右側走行の「逆走自転車」、事故時の責任はあるのか
⏺️車と衝突時に自転車側の過失も認められるか
️危険な逆走自転車に苛立つドライバーも多い
⏹️自宅近くを自家用車で走行中のエピソード
助手席に座ったAさんは「あっ」と声をあげた。
前方左手側から、まっすぐに直進してくる自転車が視界に入ってきた。
運転席の夫が「あぶねーな」とつぶやくタイミングで、その自転車とすれ違った。
【Aさんの見解】
この道は、歩道が人であふれていて、信号も少ないためか、逆走してくる自転車とはよくすれ違う。
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【ネット上の意見】
このような逆走自転車に苛立つドライバーの声が散見される。
★【疑問点】
逆走自転車は本来、道交法では禁じられてはいないのだろうか。
禁じられているとしたら、違反した場合には、どのような罪になるのか。
ここから、詳しく説明していきます。
️逆走自転車は道交法違反になるのか
⏹️自転車は道路交通法上、軽車両とされる
歩道と車道の区別のある道路においては、原則として、車道を通行しなければならない(17条1項)。
【自転車が道路(歩車道の区別がある道路においては、車道)を通行する場合】
️原則として、道路の中央から左の部分の左端に寄って通行しなければならない(17条4項、18条1項)。
自転車は、著しく歩行者の通行を妨げることになる場合を除き、道路の左側部分に設けられた路側帯を通行することもできる(17条の2)
️いわゆる「逆走自転車」は違法、といえるのだろうか
⏹️「道路の左側部分(自転車から見て進行方向左側部分)を通行するルール
自動車の前方左手から当該自動車に向かって道路を逆走してくる自転車は、道路の右側部分(道路の右側の路側帯)を通行していることになる。
️道交法の通行区分のルール違反となる。
【逆走自転車の運転者】
『3か月以下の懲役又は5万円以下の罰金』が科される可能性がある(119条1項2号の2)」
️自転車側の過失は認められるのか
自転車側の過失も認められるのだろうか。
【逆走自転車と自動車との対向車同士の事故の場合】
️自転車は自動車と比べて交通上弱い立場にはあるが、逆走自転車側に2程度(事故状況によっては自転車側に重過失ありとして、4割程度)の過失割合が認められる可能性がある。
重大な事故を防ぐために
必ず確認しをしてから、走行することが安全への第一歩なので、是非気を付けてほしいと思います。
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2019年09月17日
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