シングルマザー始めました。

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パワハラ上司のいる会社を退職して、ちょうど一年が過ぎました。
昨年の今頃は、精神的に酷い状態で、無気力で、ふとした時に涙が出てきてしまって。
そんな不安定な状態でした。

不安定さ・・・

今の心境とは違う不安定さだったと思い返しています。
ということは、いつも不安な状態が日常化している？

それなりにいろいろあった人生。
もっとどっしりと構えているぐらいになれないものかな、と自分でも呆れてしまいます。

覚悟があるようで、ない・・・のかもしれません。

これも、自己肯定感のなさなのでしょうね。

今のあるがままの自分を受け入れる。
今のままの自分が身の丈に合った自分だという、覚悟。
これが、自分で自分を好きになる、労わるってことなんでしょうね。

先日こんなことがありました。

仕事帰りに、子供たちが大好きなパンを買って帰ろうと立ち寄ったコンビニ。
週一ぐらいで行くお店なのですが、偶然の再会がありました。

パワハラ上司がいた会社の、本社の上司に会ったのです。
その人は人事の担当だったので、本社にいながらも、パワハラ上司が閉鎖的な職場で、どんなことをしていたかよく知っている人物でした。
今の職場で元気にやっていることや、その後のパワハラ上司のことなど、短時間ですが話ができました。

別れ際に「雰囲気がかわったね、明るくなったね、安心した」と言ってくれたのが嬉しくもありました。

いろいろありながらも、それなりに前を向いて生きているように見えている。
表面上、そう見えているだけでも、自分としては上出来と思いました。

だって、本当に心のモヤモヤが見えてしまっている印象なら、それは良くない傾向ですから。
今はあの頃よりは、ずっと幸せなのですから。

私の心の問題は、私だけの問題であって、表面に出すものではありません。

ともすれば、誰彼構わず心のモヤモヤをぶつけたい心境になる時もありました。
でも、それは子供じみた行動。

もっと、凛とした大人にならなきゃ。
そういう振る舞いが少なからず出来ていた自分に、少しの自信がもてました。

先日更新した記事とその前の記事を読み返してみました。

時は経っていたのに、同じような内容・・・
まったく進歩していない自分に、自分でも笑ってしまいました。

私のブログには、カサンドラ症候群と検索してやってくる方が多いようです。
私も改めて、カサンドラ症候群について検索してみました。

そこで、気が付いたんです。
まだまだカサンドラの渦中にいる自分に。

関係が切れた元旦那とは、顔もあわせていないのに、
声すら聞いていないのに・・・
心はまだ渦中のようです。

もう一方的に、私だけを悪者にする言葉を聞かずに離婚に至りました。
あえて、全く連絡をしませんでした。
少しばかりのこれまでの感謝の言葉をかけるべきかとも思いましたが、
それもあえてしませんでした。
下手な感謝の言葉や、「お互いに悪いところがあった」などという、
大人な会話は成り立たないことが分かっていたので。
大人同士の絵にかいたような別れ方は通用しないと思ったからです。

だから、もうとっくにカサンドラの症状は感じずに過ごしていたつもりでした。

だけど、思考が自然と自分を責めてばかりいる状態なのに気が付いたんです。
新しい一歩、人との新しい関係を築こうとしたときに、
無意識に「こんな私は、また誰かに迷惑をかけるのではないか」とか
「また相手と分かり合うことが出来ないのかもしれない」と思ってしまうんです。
だから、誰にも積極的に関われない、心を開けない、積極的になれない。
いつも一歩引いてしまう自分がいます。

私が私を一番に許してあげなきゃいけないのに、それができていませんでした。
というより、離婚が成立してから、ますますこれからのことに対する恐怖心が大きくなっていった気がします。
それまでは、いつ離婚できるかわからない状態で、新しい人生がいつ始められるのかわからなかった。

「離婚をすること」が目標だったのです。

それが、急展開で望みが叶ったおかげで、気持ちの整理がつかないまま新しい人生が始まってしまった。

なんて、贅沢な悩みって思うかもしれません。
望みが叶ったのに悩んでいるのですから。

心はとっくに前を向いていると思っていたので、自分でもこの落ち込みは意外でした。
だから、余計に戸惑っているのです。

思ったよりも早く手に入れた新しい人生。
活き活きと生きられなきゃ意味がない。

改めてカサンドラの症状が続いていることに気が付いたことで、なぜかホッとしています。
このモヤモヤの原因が分かったのですから。

ホッとしてから、少しづつですが、冷静さを取り戻しつつあります。

何度も更新しようと、記事を書いてみました。
でも、どんなに書いても、心を表現できなくて消してしまっていました。

表現は下手でも、あんなに書き綴れていた心の中。
今は表現できなくて、自分でも困ってしまっています。

言葉にしようとすると、ただ長々となって、
でも、全然心を表現できていないのです。

的確に表せる言葉選びができない。
だから、読み返すと自分でも違うって思ってしまう。

自分のことなのに変です。

たくさんのモヤモヤした気持ちが複雑に絡み合って、
自分でも一つ一つを丁寧にほぐしていくことが出来ないでいます。

絡みついて一個の大きな毛玉になってしまった糸は、時間をかけて丁寧にほぐすしかないのです。
むやみに引っ張ってしまっては、ますます大きな硬い塊になるだけ。

やっと見つけた糸端を、根気強く硬い結び目を外していく。
そんな心の作業をしなきゃなりません。
いつほぐし終えることができるのか・・・
自分との闘い。

孤独です。

信じて愛していた人と築いた家庭を解消する決断をした時に失ったもの。
自分でも思っていた以上にたくさんありました。

長い時間をかけて親交を深めてきた友人も失っていたのでした。

住むところを変えたのも失った理由の一つですが、
離婚を考え始めた私から、自発的に距離を置いた人もたくさんいました。

苦しい気持ちを素直に打ち明けられずに、
私から距離を置いてそのまま疎遠になった友も大勢いました。

だから、今は友と呼べる人は身近には一人もいません。

それが、余計に自分を苦しめているのでしょうね。

本当の自分を見せられる、心を許せる友がいない状態。

離れている大事な親友はいます。

でも、今一番求めているのは・・・
日常的に気軽に言葉を交わし、日々のストレスを癒してくれる、安心できる相手なのです。

「大丈夫」

そんな一言をかけてくれる人を、心底求めている自分に気が付きました。

よく考えたら、元旦那にも「大丈夫だよ」なんて、
根拠はなくても安心できる言葉をかけてもらったことはありませんでした。

そう、根拠なんてなくてもいいのです。

誰かのそんな優しさがほしいのです。
私は今まで生きてきて、本当の意味で誰かに大事にされたことがないことに気が付きました。

大事に思って心を寄せた人にも、大きな愛で包まれていると感じたことがなかった。

そんなことに今更ながら気が付いて。
この先も心から大事にしてくれる人と出逢うことはないのかと。

虚しく、味気のない人生を歩いてくのかと絶望的な気持ちになります。
そんな孤独感も、私が乗り越えなければならない試練なのでしょう。

一人で生きる強さが欲しいと、心から思います。

更新できない気持ちでした。

言いたいことは山ほどあるのに、
言いたいことは日々増えていくのに、
揺れ動く感情をどう言葉にしていいか、わからないまま時間だけが過ぎていきました。

その間にも、ご心配いたただき、言葉をかけて下さった方々、ありがとうございました。
不義理をいたしまして、申し訳ありません。

望んだとおり、離婚が成立したのになにが不満なのだろうって思いますよね。

人生最大の悩みが解決したのなら、明るい未来の話でも更新できるものと思っていた私。

現実はそうじゃありませんでした。

過去を思い出したり、それまでの元夫との辛辣なやり取りや、義父の心無い態度を思い出しては、落ち込んでしまう日々でした。

こんなちっぽけな幸せすら守ること、維持することが出来なかったのですから。
この先、こんなダメな私は人とどう関わって生きていけるのだろうかと。

だけど、それも含めて書き綴るべきでした。
望みが叶ったのに、前向きになれない自分も表現すべきでしたね。

離婚に関しての後悔や未練は一切ありません。

ただ、心にある大きな傷が、まだジュクジュクした膿みを作り出しています。
未来を考えようとした時、まだまだ傷が痛み、どうしても前向きになれないのです。

うまく伝えられないかもしれないけど、また日々の心の動きを言葉にできるよう頑張ってみます。
この場で救われていた自分がいたことを、感謝を込めて思い返す今日この頃です。