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ヒトの祖先 ナメクジウオ

ヒトの祖先 ナメクジウオ    ゲノム解明、ホヤ説覆す
人などの脊椎動物の祖先は、これまで考えられていたホヤ類ではなく、ナメクジウオの仲間であることを、日米英など国際チームが突き止めた。ナメクジウオの全遺伝子情報(ゲノム)を解読し、ヒト、ホヤなどと比較したもので、成果は19日付の科学誌ネイチャーに掲載される。
哺乳類や魚類など背骨を持つ脊椎動物は、5億2000万年以上前に、背骨の原形である棒状組織「脊索」を持つ脊椎動物から進化したと考えられている。脊索動物には脊索が尾側にある尾索動物のホヤ類と、頭部から尾部まである頭索動物のナメクジウオ類があるが、詳しい進化の過程は分からなかった。
研究チームは、約5億個の化学物質(塩基)からなるナメクジウオのゲノムを解読、約2万1600個の遺伝子を発見した。すでにゲノム解読されているホヤ、ヒトと比較した結果、脊索動物の中でナメクジウオが最も原始的であることがわかった。
これは脊椎動物がナメクジウオ類から直接進化したことを裏付けるもので、ホヤ類を祖先と見る従来の説を覆す結果となった。
研究リーダーの一人である京都大学の佐藤矩行教授(動物学)は「ダーウィン以来の懸案だった脊椎動物の起源が始めてはっきりした」と話している。

以上、2008年6月19日読売新聞より引用。


ナメクジではなくナメクジウオ。名前は似ているが、似て非なるものだ。
私がゲノムの話を初めてきいたのが、高校の生物の先生の話だったので1996年だ。それから12年、ゲノムとつくものには敏感に反応してきたのだが、ついに、ヒトの祖先がナメクジウオである、というところにまできた…。感慨無量…というより嘘!?って思ってしまう。ホヤ説を覆したことに対してより“ナメクジウオ”というところに反応してしまうのはやはり“ナメクジ”って付くからだ(^^;)
突き詰めてゆけば、こういう生き物が祖先となって、どんどん進むと頭策動物どころか単細胞生物になってしまって、炭素だとか水素になって宇宙に還る…のかな。脊椎動物の中でナメクジウオがいちばん原始的というのが分かったから、ヒトの祖先というわけで、単細胞だとかはまったく関係のないことか…。
ダーウィン以来なのだから、ずいぶんと長いことかかって脊椎動物の起源がわかったというわけだ。

国際カエル年

両生類 絶滅から救え
子どもには親しまれても、大人には敬遠されガチはカエルやサンショウウオなどの両生類。あちこちにいそうなこの水辺の生き物が、じつは絶滅の危機に直面している。両生類を絶滅から救うため、国際自然保護連合(IUCN)は今年を「AArk2008カエル年」と名付けた。「AArk」とは「両生類の箱船(アンフィビアン・アーク)」の意味。彼らを無事「箱船」に乗せられるよう、国内でも動物園や水族館が種の保存事業に乗り出している。

今年は「カエル年」 動物園が種の保存事業
「池や田んぼで見慣れたカエルも、施設内で繁殖させるとなると、まだわからないことが多いのです」。
東京・上野動物園飼育展示課の山口渉さんは、同園で「種の保全」に取り組むトウキョウダルマガエルを前に説明する。
トウジョウダルマガエルはトノサマガエルに似た体長5〜6センチ・メートルほどの日本固有のカエル。動物園や水族館で展示するカエルは、国内に生息している場合は自然のものを捕まえてくればよいため、その生態についてはあまり研究されてこなかったという。
例えば、オスとメスがペアになるためにはどれほどの広さが適当なのか。産卵に備えて冬眠させるためには、温度や湿度はどれくらいがいいのか。このようなことさえ、飼育のプロである動物園にとっても未知の分野という。
 
両生類は、小さい時はエラを、大人になってからは肺を持つ、魚と陸上の動物の特徴を合わせ持つ動物で、カエルやサンショウウオ、イモリなどがその仲間だ。
しかし、両生類は、池や沼の埋め立てや水質汚染などの環境悪化に加え、カエルツボカビ症と呼ばれる病気の急拡大で世界中で数や種が減っている。特にカエルツボカビ症は、感染するとほとんど死んでしまい、オーストラリアやパナマなどでは多くの種が絶滅している。
IUCNによると、全世界で存在が確認された約6000種の両生類のうち、3分の1から半分が絶滅の危機に直面している。すでにここ数年で120以上の種が絶滅し、脊椎動物の仲間で最も危機的な状況という。
日本ではカエルツボカビ症による大量死の報告はないが、田んぼのあぜ道や水路のコンクリート化などでカエルが住みやすい環境が減った。現実に、国内の両生類65種のうち21種類が、絶滅のおそれがある種として環境省のレッドリストに載っている。
 
こうした状況を受け、IUCNは、種の維持が特に危ぶまれる約500種を世界の動物園や水族館と協力して人工飼育で保存する「両生類の箱船」事業を、2006年に開始。日本動物園水族館協会(JAZA)も、日本固有種の繁殖技術の確立に取り組む。
「特に、沖縄や南西諸島の両生類は島ごとに少しずつ違い、数も少ないため貴重だ。繁殖技術を早く確立する必要がある」と、カエル年のJAZA実行委員会の桑原一司事務局長は説明する。桑原さんが管理課長を務める広島市安佐動物公園では、30年前にオオサンショウウオの繁殖に初めて成功し、以降繁殖を続けている。箱船の先駆例だ。
一般市民にも両生類の危機を知ってもらい、保全事業への支援を訴えるため、全国41の参加施設でも今年、自然観察会や資料展示、募金活動などを行なっている。
カエルは、田んぼの害虫を食べ、ヘビや鳥などのエサになる。人間にとても近い場所で生きてきた動物だ。桑原さんは、「稲作作業の負担低減や合理化はもちろん大切だが、カエルが共存できる工夫も何かできるはず。難しい問題だがみんなで考えていきたい」と、カエルを通じて自然の大切さを呼びかける。

以上2008年6月2日読売新聞より引用。

と、非常に長い記事の引用となりました。
“AArk”とな何なんだと思ったら“Amphibian Ark”だった。両生類という英語は馴染みがないので“AArk”だとアルファベットをただ並べただけかと思ってしまった(^-^;)
ツボカビ菌が騒がれたこともあり2008年はカエル年になったらしい。カエルだけでなく両生類も守りましょうと動物園や水族館で活動を開始している。TOKYO ZOO NET でも「国際カエル年活動宣言」が出され、色々な報告が出されている模様。イベントの一つに「東京でカエルを見かけたヨ!」というのがあり、カエルの目撃情報を募集している。ただし、指定の場所(上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園)に行かないと報告できないので、各園に行けない人は残念ながら報告できない…。
確かにカエルを見かけなくなった。私の住む世田谷でさえ、緑が多いと言われてはいるが、カエルが生息できるような緑ではないので、見かけることはない。コンクリートばかりで土がないのだから当たり前だ。
毎年幼稚園の池にカエルが卵を産みに来たので、オタマジャクシがたくさんいたが、最後に遊びに行ってから16年も経ってしまったので、今はいるのかどうか。私が幼稚園生だった20数年前には、水道のところにイボガエル出現し、「イボがうつるぞー」と皆で騒いで逃げまわったこともあるが、あのイボガエルの子孫は栄えているのかどうか。。。
私の住むマンションの裏にある築50年以上の団地も今年には建て替えで、取り壊されてしまうので、ここに生息していたアマガエルも死んでしまうかもしれない。この団地の周辺は、土も草木花もたくさんあり生き物のいられる場所だったのだ。ここ最近、この場に棲んでいたらしいカエルたちは姿を見せなくなっているので、建て替えを察知してどこかに引越ししたのかもだ。すでに人も住んでおらず、周りをパネルで囲われているのだから、植物はともかく生き物たちはやはり危険を感じて大移動するのだろうと思う。
「東京でカエルを見かけたヨ!」という報告はなかなか難しそうだ。

ホッキョクグマ:米絶滅危惧種に指定

IUCNレッドリスト2006年版では「保護対策依存種」(LR/cd)から絶滅のおそれの高い「危急種」(VU)に変更されているホッキョクグマ。
本日の読売新聞では米国が「米絶滅危惧種保護法」の対象種に指定したとのこと。
以下、2008年5月15日読売新聞より引用。

ホッキョクグマ 絶滅危惧種に
ケンプソーン米内務長官は14日、地球温暖化で北極海の生息圏が脅かされているアラスカ州のホッキョクグマを「米絶滅危惧種保護法」の対象種に指定した、と発表した。
米政府が、特定の野生動物について、温暖化の影響で絶滅する恐れがあると公的に認定したのは初めて。
長官によると、北極海ではこの数十年、ホッキョクグマの移動や餌の捕獲に不可欠な海氷が温暖化の影響で激減し、「このままではホッキョクグマは約45年後には絶滅の危機に直面する」としている。
一方で同長官は、「今回の指定を根拠に温室効果ガスの排出規制を進めるのは不適当だ」と述べた。

「約45年後には絶滅の危機に直面する」と言っておきながら、CO2などの削減については保留にしているところが矛盾している。何をどうしたいのかがよく分からない発言だ。
アメリカはどうしても温室効果ガス排出規制にGOサインを出したくないらしい。


ハイイロオオカミ絶滅逃れる

以下、2008年2月23日読売新聞より引用。

ハイイロオオカミ「絶滅」逃れる
乱獲などで絶滅が心配されていた米国ロッキー山脈のハイイロオオカミの個体数が回復したとして、米国政府は21日、近く絶滅危惧種の指定を解除すると合評した。
米魚類野生生物局によると、ロッキー山脈北部のアイダホ、モンタナ、ワイオミングの3州に、1500頭以上のオオカミが生息し、うち100組以上のペアが繁殖活動に入っていることが確認された。
米政府は、激減していた同地区のハイイロオオカミを1970年代中盤に絶滅危惧種に指定し、乱獲や売買などを禁じて、保護政策を続けていた。
指定の解除で、この地区では今秋にもオオカミの狩猟が認められる見通し。魚類野生生物局は「保護活動の素晴らしい成功例として誇りに思う」と成果を強調しているが、AP通信によると、環境保護団体の一部は「決定は時期尚早」と反発している。

個体数が回復したことで絶滅危惧種の指定を解除するのはよいが、さってばさで狩猟を認めるとはどういうことなのだろう。何のために保護をして何のために個体数回復を目指したのか、これでは狩猟を再開させることが保護の目的だったということにはならないのか。また乱獲が目立って個体数が減少したあかつきには、絶滅危惧種の指定をして保護をすれば良い、ということではなかろう。結局のところ絶滅さえ免れれば万事解決というふうに感じてしまう。

7000万年前の巨大カエル

7000万年前 巨大カエル
体長が40センチを超える史上最大のカエルの化石が、マダガスカルの6500万年〜7000万年前の地層から見つかった。骨格や歯の特徴が、口を大きく開けて爬虫類や鳥まで食べる南米のツノガエルによく似ており、発見した英米の研究チームは「恐竜の赤ちゃんまで食べたのではないか」と推測、19日に米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
1993年に見つかった化石の小片を研究チームが丹念につなぎ合わせて、新種の巨大カエルと判明。ギリシャ語とラテン語を組み合わせて「悪魔のヒキガエル」を意味するビーエルゼーブーフォーと命名した。アフリカ大陸に生息する世界最大のゴライアスガエル(三十数センチ)を上回る。

以上、2008年2月20日読売新聞より引用。

恐竜時代のカエルはなんて大きいんだ!そしてなんという強さ!
超巨大カエルが鳥や爬虫類をぱくぱく食べる姿は想像するだにぞくぞくする。
大きな口を開けて長い舌でしゅるんっぱくりっぺろんと食べてしまうわけだ。しかも恐竜の赤ちゃんまで!?
想像画は「悪魔のヒキガエル」の名には相応しくないような愛らしいつぶらな瞳だ。
移動するときはベタンベタンと音がしそうだけれど、あまり動きそうにも見えず、、、
ツノガエル属はWikipediaで写真を見られます。

史上最小25センチの翼竜

以下、2008年2月14日読売新聞より引用。

史上最小25センチの翼竜
翼を広げても25センチと推定されるミニ翼竜の化石が、中国の遼寧省で焼く1億2000万年前(白亜紀)の地層から見つかった。中国とブラジルの共同研究チームが、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
この新種翼竜は、ギリシャ語で「森に隠れた飛ぶ住人」を意味する「ネミコロプテルス・クリプティクス」と名付けられた。つま先が枝をつかめるように曲がり、歯がないことから、樹上生活で昆虫を食べていたと考えられる。
欧州で18センチの翼竜化石が見つかったことがあるが、赤ちゃんだった。今回の化石は成熟しきってはいないが、赤ちゃんでなく、史上最小級だという。しかし、骨格の特徴から、翼を広げると数メートルに達する大型翼竜の近縁と推定されている。

化石のポーズもなかなか、タロットカードの模様を思わせるような面白いもの。
想像図はキャラクターじみた顔立ちのコミカルに見える絵だ。この絵がとても気に入ってしまったので、「森に隠れた飛ぶ住人(Nemicolopterus Crypticus)」を調べてみたところ、AFPBB Newsというサイトで、さらなる詳しい記事と想像模型画像をみつけた。
≪↓想像模型はこちらのリンクから↓≫
想像模型は、想像図のようにコミカルさがないので、特に面白味はなかった。
しかし新聞の絵で見るよりも、サイズの小ささが際立って見える。翼を広げても30センチ未満ということなので、スズメの大きさと同等らしい。ということは相当小さいのだろうなと想像がつく。スズメサイズの翼竜が森の中で木々を飛びながら昆虫を捕食している姿は、何だか愛らしくて、おとぎ話の妖精みたいだ。もし、つま先で枝にぶら下がることがあるなら、ちょっとコウモリも連想してしまう。想像図での体の模様(体毛?)が少し蛾に似ているのは、昆虫を捕食することと何か関係があるんだろうか?

足長ワニさん

以下、2008年2月4日読売新聞より引用。

足長ワニさん   ブラジルで化石
ブラジルのリオデジャネイロ連邦大の研究チームは、サンパウロ北西の8000万〜8500万年前の地層から、体を浮かせて歩く古代ワニの化石を発見したと発表した。見つかったのは頭骨など。現代のワニと原始的なワニの中間型とみられる。全長は約1.7メートル。現在のワニは腹ばいになって歩行するが、このワニは、現在のワニのよりも長めの4本の足を持ち、立った姿勢で、水辺ではなく渇いた陸地を歩いたという。当時は、恐竜が繁栄しており、現在のワニのように獲物を捕食する生活をしていたと推定されている。

と、いう記事なのだけれど、記事の内容云々よりも、この古代ワニの復元模型が最高だ。
白黒写真のために愛嬌たっぷりのワニさんが写っている。
「足長ワニさん」という記事のタイトルも素敵。
このタイトルと写真を見ると、絵本が一つ出来てしまいそうに思う。
少し長めの足で陸地をのたのた歩く足長ワニさん。
お散歩兼ねての捕食活動に勤しむ足長ワニさん。
恐竜とばったり出くわし後退りしたあと一目散に逃げる足長ワニさん…。
復元模型写真を載せられないのが残念です。

カエルツボカビ菌の被害

ツボカビ急がれる実態把握  「危険な病原体」の印象先行
環境省本格調査に着手

カエルなどの両生類を世界各地で絶滅に追いやっている「カエルツボカビ菌」。国内でもこの菌が確認され、恐ろしい病原体というイメージばかりが先行するが、謎は多い。環境省による全国調査が今月から本格的に始まるなど、実態把握はこれからだ。
野生のカエルからツボカビ菌を国内で初めて確認したのは、麻布大学(神奈川県相模原市)の宇根有美・准教授ら。同大学で6月に開かれたカエルツボカビフォーラムで報告するとともに、「国内での感染実態を早期に把握すべきだ」と訴えた。
報告によると、ペットや熱帯魚のエサとして売られているカエルの3割以上が感染。野外でも、北米産で日本に定着しているウシガエル4匹から、この菌と一致する遺伝子を見つけた。
フォーラムでは「もともと日本にあった菌ではないのか」「日本のカエルは大丈夫か」といった質問が会場から相次いだが、宇根准教授らは答えに窮した。実は、こうした事実すら、まだわかっていないのだ。
この菌は両生類の皮膚で繁殖し、発病した個体の9割近くが皮膚呼吸できなくなって死ぬ。アフリカ産の実験用ガエルの輸出入を通じて世界中に広がったとされ、各地で人の移動や水を介して感染を拡大。南米やオーストラリアなどでは、約120種の両生類が絶滅した。
一方で、米国や欧州での被害は一部にとどまっており、ウシガエルのように感染しても発病しにくいカエルもいる。国内で、昨年末に感染が確認されたのは、飼育されている外国産のカエルだった。果たして日本のカエルは、ツボカビ感染で発病するのだろうか。
宇根准教授らの報告で見逃せないのは、野生のカエルからは菌そのものは確認されず、菌の遺伝子しか見つかっていない点だ。菌を培養して増殖するのにも成功しておらず、菌の病原性や国産ガエルの抵抗性などの実験は難航している。
国内での実態については各地から寄せられる情報が頼りだが、「報道によって恐ろしい病原体という印象が独り歩きしている」(環境省)だけに、検出地は危険な場所、といったデマが流れるのを警戒した研究者が、公表をためらう事例が出かねない。そうなれば実態把握も遅れるばかりだ。
実際、菌の遺伝子を検出した宇根准教授も、神奈川県内の公園の池ということは明らかにしたが、それ以上の場所の特定は避けた。
この「公園の池」に不特定多数の人が知らずに入り込んで感染を拡大させる可能性がある。一方で、公表すれば、報道陣や興味本位のやじ馬が押し掛け、こうした人たちを介して広がりかねない。宇根准教授らは両者を考慮して、公表による感染拡大の恐れの方が高いと判断した。
いずれにしても、これまで明らかになった調査結果は、一握りの研究者の自発的な研究によるものだ。環境省による全国調査は、今月から本格化している。
各地の研究者や自然指導員らがカエルを捕まえて体の表面を綿棒でぬぐい、それを国立環境研究所に送って菌の有無を調べる。1万匹のカエルを捕獲するのを目標にしている。
国内には57種の両生類がいて、うち6割以上は生息地破壊などで既に絶滅の恐れがある。こうした実情が背景にある以上、最悪のケースを想定して、実態把握を急ぎ、対策を考えるのは当然だろう。それでも、「いたずらに恐怖をあおるのではなく、正確な情報を周知してほしい」と、全国に先駆けて調査に乗り出した「沖縄美ら海水族館」の戸田実・魚類課長は関係者に訴えている。

≪ツボカビ症とみられる両生類の被害状況≫
スペイン
カエル減少も
日本
感染確認
米国
数種が絶滅、もしくは絶滅の危機
オーストラリア
約10種が絶滅。10種以上が絶滅の危機
ニュージーランド
5種のカエルが絶滅の危機
メキシコ〜南米
約100種が絶滅。数百種が絶滅の危機


以上、2007年8月12日読売新聞より引用。


「ツボカビ菌でカエルが絶滅するんではないか」と思ってしまうが、記事によると日本では“感染確認”の状態らしい。欧州や米国では一部でとどまっているというから、感染したカエルが必ず発病して死に至るわけではないようだ。野生のカエルから菌の遺伝子しか見つかっていない、というのも謎。意外に繁殖能力の低い菌なのだろうか?そもそも“菌の遺伝子”とは何なのだろう。何かカエル事態が弱るようなことが起こると菌の遺伝子が動き出して発病するに至るのか。温暖な地域のカエルの方が絶滅の危機に瀕しているところを見るとやはり気候の変化が原因か。環境省が調査に乗り出すことで何か進展するんだろうか。だいたい、両生類でないと感染しないツボカビ菌を「危険な病原体」だと煽るような報道をするのもおかしいし、それを受けた人たちがまた騒ぎ立てるのもおかしい。何につけても興味本位でことを荒立ててはいけない。

約3600万年前の古代ペンギン

ペンギン体長1.5メートル 最大級   ペルーで3600万年前の化石
熱帯の南米ペルー沿岸部の別々の地層から、約4200万年前と約3600万年前に生息していたとみられるペンギンの化石が見つかった。米ノースカロライナ州立大などの研究チームが発掘した。これまで考えられてきたよりも数千万年古く、温暖地域に生息したことを示す成果で、ペンギンの進化の歴史をたどる手がかりになりそう。米科学アカデミー紀要電子版で26日、発表した。
研究チームによると、約4200万年前のペンギンは、見つかった骨の大きさなどから、現在のキングペンギン(体長約90センチ)と同程度の体長と推測されるという。一方、約3600万年前のペンギンは、体長が現在のコウテイペンギン(同1.2メートル)よりも大きい1.5メートルの史上最大級とみられる。ヤリのような形状の長いくちばしに特徴がある。
これまでの定説では、ペンギンが、南極大陸など寒冷な気候を脱し、赤道付近まで生息域を広げたのは、400万〜800万年前と考えられていた。

以上、2007年6月26日読売新聞より引用。


昔の生き物はみんな巨大だけれど、ペンギンもでかかった。
でもペンギンの測り方は鳥の測り方(くちばしの先から尾の先端まで)なので、体高はもう少し小さい(低い)。小さいとは言っても1.5メートルあるんだから、人間の子ども(小学校中学年)くらいの大きさはあるということだ。
私が思うに、ペンギンはもともと温暖な地域に生息していたのではないか。しかし、棲みやすい地域は生存競争も激しいので、少しずつ海を移動して行き、気がついたら南極圏に行っていた、というもの。そこでも繁殖が厳しいと感じたアデリーペンギンとエンペラー(皇帝)ペンギンが南極大陸で繁殖することにした、と。
一部のペンギンは体を小型化して、暖かい付近に留まり、ガラパゴスペンギンなどは逆に赤道付近にまで移動して生息域を変更した。暖かい付近にいるペンギン(コガタペンギンなど)の方が、ペンギンの祖先に型が近いのも、もともとそういう地域に生息していたからで、南極圏に生息するペンギンたちの体型は寒さに適応するために進化した結果のもの。…というのが(ペンギン研究者を無視した)タケマツのペンギン説。

ツボカビ菌


ツボカビ菌 野生のカエルでも 42匹で確認   環境省、全国調査へ
世界でカエルなどの両生類に壊滅的な被害を与えているツボカビ菌が、国内の野生のカエルにも広まっていることが11日、麻布大や国立環境研究所などのチームの調査で明らかになった。国内では今年、輸入したペットのカエルがツボカビ症で死んだ例が報告されたが、野生のカエルからツボカビ菌が確認されたのは初めて。環境省では、今夏にも全国規模の調査を実施することを決めた。
研究チームは、関東など9都県の野生カエル132匹について体表面に付いている菌の遺伝子情報を分析。その結果、関東や沖縄の5県の42匹からツボカビ菌とみられるキンを確認したという。ツボカビ症は致死率が高いとされているが、今回の調査で菌が確認されたカエルは、いずれも病気を発症していなかった。
こうしたツボカビ菌に関する広範囲な調査は例がなく、ペットのカエルが死んだ例が確認される以前から、野生を含む国内のカエルに菌が広がっていた可能性や、致死率が高い強毒性の菌とは違う未確認のツボカビ菌がすでに蔓延している可能性もあるという。

【ツボカビ症】
両生類だけがかかる感染症で、ツボカビと呼ばれるカビの一種が皮膚に寄生する病気。
人間には感染しないが、カエルの場合は致死率90%以上。
感染力も強く、オーストラリアや中米で猛威をふるっている。

以上、2007年6月11日読売新聞より引用。


テレビのニュースではペットのカエルがツボカビ菌で死んだ時に、その水槽の水を排水として流したことで、野生のカエルにまで被害が及んだらしいことを言っていた。
地域によっては排水を下水に流すようになっていなかったり、河川に直接流したり、雨水と排水が一緒になっていたりするので、野生のカエルに被害が及ぶのは造作のないことだ。
何より、ペットだなんだと言って、輸入してまで飼うのがいけない。
可愛いからとか珍しいからとか、安易な理由で後先考えずに、ペットを購入する人間が多すぎる。
外国から連れてくれば環境の違いから死んでしまうこともあるし、輸送中に弱ることもある。
気候が違えばウイルスやカビの種類も違ってくるから免疫のない日本のウイルス・カビ類で死ぬこともあるし、外国から一緒にきてしまったウイルスやカビ類が日本に広がって、在来種が被害に遭うこともある。
そもそも、その土地なりに進化した生物を移動させるのはよろしくない。
しかし、もしかしたら温暖化が影響することで、ツボカビ菌が大繁殖している可能性はあると思う。
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