2005年06月07日
『ザ・ブランド ―世紀を越えた起業家たちのブランド戦略 (Harvard business school press)』
『ザ・ブランド ―世紀を越えた起業家たちのブランド戦略 (Harvard business school press)』
ナンシー・ケーン著 / 樫村志保 訳
翔泳社 2001年11月13日第1刷発行
成功している起業家たちの伝記的な書籍でもある本書。
新市場を創出した手腕というか才覚は、とにもかくにも凄いの一言に尽きる。
ブランド戦略の良質本にはお目にかかる機会が少ないので、起業家の伝記+ブランドを取り扱ったこの本は希少価値が高い。
私自身は食器に対して特に興味はないのだが、“ウェッジウッド”といえば私のような人間でも知っている有名な英国陶器だ。ここまで知名度が確立されていると、創業当初の話が嘘のように思えてしまう。しかし物事には何にでも「始まり」があるわけで、ウェッジウッドといえども同様だ。読んでいるとこの英国陶器がいかにして有名になったのかがわかるので、妙な親近感を覚えてしまう。
“ハインツ”が物流を作り上げてゆくところや、缶詰ではなく瓶詰で商品を販売するところなどは、消費者がこの商品に対し信頼感を高める要因なのだと思う。
この本に登場する6人の起業家には“信念”という言葉がピッタリくる。一貫とした信念があって、自信と誇りとマーケティング力を持ち合わせているからこそ、世界的な企業を築き上げられたのだろう。
ところで、今ではごく当たり前におこなわれている、百貨店などの化粧品売り場でメイクをしてくれるサービスが実はエスティー・ローダーから始まっていたとは驚きだ。
ナンシー・ケーン著 / 樫村志保 訳
翔泳社 2001年11月13日第1刷発行
成功している起業家たちの伝記的な書籍でもある本書。
新市場を創出した手腕というか才覚は、とにもかくにも凄いの一言に尽きる。
ブランド戦略の良質本にはお目にかかる機会が少ないので、起業家の伝記+ブランドを取り扱ったこの本は希少価値が高い。
私自身は食器に対して特に興味はないのだが、“ウェッジウッド”といえば私のような人間でも知っている有名な英国陶器だ。ここまで知名度が確立されていると、創業当初の話が嘘のように思えてしまう。しかし物事には何にでも「始まり」があるわけで、ウェッジウッドといえども同様だ。読んでいるとこの英国陶器がいかにして有名になったのかがわかるので、妙な親近感を覚えてしまう。
“ハインツ”が物流を作り上げてゆくところや、缶詰ではなく瓶詰で商品を販売するところなどは、消費者がこの商品に対し信頼感を高める要因なのだと思う。
この本に登場する6人の起業家には“信念”という言葉がピッタリくる。一貫とした信念があって、自信と誇りとマーケティング力を持ち合わせているからこそ、世界的な企業を築き上げられたのだろう。
ところで、今ではごく当たり前におこなわれている、百貨店などの化粧品売り場でメイクをしてくれるサービスが実はエスティー・ローダーから始まっていたとは驚きだ。
【目次】
■起業家と消費者
■第1部 過去
□ジョサイア・ウェッジウッド―1730-1795年
□[プレビュー] H.J.ハインツ
□H・J・ハインツ―1844-1919年
□[プレビュー]マーシャル・フィールド
□マーシャル・フィールド―1838-1906
□[プレビュー]過去と現在
■第2部 現在
□エスティ・ローダー
□[プレビュー]ハワード・シュルツとスターバックス
□ハワード・シュルツとスターバックス・コーヒー・カンパニー
□[プレビュー]マイケル・デル
□マイケル・デル
□歴史の力と起業家の動き
■起業家と消費者
■第1部 過去
□ジョサイア・ウェッジウッド―1730-1795年
□[プレビュー] H.J.ハインツ
□H・J・ハインツ―1844-1919年
□[プレビュー]マーシャル・フィールド
□マーシャル・フィールド―1838-1906
□[プレビュー]過去と現在
■第2部 現在
□エスティ・ローダー
□[プレビュー]ハワード・シュルツとスターバックス
□ハワード・シュルツとスターバックス・コーヒー・カンパニー
□[プレビュー]マイケル・デル
□マイケル・デル
□歴史の力と起業家の動き
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