ジャニーズファンクラブ規約の問題点とは
⏺️消費者保護の観点から、全面的に見直しへ
️問題とされた会員規約は
嵐
KAT-TUN
関ジャニ∞
ジャニーズ事務所に所属するグループやアーティストの公式ファンクラブの会員規約が見直されようとしている。
⏹️会員規約に関して
国から認定された適格消費者団体「消費者被害防止ネットワーク東海」(名古屋)
️「消費者の利益を害し不当ないし不適切」として、ファンクラブを運営する「ジャニーズファミリークラブ」に是正を申し入れた。
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⏹️規約の中にある問題点
「規約を予告なく改訂できる」
「支払い済みの入会金と年会費を返還しない」
「退会処分とされた会員は損害賠償などの一切の権利が行使できない」
️この様な条項である。
【消費者被害防止ネットワーク東海】
規約に不満をもった消費者から相談が寄せられている。
【ジャニーズ事務所】
代理人を通じて、「申し入れにかかわらず、全面的に会員規約の見直しをすすめている」と説明。
️「消費者契約法に照らして、問題が大きい」
⏹️ジャニーズの公式ファンクラブに入会するに必要なこと
・グループごとに入会金1000円
・年会費4000円
️これらを支払う必要があるが、会員証や会報の発行のほか、コンサートチケットの優先申し込みなどの特典がつく。
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️会員規約のどのようなところが問題なのか
規約が一方的に変更できるとされている点である。
️原則として、規約変更後の内容については、新たな合意がなければ、利用者を拘束することができない。
・変更があることをあらかじめ告知
・その内容を適切に開示
️この様な時は、利用者がその後も異議なく利用を継続していたことをもって、『黙示の同意』があったと認められる場合がある。
形式的な変更
利用者に特に不利益にならないような変更
️これらについては、比較的ゆるやかに変更が認められることもある。
️あらゆる規約の変更について、変更した瞬間に当然に利用者を拘束するような規約は、消費者契約法に照らして、問題が大きいといわざるをえない。
️不当な条項でも罰則がない
他にはどこが問題だったのか。
️「事情を問わず、およそ消費者からの損害賠償請求を一切認めないところ。
専門的には、『全部免責条項』と呼ばれる。
本来であれば、民法などにもとづいて、損害賠償請求が認められるようなケースであるにもかかわらず、この免責条項があるだけで、事業者が免責されるのはあまりにも不当。
️即ち、消費者契約法で『無効』とされている。
️今回の規約も違反していると思われる。
️支払済みの年会費の不返還について
キャンセル料が高すぎる場合に高すぎる部分を無効とする消費者契約法の規定に違反している可能性がある。
【具体的な例】
ファンが退会した場合に、ジャニーズ事務所側に発生する損害はどの程度のものかが精査されなければならない。
️損害が認められないということであれば、その部分は返還されるべきとなる。
️消費契約法には罰則はないのか
⏹️消費者契約法
契約に不当な内容の契約条項があれば、契約書や規約ではっきりと定められていたとしても、民事上『無効』とされる場合があるとされている。
消費者契約法に違反するような不当な条項を事業者が使っていたとしても、罰則があるわけではなく、不当な契約条項を堂々と使っている事業者がいる。
⏹️消費者団体が指摘した規約
️いずれも消費者契約法に違反し、または違反している可能性がある。
【ジャニーズ側に対して】
消費者契約法はもちろん、ファンの気持ちも考えた誠実な対応をしてほしいと思う。
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2019年09月11日
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