある今回の場合、暫定的な目安として、
   まずはA2@のとおりその上限の20 ミリシーベルトから出発し、段々に下げてゆく(=より安全性の
   厳格な方向にしてゆく)という方針で臨んでいます。※注2
   *ただし、繰り返しますが、“上限から出発”と言うのは《目安の設定》の話であり、子どもたちに
   《現実に実施》される規制は、A2Bの通り、既にそれより格段に安全を重視したものになっています。

Q4:放射線量は、地上からどれくらいの高さで測っていますか? 子どもの身長の低さは、考慮されていますか?
A4:はい、考慮しています。通常の測定は1メートルの高さで行いますが、今回、
   保育所・幼稚園・小学校では地上50センチで測定した数値で判断をしています。
   また、大気ではなく校庭の表土の汚染が主要な放射線源である場合には、これは、
   より安全を重視した判断材料となります。

Q5:子どもたちの日々の学校生活の工夫で、受ける放射線量をさらに少なくできる簡単な方法はありますか?
A5:以上説明したとおり、今回の規制措置で十分ですが、次のような対応を取ればさらに安心です。
   ・校庭・園庭等の屋外での活動後等には、手や顔を洗い、うがいをする。
   ・土や砂を口に入れないように注意する(特に乳幼児は、保育所や幼稚園において砂場の利用を
    控えるなど注意が必要。)。
   ・土や砂が口に入った場合には、よくうがいをする。
   ・登校・登園時、帰宅時に靴の泥をできるだけ落とす。
   ・土ぼこりや砂ぼこりが多いときには窓を閉める。

Q6:一方で、屋外活動の過度な規制は、子どもたちにストレスを生じ、クラブ活動への影響など、教育的にも好ましいとは言えません。この点と、安全性との兼ね合いを、どう考えて基準を決めているのですか?
A6:後で振り返った時に「あそこまでやることはなかった」と言われることになっても、安全を最優先に考える、
   というのが今回の政府の基本方針です。大変なご不便をおかけしますが、どうかご理解ください。
   更に、今後の事態の推移に応じて、措置の追加・変更を行なうこともあり得ます。

Q7:計画的避難区域、緊急時避難準備区域の中の学校は、もっと厳しい基準なのですか?
A7:はい、そうです。安全最優先の方針から、残念ですが、校舎・校庭とも使用しないこととされています。

Q8:この規制は、いつまで続くのですか。
A8:*規制が適用された学校でも、今後の国による概ね1週間毎の調査で、2回連続して
   「1時間当たり3.8マイクロシーベルト」を下回った場合には、校舎・校庭を平常通り使用できる
   こととします。
   *また、今回の措置は、当面、夏休みが終わる時期(おおむね8月下旬)までを対象とした
   暫定的な考え方で、モニタリングの結果を踏まえて適切に見直します。

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 ※注1 一般に屋内は、屋外よりも放射線量が低くなります。屋外がA1の値の場合、
     屋内(木造)は「1.52マイクロシーベルト」程度と仮定できます。鉄筋コンクリートの屋内では、
     木造よりもさらに放射線量が低くなります。また、外にいる時間を減らすということは、
     それだけ線量の回避ができるということです。

 ※注2 ICRPは、このような考え方を“最適化”と呼びます。この前段階(まだ緊急時が継続中)の
     放射線量の制限値としては、ICRPは、一般人の場合で年間20〜100ミリシーベルトの間に
     目安(参考レベル)を置いています。

以上が政府の発表です。

先月末、小佐古敏荘こさことしそう・東大教授が「基準値を子供に適用することは許し難い」などとこの基準を
批判なさったたこともあり、福島県の子どもを持つ方々が、政府のこの基準に対し意義を申し立
てました。子どもを持つ親の気持ちとしては当然の流れです。

そこで、福島県6市村自治体が217か所で独自に「校庭汚染土除去」を行なうことにしました。
対象となっている6市村と費用は
 ・郡山市(95か所、※当初は67か所):5千万〜1億円※当初の67か所分
 ・二本松市(58か所):2億5千万円
 ・本宮市(30か所):8千万円
 ・福島市(28か所):2億円
 ・大玉村(5か所):1千500万円
 ・伊達市(3か所):340万円
です。
費用の合計は少なくとも6億円以上になります。

除去方法としては、「埋設方式」が取られるようです。
まず表土を深さ3〜5センチ削り、校庭内に掘った穴に入れ、上から厚さ1メートルの
汚染されていない土で覆います。この方式を取ると、埋設した汚染土壌からの放射線
輻射は ほぼ問題ないレベルにまで抑えられるとのことです。
何故「埋設方式」かといえば、除去後の残土を受け入れる処分場がないためです。

(参考:読売新聞2011年5月21日土曜日 夕刊)


そのような中で、チェルノブイリ事故直後から現地を取材し続ける
フォトジャーナリストの広河隆一氏はこのように言っています。以下引用です。
チェルノブイリ事故(1986年4月26日)のときは、原発から120km離れたウクライナの首都・キエフの子供たちすべてが、5月半ばから9月までの間、旧ソ連の各地の保養所に収容された。日本でも政府は国内の国民宿舎などすべてを借り切って、被曝が疑われる地域に住む妊婦と子供たちの収容に踏み切るべきである。

それなのに、日本では政府が逆のことをやっている。福島市と郡山市の学校の土壌が放射能に汚染されていることを受け、政府は子供の被曝量の基準値を、毎時3.8マイクロシーベルト、年間20ミリシーベルトとした。これには国内からだけでなく、世界から猛烈な批判が出ている。

「20ミリシーベルト」という数字は、「国際放射線防護委員会(ICRP)」が、「非常事態が収束した後の一般公衆における参考レベル」とされる<年間1〜20ミリシーベルト>のもっとも高い数値であり、大人を対象にしていることはいうまでもない。

それが特に子供たちにとっていかに高い被曝量であるかは、私の知る限り、チェルノブイリに汚染された土地のどの地域を居住禁止地区にするかについて、1991年にウクライナ議会が行った決定が参考になる。そこでは1平方キロメートルあたり15キュリー(放射能の旧単位)の汚染地域を立ち入り禁止地区とする、つまり居住禁止地区に規定したのだ。現在の単位に換算して、ここに住むと、年間5ミリシーベルト被曝してしまうという理由である。
(参考:女性セブン2011年5月26日号)


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以下は私、タケマツの見解です。

まずは、“学校での放射線基準量について”ですが、Q6は一体誰が考えたのだろう…と。
教育的に好ましい好ましくないの問題ではないと思うのは私だけでしょうか。。。
そしてこの回答なのですが、
『後で振り返った時に「あそこまでやることはなかった」と言われることになっても、
 安全を最優先に考える、というのが今回の政府の基本方針です。』
という方針があるならば、徹底的に安全を優先に考えてみてはどうなのか、と思います。

6億円を上回る費用をかけて、土壌除去を行う前に、広河氏の言うように、
『被曝が疑われる地域に住む妊婦と子供たちの収容に踏み切る』のが先ではないでしょうか。

今後、どれだけ土壌汚染が進むかは現時点ではっきりしたことは言えませんが、
大気中に放出された放射性物質が土壌等へ積算されていくことは分かりきった事なのですから
安全を期するなら、被曝が疑われる地域から被曝の心配のない地域へ妊婦と子供たちを避難
させる措置を取ったほうのが良いと私は考えます。

見知らぬ土地へ避難することは、心配や不安に苛まれるとは思います。
しかし、被曝の不安から比べれば……と思うのですが、実際問題どうなのでしょう。
白黒つけられる問題ではないですけれど、子供たちを守るための措置は早急に必要かと思います。

問題が山積し首の回らない政府の措置を待つよりも、
今回のように各自治体が声を大にして提言してゆく必要もあるのではないでしょうか。


皆さんはどう思われますか。

疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その3

その2では「地震・津波後に問題となる感染症」についてまとめました。
引き続き、被災地の方・避難所生活の方々を守るために、
私たち国民ひとりひとりが疫病についてどのようなものか考えてゆきましょう。
HOPE FOR JAPAN

その3では「災害避難所における感染制御」についてまとめます。

避難所は長期的(学生寮、テント村)あるいは一時的(体育館や学校)なものがあり、
衛生的な設備の程度は多様になります。
また、避難所では生活空間と衛生設備を共有し、混雑した状況に置かれます。


中長期的避難所のための一般的感染予防策

避難所のすべてのスタッフと避難者が適切な感染対策を行なうことで、
感染症伝播を減らすことができます。
◇スタッフと避難者は頻繁に石鹸と水で手を洗う
◇子供も頻繁に石鹸と水で手を洗う洗うように、手助けをする
◇擦式アルコール消毒は、石鹸と水の手洗いに加えて行なうと効果的。
  また、石鹸と水が入手できない時は、合理的な一時代用品になる
◇擦式消毒用アルコール製剤は、避難所のいたる所に設置する。
  特に給食の列の始まる場所と、トイレの外に設置する
◇以下の個人衛生を実施する
 ・咳をする時には、手かティッシュで口を覆い、ティッシュはゴミ箱に捨てる。
  手は石鹸と水で洗うか、擦式消毒用アルコール製剤で消毒する
 ・食事の準備をする時は個人衛生をおこなう
 ・食器やコップを共有しない
 ・個人の洗面道具は誰とも教諭しない。櫛、剃刀、歯ブラシやタオル等
◇少なくとも1週間に2回、入浴をする
◇衣類と寝具を洗うのに適切な選択設備を設置する


≪手指衛生≫
 緊急時の後は、水道から出る流水を使うことは難しくはありますが、
 病気を予防するには手洗いが重要です。
 石鹸と流水で手を洗うことが最もよい方法ですが、水が入手できない場合には、
 手を清潔にするのに、擦式消毒用アルコール製剤を使うことができます。
 以下は、「石鹸と水」「擦式消毒用アルコール製剤」で手を洗うための秘訣です。
 ●いつ 手洗い/アルコール消毒 するべきか●
  [1]食事前
  [2]未調理の食材に触れたあと。特に、生肉・鶏肉・魚
※食品を取り扱う方は、取り扱い前に石鹸と水で手を洗う。
  また、トイレや休憩から戻った時にも手を洗う。
  食品取扱者は、擦式消毒用アルコール製剤を石鹸と水による
  手洗いの代用とはしないこと。
  [3]トイレに行った後
  [4]オムツを代えた後や、トイレ後の子供のおしりを拭いた後
  [5]病人の世話の前後
  [6]創傷の手当ての前後
  [7]鼻をかんだ後、咳やくしゃみをした後
  [8]動物や動物ごみ(糞や抜け毛など)を取り扱った後
  [9]ごみを取り扱った後

≪生活区域の清掃≫
 避難者とスタッフへの感染症伝播を減らすために、
 環境の表面と物品を清潔に維持しましょう。
 ◇環境表面を、定期的に、そして目に見える汚れがある時に、
   家庭用洗浄剤を用いて清掃する
  ・炊事場とトイレは毎日、及び必要な時に清掃する
  ・生活区域は少なくとも週1回、あるいは必要がある時により頻回に清掃する
  ・ベッド柵、マットレス、枕は使用者が変わる時に清掃・洗濯を行なう
  ・他の家具は毎週、及び必要な時に清掃する
  ・こぼれたものは速やかに清掃する
 ◇感染全波の危険性の高い環境表面を、家庭用消毒薬(もしくは消毒剤)で、
   あるいは清潔な水約1リットルに家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を
   小さじ1杯=約5ミリリットル入れ(塩素濃度:約250ppm=0.025%)かき混ぜたもの
   で消毒する。※溶液は毎日新しく作る。
   これに該当する場所は
   ・食事を用意する場所(調理台など)の表面
   ・オムツを替える場所の表面
   ・嘔吐物や血液、便などの体液・排泄物で汚染された場所の表面
   (※汚染物が多少残っている場合には、2,000ppm程度で清拭消毒する必要あり)

≪洗濯≫
 便でひどく汚れた衣類は、手袋をつけ新潮に取り扱い、ビニル袋に入れ廃棄する。
 もし、便がトイレットペーパーで簡単に取れるのであれば、衣類は以下のように洗濯する。
 ・衣類・布類は洗濯機で通常の水・洗剤を用いて洗濯する
 ・漂白剤は濯ぎの時に、通常の濃度で使う
 ・もし可能であれば、衣類・布類は乾燥機で乾かす
 ・洗濯機や乾燥機が正常稼動しているのであれば、洗濯層や乾燥機のドラムを
  消毒する必要はない
 寄付された衣類が洗濯済みのものかどうか、配布前に確認する。

≪ごみ≫
 ◇ごみは地域の規定に従って捨てる。
   規制のある医療廃棄物(注射筒や注射針)も含む
 ◇医療行為で使用した注射筒や注射針の適切な廃棄方法を用意する。
   鋭利なものを使用する場合には、鋭利廃棄物のために作られた容器を設置する。
   鋭利廃棄物容器が入手できない場合には、洗濯洗剤の大きなプラスチック製の
   蓋つきの容器を使うと良い
 ◇ごみ箱内側には、ビニル袋を被せて使用する
   (廃棄の時に、ごみがこぼれないよう、しっかり袋の口を閉じることができる)
 ◇ごみ袋はあふれさせない
 ◇ごみは生活区域から離れた場所に置く。廃棄場所を決めそこに集積する
 ◇ごみは頻繁に、もし可能であれば、毎日収集する
 ◇ごみ収集の際には、医療廃棄物は一般ごみと分ける。
   地域の医療廃棄物収集規定にしたがう


一時避難所のための重要ポイント

体育館や学校など一時的な避難所では、衛生や食事準備のための設備に
限界があります。入浴や洗濯のための設備も制限されてしまいます。
一般的に、これらの施設は、短期間の避難所として用いられています。
食事や洗濯は、その施設の乏しい設備の中で準備したり、個人的に行なったり
というよりは、外部組織が供給するのが良いとされます。
トイレ数に対する使用人数の潜在的な多さのために、一時避難所は、
特に衛生設備の頻繁かつ管理された清掃、及びメンテナンスを必要とします。
避難所として整備された施設では職員がトイレに配置され、大勢が一度に衛生設備
を使うのを管理しており、少なくとも1時間に1回は環境表面の吹き掃除をします。
また、手洗い石鹸やペーパータオル、トイレットペーパーなどの基本的物品が補充されます。
一時避難所では、設備の規模や特性などにより、環境表面の清掃に限界があります。
そのため、手指衛生の重要性が増します。例えば、手洗いシンクの使用が出来ないなど。
そこで、擦式消毒用アルコール製剤を生活区域の中や給食の列に始まる場所などに配置し、
避難所にそれらの使い方や有効性を教えるなどの配慮が必要となります。
生活区域のうち、避難者が寝起きする場所については、混み過ぎないようにします。
隣の布団と少なくとも1メートル離れるようにするのが理想です。



避難所における感染症患者の管理・ケア

開放創(切創・擦過創・刺創など)のある人、感染症状のある人、また認識されていない
あるいは潜伏期間中の感染症は、混雑や衛生設備の限界とあいまって、
避難者間及び避難者―スタッフ間における感染症伝播のリスクを増大させます。
特に、呼吸器感染症、下痢、皮膚感染症、寄生虫(シラミやダニ)は、
このような状況下で伝播しやすい状態にあります。
避難所でのすべての避難者は、下記のような症状の有無に気をつけましょう。
・熱
・咳
・肌の発疹、ただれ
・開放創  ⇒開放創:損傷で皮膚に開口、亀裂が生じている損傷のこと。
・嘔吐
・下痢
以上のいずれかの症状のある人、これらの症状が出現した人は、避難所のスタッフに報告
をしてください。
避難者の中で複数の病気が発生しているならば、複数の隔離区域が必要となります。
例えば、下痢の人のための区域、熱と咳のある人のための区域、等です。
これらの隔離区域には、収容した避難者を見守り、その区域を清潔にし、
適切な供給を行なうための、特別なスタッフが必要です。

スタッフメンバーに上記の症状が現れた場合には、避難所で働くべきではなく、
また勤務に戻る前には、診察を受けて、症状を改善させる必要があります。
病気を持つ避難者の中で働くスタッフは、体液・分泌物に触れる可能性のある場合に、
標準予防策を行ないます。また、特に手指衛生を励行します。

避難所は、潜在的な感染症患者を避難所から適切な医療施設へ移送するための、
明確な計画を持つ必要がます。これには、呼吸器症状のある人が診察や移送を待つ間、
紙マスクをするというようなことも含みます。
待機場所は避難所の生活区域から離れた場所で、かつスタッフの目がよく届く場所を
選びます。受け入れ施設を確認し、通知するシステムも必ず決めておきましょう。



疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その4 』へ続く。

疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その2 vol.1

その1では疫病について基本的なことをまとめました。
引き続き、被災地の方・避難所生活の方々を守るために、
私たち国民ひとりひとりが疫病についてどのようなものか考えてゆきましょう。

※この記事では、難しい箇所を平易な表現に換えたり、
 医学的で分かり辛い部分を省略している箇所があります。
 個人で収集したデータをまとめたため、内容に間違いのある可能性があります。
 間違いを見つけられた場合にはメッセージよりご連絡ください。早急に訂正致します。
PRAY FOR JAPAN
その2では「地震・津波後に問題となる感染症」について見てゆきます。

病院災害時に危険が増加する感染症
(頻度が 低い:* 極めて低い:** と考えられる疾患)
外傷  創部感染
 破傷風
 ガス壊疽
汚染水の吸入  誤嚥性肺炎レジオネラ肺炎を含む)
ノミ、ダニ、動物媒介  レプトスピラ症 *
 ハンタウイルス症 **
 発疹チフス **
 ツツガムシ病 *



病院避難生活時に問題となる感染症
(頻度が 低い:* 極めて低い:** と考えられる疾患)
飛沫感染  インフルエンザ
 肺炎球菌性肺炎
 マイコプラズマ肺炎
 百日咳
経口感染  感染性下痢症(細菌性ウイルス性
 ウイルス性肝炎
 腸チフス・パラチフス *
接触感染  黄色ブドウ球菌感染症
 A郡連鎖球菌感染症
 流行性角結膜炎
 疥癬
空気感染  結核麻疹水痘



病院災害時にみられる感染症の症候別鑑別診断
(頻度が 低い:* 極めて低い:** と考えられる疾患)
⇒症候:病気のときに現れる、種々の肉体的・精神的な異常。

【咳】
◇インフルエンザ、その他ウイルス
◇結核 (※高齢者にみられる長引く咳の場合)
◇マイコプラズマ (肺炎or気管支炎)
◇百日咳 (※ワクチン接種者においても感染のリスクあり)

【下痢】
◇感染性下痢症 (細菌・ウイルス・食中毒を含む)
◇大腸菌 (水溶性〜潜血便まで多彩、※腸管出血性大腸菌に注意)
◇赤痢 (粘血便、しぶり腹) *
  ⇒しぶり腹:残便感があり、繰り返し腹痛を伴い便意をもよおすもの。
◇サルモネラ (※小児・高齢者における重症化に注意)
◇カンピロバクター (食中毒菌、※新鮮な鶏肉でも感染リスクあり)
◇黄色ブドウ球菌 (毒素性食中毒、水様便、発熱なし)
◇ノロウイルス (水様便、嘔吐、※感染性が高く汚物からも感染)
◇ロタウイルス (乳児にみられる白色便性下痢症)

【皮膚症状】
◇黄色ブドウ球菌 (“とびひ”の原因としての市中感染型MRSA)
◇A郡連鎖球菌 (小児の咽頭炎、まれに劇症型感染症)
◇発疹チフス (シラミの媒介、高熱持続、※未治療での死亡率高い) **
◇ツツガムシ病 (発熱、刺し口、発疹) *
  ⇒刺し口:皮膚にかさぶたを伴った特徴的なもの。
◇腸チフス (比較的除脈、バラ疹、脾腫) *
  ⇒バラ疹:腹部や胸部にピンク色の斑点が現れる症状。
  ⇒脾腫:脾臓が腫大した状態。
◇麻疹 (口腔粘膜コプリック斑、高熱)
  ⇒コプリック斑:粟粒大の白斑。大小不規則な形をしていて、集合して存在する。
◇帯状疱疹 (神経走行に沿った皮疹、※疱疹内液を介した感染)
◇疥癬 (強いかゆみ、皮下トンネル形成が特徴)
  ⇒皮下トンネル形成:S字状のミミズ腫れのようなトンネルが皮下にできる数ミリの線状の皮疹。


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一つの記事に入りきらないため、このまま『疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その2 vol.2 』へ続きます。
同ページ内の場合はそのまま下へスクロールさせてください。

疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その2 vol.2

この記事は『疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その2 vol.1 』の続きです。


以下は感染症に関する詳細を記しています。
この内容を読むことで、勝手に治療等の行為をしないでください。
症状に覚えのある方は、必ず医療機関で診察を受け、医師の治療を受けてください。
避難所の方は医療従事者の方にご相談ください。


外傷後の創部感染

[原因病原体]
 黄色ブドウ球菌、連鎖球菌、腸内細菌など

[注意点]
 泥水などによる汚染がある場合には腸内細菌、ビブリオ、エロモナスなどによる
 感染リスクが高まる。


破傷風

[原因病原体]
 破傷風菌

[臨床的特徴]
 潜伏期間:3〜28日。
 神経毒素による強直性痙攣が特徴。
 開口障害、嚥下困難、痙笑などから始まり、呼吸困難や後弓反張に進展。

[注意点]
 明らかな外傷がなくても発症することがある。
 40歳以上はワクチン未接種であり、感受性が高いことに注意。


ガス壊疽

[原因病原体]
 ガス壊疽菌

[臨床的特徴]
 潜伏期間:8〜20日、平均4日前後。
 組織内の嫌疑状態で増殖し毒素を産生することにより発症。
 皮下組織におけるガス産生、激痛、水疱形成が特徴で、筋肉壊死が急激に進行
 する。高率にショックを合併。

[注意点]
 ガス壊疽菌は酸素に弱いことから、過酸化水素水による消毒、高圧酸素療法
 などが有効。


汚染水の誤嚥による肺炎

[原因病原体]
 口腔内細菌、嫌気性菌に加え腸内細菌、緑膿菌、ビブリオ属など
  ⇒嫌気性菌:増殖に酸素を必要としない生物で多くは細菌。
  ⇒ビブリオ属:自然界では海水などの水中に多く存在する環境中の常在細菌であり、
          コレラ菌や腸炎ビブリオなどの病原体もこのグループに含まれる。

[臨床的特徴]
 吸引した菌の種類と菌量により潜伏期・症状は多彩。
 腸内細菌や緑膿菌などの場合には、壊死性あるいは出血性肺炎を示す頻度
 が高い。

[注意点]
 混合感染頻度が高いことに注意。
 4〜7日後に発症するβラクタム剤耐性重症肺炎の場合にはレジオネラ肺炎
 なども考えられる。
  ⇒βラクタム剤:抗生物質。


レジオネラ肺炎

[原因病原体]
 レジオネラ

[臨床的特徴]
 潜伏期間:4〜10日。
 レジオネラ菌で汚染された水の誤嚥・吸入により発症。
 冷却塔・噴水・河川など自然界の水系・土壌に広く存在。
 多発性陰影、強い低酸素血症、意識障害、肝酵素異常など。
 高齢者に多く、無治療での死亡率は20%以上。


レプトスピラ症

[原因病原体]
 レプトスピラ

[臨床的特徴]
 潜伏期間:3〜14日。
 感染動物の尿による経皮感染、汚染された水の接種による経口感染。
 発熱・頭痛など風邪様の症状からはじまり、肝障害・黄疸・結膜・充血・筋痛・
 腎障害まで多彩な臨床症状を呈する。

[注意点]
 げっ歯類(マウス・ラットなど)をはじめ、多くの動物がレプトスラピ菌を保有。
 タイでは洪水のあとにレプトスピラ症が多発したとの報告あり。


ハンタウイルス症

[原因病原体]
 ハンタウイルス

[臨床的特徴]
 潜伏期間:1〜5週間。
 ネズミの糞尿や唾液中に排泄されたウイルスの吸入あるいは
 経皮(咬傷)接種により感染。
 発熱、頭痛、腹痛、嘔吐、筋肉痛等のインフルエンザ様症状ののち、
 (1)腎症候性出血熱:腎障害(乏尿、蛋白尿、腎不全)・皮下出血、
 あるいは
 (2)ハンタウイルス肺症候群:咳・呼吸困難・ARDS・ショック、など多彩な
    臨床症状を呈する。
     ARDS⇒:急性呼吸窮迫症候群。重症状態の患者に突然起こる呼吸不全の一種。

[注意点]
 地震、津波、避難所生活などにより、ネズミとの接触の危険性が高まるため
 注意する必要がある。


発疹チフス

[原因病原体]
 リッチケア

[臨床的特徴]
 潜伏期間:1〜2週間。
 シラミ媒介のリッチケアが経皮的に感染することにより発症。
 貧困・気がなどにともない流行。大正時代に7千人を超える患者が発生している。
 発熱、頭痛、悪寒、脱力感、嘔気、嘔吐、手足の疼痛などにより突然発病。
 高熱を示すことが多く(39〜40度)、発疹は発熱後2〜5日で体幹に出現、
 第5〜6病日で全身に拡がる。

[注意点]
 シラミ対策の徹底が重要。ヒト―ヒトへの感染はなし。


ツツガムシ病

[原因病原体]
 リッチケア

[臨床的特徴]
 潜伏期間:1〜2週間。
 草むらなどに生息するダニの1種の“ツツガムシ”の幼虫が皮膚に吸着する
 ことにより感染。
 発熱、刺し口、発疹を3徴候とし、頭痛、倦怠感、リンパ節腫脹、肝機能障害
 などがみられることが多い。
 日本では4〜6月、9〜12月に発症することが多い。

[注意点]
 刺し口が診断に重要、しかしこれがみられない症例もある。

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疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その2 vol.3

この記事は『疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その2 vol.2 』の続きです。


インフルエンザ

[原因病原体]
 インフルエンザウイルス

[臨床的特徴]
 今現在において、避難所では A香港型(H3N2)の流行がみられている。

[注意点]
 手洗い、咳エチケットの徹底が基本。
 目などの粘膜を介した感染の可能性にも注意。


肺炎球菌性肺炎

[原因病原体]
 肺炎球菌

[臨床的特徴]
 典型的には“大葉性肺炎”、“鉄さび色の痰”が特徴。
 敗血症、髄膜炎、関節炎など転移性病変の合併率が高い。

[注意点]
 避難所では 老人〜子供間 の飛沫感染が頻発する可能性あり。


マイコプラズマ症

[原因病原体]
 マイコプラズマ

[臨床的特徴]
 “頑固な咳”が特徴。

[注意点]
 避難所内で飛沫感染により蔓延する可能性あり。
 長引く咳を示す患者さんはマイコプラズマ、百日咳結核の恐れあり。



百日咳

[原因病原体]
 百日咳菌

[臨床的特徴]
 潜伏期間:約1週間。
 カタル期→痙咳期(咳発作期)→回復期。
 1〜2週間のカタル期(咳、痰、鼻水、微熱などのカゼ症状)ののち、
 痙咳期(激しい発作性の咳)が1〜6週間持続。

[注意点]
 避難所内で飛沫感染により蔓延する可能性あり。
 1歳未満では重症化傾向が強いことに注意。
 手洗い・咳エチケットの徹底が原則。
 ※ワクチン接種者でも感染する可能性がある。


感染性下痢症・食中毒(細菌)

[原因病原体]
 大腸菌、サルモネラ、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌、ビブリオ属細菌、
 ボツリヌス菌、セレウス菌、ウエルシュ菌など

[臨床的特徴]
 ◇注意しなければならない細菌性食中毒の特徴。
  ≪腸管出血性大腸菌
   鮮血便、強い腹痛が特徴。
   糞口感染で感染性が極めて高いことに注意(赤痢と同様)。
  ≪赤痢
   発熱、下痢、腹痛を伴うしぶり腹、膿や血便を伴う下痢便が特徴的。
   日本での症例は“ソンネ菌(Shigella sonnei)”が原因であることが多く、
   軽度蹴りや無症状で経過する症例もある。
   この菌で汚染された食品を介した感染の他に、手指を介した二次感染
   事例も多い。
   赤痢は感染性が強いので、コップやペットボトルの共有は避ける。
  ≪サルモネラ
   原因食材としては鶏肉・卵が重要(卵内感染例あり)。
  ≪カンピロバクター
   原因食材としては鶏肉が重要。新鮮な肉(特に肝臓)に存在。
  ≪ビブリオ属細菌
   原因食材としては魚介類が重要。
   肝硬変などの基礎疾患を有する宿主がある種のビブリオ属細菌で
   汚染された食材を摂取することにより、急激に敗血症を発症。
   この場合の死亡率は高い。
  ≪黄色ブドウ球菌
   耐熱性毒素による食中毒(熱をかけた食材でも発症)。
   本金は傷の化膿創から高率に分離される。
   避難所では“おにぎり”などの食材を介した感染に注意。
   摂食から症状発現まで3〜6時間。
   水様下痢、発熱なし が特徴。
  ≪ボツリヌス菌
   “飯寿司(いずし)”など嫌気状態で保存される食材が原因となる。
   ボツリヌス菌の産生する毒素による筋肉の弛緩性麻痺が特徴的。
   めまい、頭痛、眼瞼下垂、複視、嚥下困難、呼吸菌麻痺など。
   乳児では蜂蜜摂食による 乳児ボツリヌス症 に注意。

[注意点]
 避難所内でのトイレ環境の維持、手洗いの徹底が基本。


感染性下痢症(ノロウイルス、ロタウイスル感染症)

[原因病原体]
 ノロウイルス、ロタウイスル

[臨床的特徴]
 潜伏期間:1〜3日。
 冬季に流行。嘔気、嘔吐、下痢、発熱。
 ノロウイルスはもっとも頻度の他界食中毒原因病原体である。
 原因食材としては カキなどの2枚貝類 が重要。
 ロタウイルス感染症は小児重症胃腸炎の原因として重要。
 症状は3〜8日持続、水様・白色便が特徴的。

[注意点]
 感染性が極めて強いことに注意。
 糞便だけでなく、汚物を介した吸入感染の可能性もあり。
 アルコール消毒は無効で、次亜塩素酸製剤による消毒が効果的。


ウイルス性肝炎

[原因病原体]
 A型肝炎ウイルス、E型肝炎ウイルス

[臨床的特徴]
 潜伏期間:2〜6週間。
 A型は飲食物(特に海産物)、E型は未加熱動物肉(鹿、猪など)の摂取により
 感染。
 発熱、倦怠感、食思不振(食欲不振)、嘔吐で発症。
 典型例では 黄疸、肝腫大、濃色尿、肝酵素上昇を示す。
 E型は妊婦で重症化傾向あり。

[注意点]
 50歳以下はほとんどがA型抗体陰性。
 冬から初春にかけての感染例が多いことからも、避難所内でのA型肝炎ウイルス
 の糞口感染に注意する必要あり。


腸チフス・パラチフス

[原因病原体]
 サルモネラ属菌

[臨床的特徴]
 潜伏期間5〜21日。
 感染者の便・尿、汚染食品・水・手指を介して経口的に感染。
 三徴:比較的除脈、バラ疹(体幹の淡い斑状丘疹)、脾腫。
  ⇒バラ疹:腹部や胸部にピンク色の斑点が現れる症状。
  ⇒脾腫:脾臓が腫大した状態。

 第1週に三徴出現、第2週は極期、第3週に腸出血・穿孔などの合併症を認める
 ことが多い。
  穿孔⇒:穴があくこと。

[注意点]
 治癒後、数%が慢性保菌者になることに注意。

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疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その2 vol.4

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皮膚接触感染症

[原因病原体]
 黄色ブドウ球菌、A郡連鎖球菌など。

[臨床的特徴]
 小児の“とびひ”の原因として重要。
 接触感染により ヒト―ヒト伝播。

[注意点]
 汚染水の関与が疑われる場合には腸内細菌やエアロモナス属、緑膿菌などの
 細菌も考慮。
 市中感染型MRSAの増加が報告されており、
 この場合はペニシリン・セフェム系薬などのβラクタム剤は無効のことが多い。
  ⇒βラクタム剤:抗生物質


疥癬

[原因病原体]
 ヒゼンダニ

[臨床的特徴]
 疥癬虫が角質内に侵入、表皮角質層にトンネルを掘り棲息。
 強いかゆみを特徴とし、腹部・腋窩(わきのした)・大腿部の虹色小丘疹、
 外陰部の赤褐色の小結節、手指の小水疱が見られる。
 ヒト―ヒトの密接な接触により感染伝播。
 虫卵を含むフケ、リネン、医療器具などを介して感染が広がる。

[注意点]
 下着、寝具などの感染対策(50℃、10分処理)。
 ノルウェー疥癬はさらに幹先生が強く、牡蠣殻状の厚い鱗屑を特徴とする。


結核

[原因病原体]
 結核菌

[臨床的特徴]
 持続する咳、微熱、食欲低下、体重減少などの非特異的症状。
 2週間以上持続する咳がみられた場合には、結核、マイコプラズマ、
 百日咳を疑う。特に高齢者では結核の見極めが重要。
 感染力は極めて強い(空気感染)。

[注意点]
 避難所内で生活する高齢者の結核に注意。
 排菌陽性例が1例でもみられた場合には、避難施設内の老人・子供に感染が
 伝播している可能性を考えて対応。
  ⇒排菌:保菌者が、病原体を体外に排出すること。


麻疹

[原因病原体]
 麻疹ウイルス

[臨床的特徴]
 潜伏期間10〜21日。
 発熱3日で一旦解熱しコプリック斑が出現。4日目から高熱(39℃以上)と発疹。
  ⇒コプリック斑:粟粒大の白斑。大小不規則な形をしていて、集合して存在する。

 発熱2日前〜痂皮化まで感染力あり。感染力は極めて強い(空気感染)。
  ⇒痂皮:かさぶた。


[注意点]
 避難所内での感染制御は困難であり、感染者の早期発見と移送・隔離が重要。


水痘・帯状疱疹

[原因病原体]
 水痘・帯状疱疹ウイルス

[臨床的特徴]
 潜伏期間:10〜21日。
 発感染が水疱(丘疹、水疱、膿疱、痂皮の混在)。
  ⇒痂皮:かさぶた。 ⇒膿疱:

 発熱2前〜水疱の痂皮化まで感染力あり。
 呼吸器症状がある場合には飛沫・空気感染。
 帯状疱疹患者では水疱内液を介した接触感染も伝播も重要。
 治癒した後もウイルスは神経節ないに潜伏。
 高齢など免疫能の低下にともって再燃(帯状疱疹)。
  免疫能⇒:身体の抵抗力。


[注意点]
 避難所においては、高齢者の帯状疱疹が接触感染で免疫のない小児に感染
 する可能性あり。
 ワクチン接種歴の確認と未接種児に対するワクチン接種を考慮。



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〈参考資料〉
社団法人 日本医師会
パソコン感染症危機管理対策室

社団法人 日本感染症学会
パソコン災害に関する感染症についてのご相談を受け付けます。(2011年3月25日)
パソコン災害と感染症対策:災害関連リンク
メモ東日本大震災―地震・津波後に問題となる感染症―Version 2(PDF)

国立感染症研究所 感染症情報センター
パソコン東北地方太平洋沖地震関連

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※この記事では、難しい箇所を平易な表現に換えたり、
 医学的で分かり辛い部分を省略している箇所があります。
 個人で収集したデータをまとめたため、内容に間違いのある可能性があります。
 間違いを見つけられた場合にはメッセージよりご連絡ください。早急に訂正致します。


『疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その3 』へ続く。

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