イルカの命は、ほかの動物よりも尊いのか
⏺️太地町出身の弁護士が問う、欧米の傲慢
️イルカの追い込み漁をめぐり、議論が沸騰している
海外の団体などから「残酷だ」と批判を受けてきたイルカの追い込み漁をめぐり、大きな動きが起きている。
⏹️和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲したイルカを購入がきっかけ
【世界動物園水族館協会(WAZA)が、日本動物園水族館協会(JAZA)の会員資格を停止】
除名通告した問題で、JAZAは5月下旬、WAZA加盟継続の賛否を問う会員投票を行い、加盟継続が過半数を上回った。
この投票結果により、JAZAに加盟している水族館は、海外の要望に同調する代わりに、今後、追い込み漁で捕獲したイルカを入手することができなくなった。
⏹️報道や各種資料によると
太地町でイルカやクジラの漁が始まったのは400年以上前で、追い込み漁は、昭和初期には始まっていた。
【主な捕獲の手法】
音に敏感な特性を利用して、漁師が複数の漁船から、金づちを使って、金属音を出しながら入り江に追い込み、網で捕獲する。
️この漁が、WAZAから「残酷」だと批判された。
【追い込み漁について】
・「イルカがかわいそう」
この様にと批判する声がある。
・「文化なので続けるべきだ」
この様な擁護する声もある。
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️反捕鯨団体が強く批判し、2009年には追い込み漁を批判的に描いた映画「ザ・コーヴ」が公開された
⏹️太地町で追い込み漁をしている「太地いさな組合」
今回の投票結果を受けて、「WAZAが残酷とする部分がどういう点にあるのかはっきりわからない」と語っている。
この問題をどう考えればいいのだろうか。
ここから、詳しく説明していきます。
️何が「残酷」なのか、わからない
⏹️どこが残酷なのかという質問に対して、WAZAからは、明確な回答がない
日本に対する欧米の価値観の押しつけではないかと思われる。
追い込んだ後、イルカを脅かしたり、いじめたりすることも当然ないとの報告。
️人間は、生きていくうえで、やむをえずほかの生物の命をいただいている
ニワトリ
牛
豚
魚
野菜
️人間が生き物である以上、これは仕方のないことである。
⏹️欧米人の肉の摂取量は日本人よりも多い
欧米人は、日本人よりも多くのニワトリ、牛、豚などを殺すことを容認していることになる。
その屠殺現場をどれだけの欧米人が目にしているのか。
そこで殺されて食用にされる、ニワトリ、牛、豚はかわいそうではないのか。
それらの命は、彼らにとっては命ではないのか。
★【ここがポイント】
イルカやクジラは賢い動物だからという反論もあるかもしれないが、賢い動物の命がそうでない動物の命よりも尊いとなぜ言えるのか不明である。
️欧米の”偏愛”にこそ、伝統はあるのか
⏹️欧米のクジラ・イルカを偏愛する価値観
昔からの伝統があるのものではない。
クジラをかつて鯨油目的で大量殺戮してきたのは欧米である。
ペリーが浦賀に来航したのも、捕鯨基地の確保が狙いのひとつ。
クジラを乱獲して、大幅な減少を招いてしまいました。
【クジラに関する文献】
「アメリカ式帆船捕鯨で欲しいのは、クジラの体全体からすると1割に過ぎない脂皮からとれる油だけである」
「鯨皮以外の鯨肉、内臓、骨はすべて捨てて、次の獲物を狙い航海を続けていった」
〜小松正之著『クジラ その歴史と文化』より〜
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️日本の捕鯨
クジラの脂肪・肉はもとより、皮・筋・ひげに至るまでも利用してきた。
自分たちが生きていくために命をいただいた生物に対するせめてもの礼儀だからと捉えている。
⏹️18世紀には全米で50億羽もいたといわれるリョコウバト
その美味な肉のこともあり、1914年に絶滅。
塩漬けにして大量に輸送されていたと伝えられていることから、商売として成り立っていた。
⏹️鯨油が欧米諸国の産業発展に現在でも必要不可欠な状況にあったとしたら
️おそらく彼らは、鯨油目的の捕鯨をやめていない可能性が高いと、考えられる。
★極論を提言
彼らは自分たちの生活・商売に必要な生物の命は、それを利用することに何ら疑問を感じない。
自分たちの生活に必要ない生物の命は、その生物がほかの国の人間の生活に必要であったとしても、奪うことを許さないと主張。
️他国の文化を尊重する姿勢はいっさいない。
️自らの価値観が正しく、その価値観に沿わない行動は野蛮だと決めつける、傲慢さが多分に含まれているように感じる。
️イルカ・クジラの保護
彼らにとって愛すべき存在を愛すべき存在として見続けていたいという、彼らの都合に合致するもの。
⏹️各国にはそれぞれ、地域、人種、宗教などから創り上げられた文化がある
その文化は、人類の存続に危険を及ぼさないかぎりは、価値的には平等であるべきではないのか。
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2019年09月03日
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