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ザ・グリード

この手の映画はだいたい生き残る人間がわかる。大抵は主人公とヒロイン役に等しい女性ともうひとり。
今回もビンゴ!でそんな感じだった。
プラスアルファになる人物がパントゥッチとハノーバーのどちらか少々悩んだんだけど、技術者的なパントゥッチがエンジンをかけなければならないという役目のためハノーバーが消えた。途中パントゥッチが死んじまった!と二人だけで脱出したものの、ラストになってサーフボードに乗って登場したところがちょっとお茶目な作りだった。
プラスアルファな生存人物は真面目で温厚タイプかお茶目タイプの二つに分かれるらしい。
キャントンが最後まで頑張っていたけどここでは怪物以外での悪役なのでしぶとかったのだろう。
絶対笑顔を漏らしそうにないハノーバーはパントゥッチとの掛け合いでコミカルな最後を遂げた…。ロシアンルーレットだったらラッキーだったのにな…!
あの巨大な蛸怪物は足先の口部分でじゅるりと吸い込むくせに、吸い込んだときには必ず血が飛ぶ。
ぶしゅっと。じゅるっと吸い込んだ感じだけど実は足先で喰っていたのだろうか?一応歯のようなものが吸い込み口に付いてはいたが…。
フィネガンが蛸怪物に捕まってしまったところでは、何故か足先のお口は機能していない。
フィネガンに足を巻きつけて本体のお口でいただこうとしているわけ。
何で足先でじゅるりといかないんだ!じゅるりとっ!!他の人間は皆いとも簡単にじゅるりされていたぞ!
主人公は殺させない&カッコよく攻撃させ敵の攻撃は上手く回避するのセオリーのための一場面なんだろうな。
ヒーロー度が急上昇ですぞ。
そういえば途中で骨がたくさんあったところ、上から下まで人間の骨が一揃いにそろっていてまるで骨格標本のようだった。しかも何故か血塗れ。血みどろな骨格標本たち。
吸い込んだんだか喰ったときに血しぶきをあげるほど潰したはずなのに、この遺体(骨)には骨折の跡が見られない。
蛸怪物は肉などのたんぱく質部分をきれいに残さず喰らった後、魚の骨をきれいに残すかのごとく骨格標本を残し、喰った時に吸収したであろう血を墨を吹く要領でふりかけていったっちゅうことですかね。
触覚並にそして非常に素早く移動して獲物を狙っていたはずなんだけど、なかなか仕事をするヤツだ。自分の喰い方にえらくポリシーを持っている。でなけりゃあんなにたくさん残せないでしょ、骨格標本。
もうひとつ必ず起きるのが、もう脱出できるから安心だ!というところで脱出を中断し引き返すという行動。「正気かよ!?」とパントゥッチが言ったのも頷けます。命あっての物種。
しかし、非常事態だからこそ人を思い遣る心を忘れてはいけないわけです。特にヒーローは常にそうあらねばならぬ。ヒロイン役は助けなければならぬ…。でも観ているこっちはハラハラしてしまう。こんなにもハラハラさせられるとハラハラが気持ちイライラに変わることもあり。何事も一筋縄ではゆかず、映画のストーリーも同様なり。
ハラハライライラしたにもかかわらず、生き残った登場人物たちが笑顔で安堵している姿を見るとなぜかこっちも安堵してしまい、喜びさえ感じてしまう。「もう一度観ようか…」なんて思った暁には“してやられたり!”だ。制作側としては“してやったり!”で、結局この映画(ストーリー)に見入ってしまっていたというわけなのだ。
…でもラストまで観たからこそ安心してもう一度観られるということもありなのだよ。
Deep Rising 1998年アメリカ制作  goo 映画
【監督】スティーヴン・ソマーズ 【脚本】スティーヴン・ソマーズ
【キャスト】
フィネガン:トリート・ウィリアムズ
トリリアン:ファムケ・ヤンセン
キャントン:アンソニー・ヒールド
パントゥッチ:ケヴィン・J・オコナー
ハノーバー:ウェス・ストゥディ
アルゴノーティカ号船長:デリック・オコナー
モリガン:ジェイソン・フレミング

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