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2021年05月31日

一字金輪

なうまく さんまんだ ぼだなん ぼろん

あまねく諸仏に帰依いたします ブルーン

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タグ:お釈迦様

ベランダ

写真の人物と本文は一切関係ありません。
BERANDA.png


また、あの夢を見ました。

あの夢を見るたびに、汗をびっしょりとかき、喉の渇きで目が覚めます。

部屋は、確か、8階でした。

広い、何の洒落た設えもない、白い壁の部屋でした。

疲れて、帰ってきた私はその疲れの理由を、キチンと始末せず、もう寝ていた家内の隣にコッソリと横になり、そのまま高いびきをかいて寝ていたようでした。

年中熱い国にいたので、部屋は冷房で、何かを咎めるように冷えています。

生ぬるい空気で、目が覚めました。

部屋の片隅で誰かが、私を睨みつけて、その瞳孔の光が並び、やがてそれは、横で寝ていた妻であると分かりました。

妻は、私を睨みつけながら、「何故だ?」「何故裏切った!」と低い声で尋ねました。

その回答に窮し、眠気も、あの店で飲んだ安物のビールの酔いも、刹那に足元に堕ちました。

睨みつける二つの目の光以外に、彼女の手に何かが光っていました。

それは、彼女がよく酸っぱい果物を食べる時に使っているナイフでした。

それを持って彼女は暴れ出しましたが、この時点で未だ私は冷静でした。

こんなことは、一緒になってから何度もあったのです。

それよりも、あの財布の中に入っていた、「証拠」の隠滅が気になっていました。

暴れる彼女を、私は押さえつけました。

いや、こんなことは何度もあったのです。心配はいりません。

もみあっているうちに、機嫌が治ることもままあります。

むしろ、その後の、弁明を考えなければならない。

ふと気が付くと、裸の私の右腕の裏側に、違和感がありました。

触ってみると、それはべっとりとしており、暗くてよく分かりませんが、多分血でした。

多分と予測がつくのは、こんなことが初めてではなかったのです。

ですから、自分の血であることもすぐ分かりました。切り傷とは不思議なもので切られた者は少し時間がたってから気が付くものなのです。痛みは、更に後に訪れます。

そして今までは、この血を見て、彼女は怒りを鎮め、逆に謝ってきて、仲直りをしたこともあったのです。

ですから、安心してください。ここまでは、よくあることなのです。

ところが、あいつは、その血には一瞬たじろいだものの、更に怒り出し、ナイフを捨て

「私はあなたには必要のない女だ。死ぬしかない」

と言い出し、いつ開けたのか知りませんが、あけ放った窓からベランダに飛び出したのです。

そして、暗いベランダの手すりに乗り出し、飛び降りようとします。

狂気はパターンを逸脱し、嫉妬に狂った女は、今正に夜の空に飛び立とうとしていました。

流石に私には想定外の行動でした。

私は、必死に止めようとしましたが、その手すり、欄干から引きずりおろすことは、躊躇しました。

「今の妻なら、無理心中だって、平気でやるに違いない。」

私の彼女を観る安全基準は変わっていました。

どうやったのか、よく覚えていないのですが、体はベランダの手すりから体半分どころか、膝のあたりより上が出ており、まるで曲芸師のように立っており、それは最早、私の知っている妻ではありませんでした。

この時点で、既に私は、彼女が墜落死した時の、会社への言い訳を考え始めていました。

このマンションには上司も住んでおり、上の階にいましたので、もしかしたら、この騒動に気付いているかもしれませんでした。

この状態で、どれだけの時間が経ったかしりません。

でも、どう考えても、ちょっとした失言で、彼女は、空を飛びそうでした。

「やめて、叔母さんが死ぬなら、私も死ぬ」

その時、傍らに、同居している姪が立っていました。

私は、何故彼女に止めて貰うことを考えなかったのか?自らの不明を恨みました。

そうして、家内は、妻は、私の知らない人は、あいつは、沸騰した蒸気を鎮め、ベランダの手すりからおりてきたのです。

その日から、何度となく、私は目覚めると、空いているベランダの扉を見て、戦慄しました。

そのことが、トラウマとなり、家内のことを思い出すたびに悪寒を生じ、家内のことを書こうとすると、お気付きでしょうが、その呼び方が、著しく「表記ゆれ」するのです。

家内は、妻は、私の知らない人は、あいつは、味をしめて、何度となく私が寝ている間に、ベランダにうずくまっておりました。

30年近くがたち、人生も行き止まりとなり、もう家内とはとっくに分かれていましたが、これ以上生きていくことは出来ないと思い、死に場所を探し、あるコンドミニアムの20階?から、飛び降りることを画策しました。

でも、その度に、あの不悲落涙餌牛魔に邪魔をされ、また内心邪魔をされるのを待っているような情けない生への未練もあり、結局飛び降り自殺は成就しませんでした。

不悲落涙餌牛魔に、下から呼ばれ、自殺をするだけのために借りたコンドミニアムから地上に降りてきて、私は不思議な光景をみました。

消防隊、レスキュー隊の服装をした、いかつい男たちが、大きく四角い、ビニールの袋状の物を片付けているのです。

その時は、不思議に思いましたが、その後自らの置かれている立場を理解して、私は全てを悟りました。

あれは、誰かが飛び降りた時に受け止めるためのトランポリンのような、エアクッションだったのです。

私に、ここで死んで貰っては困るの人が大勢いるのです。

そして、30年前、家内が、何故あそこまで踏み込んで、ベランダの欄干に立つことが出来たのかも....


合掌



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