「低レベルすぎる学生レポート」の数々に大学教員の嘆きが止まらない
️大学生のレポートに散見されるトホホな表現とは
大学受験シーズン真っ盛りのこの時期。
最後の追い込みに必死なっている受験生も少なくない。
一方の大学生は学期末試験期間も終わって、比較的ゆっくりと過ごしている時期でもある。
大学での評価基準は講義内容や担当教員によってさまざま。
基本的には出席点やテストに加え、レポート提出が課される場合が多い。
膨大な数のレポートを採点している大学教員に、学生のレポートで散見される“あるある表現”を詳しく説明をしていきます。
【1】「◯◯をご存じだろうか?」で始まる“問いかけ系”
レポートの最初の一文
『YouTuberという存在をご存じだろうか?』
『昨今、話題となっているステマ商法をご存じだろうか?』
️問いかけてくるものが山程ある。
この定型句を使う学生は本当に多く、正直やめてほしい。
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【2】「〜〜を祈るばかりである」で終わる“お祈り系”
考察として
『今後、少子化が解消されることを祈るばかりである』
『LGBTQへの理解がますます進むことを祈念してやまない』
️“お祈り”する学生は多い。
結論として何を書けばよいのかわからないことで、このような表現を使っている。
就職活動で企業から“お祈りメール”をもらう学生も多いと思うが、こんなところにも“お祈り文化”が見られるのか、と毎回採点していてトホホな気分になる。
【3】「教授も◯◯してみてはいかがだろうか?」という“提案系”
レポートの末尾
『◯◯先生も、この作品をぜひ観てみてはいかがだろうか?』
『この著作を参照してみてはいかがだろうか?』
️提案してくるレポート。
読み手への想像力が欠如していると、こうした表現が“上から目線”であることに気づかないのかもしれない。
【4】「追伸、この単位を落とした場合(以下略)」の“脅し系”
最後に『追伸』や『余談ですが』などと私信を書いてくる学生。
講義中に、レポート課題と無関係なものを記さないようにと指示しているが、それでも一つの講義で必ず数名は出てくる。
『この講義で単位を落とすと、内定先の◯◯銀行(メガバンク)に多大な迷惑がかかることとなる。どうか、その点をご考慮ください』。
『この単位を落として卒業ができなくなった場合、家庭の事情につき留年や就職浪人等ができない点をご理解ください』
正直、意味不明と心の中でつぶやいてしまう。
【5】「そのとき、私はこう悟ったのだ。◯◯だと……」の“小説・ラノベ文体系”
論理的な記述をするよう指示しているが、必ず小説系の文体で提出してくる学生
“自分は文章が上手い、自信がある”という意識が強い学生ほど、難読漢字を多用したり、私小説的な文体を使ったりする傾向にある。
夢の内容から始まるレポート
途中まで読んで意味がわからず、中盤で『……という夢をみたのだ』と書いてあり愕然としました。
レポートではなくラノベである。
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【6】手書きスキャン、改行ゼロ、歌詞の羅列……“トリックスター系”
改行がまったくないレポート
A4で5枚分、一切改行がないレポートもある。
自宅にPCがない学生も多く、文章作成ソフトの使い方も含めて、各教員が指南しなくてはならない状況。
Wordでの提出を指示したが、なかにはノートに手書きのレポートを書いてスキャンしたデータを提出してくる学生、スマホで写メしたものを提出してくる学生もいる。
️もちろん単位不可。
さまざまな事例を紹介したが、いずれも教員が“好ましくない”と判断しているもの。
これらの点を意識的に解消するだけでも、レポートの質は向上する。
現役大学生は今後のレポート執筆の注意点として、「参考にしてみてはいかがだろうか?」。
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2020年02月20日
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