2015年03月07日
「オタクの息子に悩んでます 『悩みのるつぼ』より」を読んでみた/金八先生ロケ地・堀切駅
東武線・堀切駅。
ドラマ「金八先生」のロケに使われたので見覚えのある方もいるだろう。
(高校受験に向かうシーンなど。写真の通り、駅のすぐ裏は桜中学(だった校舎)がある)
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岡田斗司夫FREEex・著。
朝日新聞デジタルの相談コーナー「悩みのるつぼ」にて著者が担当した相談内容、およびその裏の作成過程や相談のノウハウなども盛り込んだ一冊。
「相談者の味方になる」「問題がこんがらがっている『悩み』状態をほぐしてやるだけでも助けになる」など、すぐ役立てられるちょっとしたノウハウが多く、結構ためになった。
そして特に印象深かったのは、回答の作成過程を説明する章にあった、回答案の中の以下の一節。
・「(中学校は)勉強だの、集団生活を学ぶだの、言葉は取り繕っても、…きつい言い方をすれば、時間で区切られた牢獄です」
・「目的もなく閉じ込められた集団内では、必ず、退屈と暴力が支配します」
>荒れていた中学校に通っていて、いじめや暴力事件が多い中で恐怖と不快感だけの学生生活を送っていた自分にとっては、ほっとする一節だった。
「金八先生」などの学園ドラマを見てると「学生時代に親友やいい思い出がなければ不幸」というイメージを持ってしまうが、実情はこんなものだと思うととても気が楽になる。
つい最近、中学生が殺される痛ましい事件があったが、もう中学時代なんて大怪我せずに生き残れられればそれだけで十分なのでは、とさえ感じてしまう。
(自然の厳しさを思えば、強い者が生き残るのは間違いではないんだろうが…ただ、自然界では危険な場所からは逃げる自由があるわけで)
オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書) 中古価格 |
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