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2021年06月04日

聖天(歓喜天)様 信仰 5ー17 勤行の手順 聖天様 心中心呪 (千遍或は三百遍)

shinnchuushinn.png




おん ぎゃくぎゃくうん そわか

前回に引き続き、聖天様の真言、心中心呪です。

前回のスライドで、この真言は調伏の為、怨敵降伏、調伏の真言とありました。

具体的には、縁切りなんかが一般的なのでしょうか?

この真言を何度も唱えてみると分かるのですが、前回の心中呪よりも唱えにくいです。

Youtubeでは、ゆっくりちゃんがなんでもなく唱えていますが。

キリクと言う真言は、十一面観音様のことを指し、ギャクが聖天様を指しています。

心中呪にはキリクがありますが、こちらには、ありません。

唱えにくさとして、全て母音にして文字数を考えると、

おん きりく ぎゃくうん そわか 
>おん いいう あううん おああ  12音

おん ぎゃくぎゃくうん そわか
>おん あうあううん おああ  11音

と明らかに心中心呪の方が短く、唱えやすそうですが、ぎゃくが連続することで唱えにくいようです。

なお、大聖歓喜天使呪法経には

おん ぎゃぎゃ(ぎゃくぎゃく) きり おんか む(うん) はった

という真言があり、()内はウィキペディアに書いてありますが、実際のお経には「虐伽」と書いてありぎゃぎゃとフリガナもしてあります。

つまり、私は怠け者なので、ぎゃくぎゃくと唱えるよりもぎゃぎゃとしてもいいのでは?と思っています。

実際、耳を澄まして自分の声を聴くと、ぎゃぎゃというと微かにクが自然に聞き取れます。

おん きりく ぎゃくうんそわか も天台宗では、「きりく」のクを読まないようですが、偉そうに言語学者のようなことを言いますが、くという音は、微かに意識的に発声しなくてもついてくる音ではないのでしょうか?

TIK TOK というSNSが流行っているようですが、これもクを読まなくても成り立つものです。「てぃっ とっ」でも意味が通じます。フェースブッ、でも通じるのです。

この真言は、1000遍も唱えるとやはり大変です。

もう一つ、先ほど紹介した聖天様のお経、大聖歓喜天使呪法経(だいしょうかんぎてんししゅうほうきょう)の最後にある真言と言うか、陀羅尼をご紹介します。

いずれ大聖歓喜天使呪法経も、このコーナーで詳細にご紹介しようと思っていますが...

毎日10万遍、20万遍を唱えろと言っておられます。

のうぼ びなやきゃしゃか しっち ぼきゃしゃ。 たにやた。 あちや なうちや じゅばていや うしつだんきゃや しばだはや ばださしゃや ばりはち そわか

合掌



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2021年05月30日

聖天(歓喜天)様 信仰 5ー16 勤行の手順 聖天様 心中呪 (千遍或は三百遍)

shoten.png




おん きりく ぎゃくうん そわか

前回、十一面観音様の話で、聖天様は単体でも公開できないということを言いました。どうもそれほどではないようですので、今回は私が撮ったガネーシャ像をご覧ください。大きな像です。

聖天様の出自、聖天様の真言、聖天様の別名、聖天様と奈良の大仏様、毘盧遮那仏との関係、聖天様
が何故象の頭なのか?、聖天様の信者等、スライドにまとめましたので、よろしくお願いいたします。

次回も聖天様の真言の段です。

(スマホの場合はスライドが小さくなるのでクリックして拡大してください) 

shotensama 600.png

shoutensama600.png


合掌




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2021年05月26日

聖天(歓喜天)様 信仰 5ー15 勤行の手順 十一面観音真言 (百八遍)

jyuichi.png





おん まかきゃろにきゃ そわか

十一面観音様については、聖天様信仰において大変重要な仏様ですので、大きなスライドも作りました。歓喜天、双身天と言うと、何か性的な連想をするかもしれませんが、あくまで天尊のレベルでの欲望と考えてください。

色々と読むと、十一面観音様は色々な仏様。神道の神様の本地仏でいらっしゃるので、その神力は偉大で、聖天様も、十一面観音によって、動くという面もあると書いてあります。優しいお顔をしていますが、11ある顔の中に、恐ろしい顔も多いのです。聖天様は単体での尊像、抱き合った双身像、どちらもここで公開出来ませんので、十一面観音様を祀るのもこのような経緯からです。
スマホの場合スライドをクリックしてご覧下さい。

十一面観音とは?

jyuuichi 600.png


合掌





2021年05月24日

聖天(歓喜天)様 信仰 5ー14 勤行の手順 如意宝珠真言 (百八遍)

にょいほうじゅ.png




おん あばんたらく そわか

如意宝珠(にょいほうじゅ)真言は、 色々調べても少し分かりにくい真言です。
如意輪観音という観音様があり、てっきりこの観音様の真言かと思うと、 そうではなく、如意宝珠とは水滴のシンボルマークのような形で、 よくお寺の橋の欄干にかぶせてある先の尖った黒いカバーのようなものを見たことがあると思いますが、あれもまた如意宝珠なのです。五重塔などの仏塔のてっぺんにもこの如意宝珠が据え付けられています

サンスクリット語で「チンターマニ」と言うそうです
仏像で言えば 地蔵菩薩、虚空蔵菩薩、そして先だっての如意輪観音が手に持っている小さなガラスのような珠、これが如意宝珠です

この如意宝珠は思いのままに願いを叶えてくれる珠ということで、雨宝院の住職様によれば、思いのままに願いを叶えてくれる聖天様を、ある意味サポートするような形でお祈りをするとのことです。

つまりこの真言は、その如意宝珠そのものの真言ということが言えます。

合掌

タグ:如意宝珠

2021年05月23日

聖天(歓喜天)様 信仰 聖天様のお供物 3-4 塗香

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塗香は体に塗って清めるためのもの

聖天様に限らず、塗香はこの六波羅蜜行に入っているお供物です。勤行の前には、当然手を洗い、口を漱ぐとあるが、実際の勤行の中にも必ず塗香と書いてあり、ご本尊の前で塗香を塗ります。
これは作法があるかもしれないのですが、未だ勉強の途中なので、この情報をあまり信じないでください。

塗香をぬる場所

@手 一つまみをまず手で擦り合わせて、擦り合わせることで香りが立つようです。手について、自分で思ったのは、成程、このような粉を手で擦り合わすことによって、数珠の滑りがよくなるということです。冬ならともかく、夏など数珠に汗がついている時など、この塗香を塗るということが仏教的合理性の一例かと勝手に感心しているのです。
zukoukoko.png

A頭 塗香のついた手で頭をすきます。
B顔 
C耳 耳と言うのはなかなか清めにくい場所です。
D口 正に身口意を清める、唇に軽く塗りつけます。
E目 これも軽く、目の周りに伸ばします。
F喉
G袖 袖と言う場所は、結構汚れやすい場所であり、ここにも塗ります。
H袈裟 勤行では袈裟を使う事が推奨されます。在家信者では輪袈裟を使いますがここにも塗ります。
塗香は香合という道具に入れて使うようですが、これは未だ使ったことがありません。
アマゾンのリンク

今まで購入した塗香レビュー

今まで購入した塗香を買った順番にご紹介いたします。

@玉初堂のお香 特製塗香 15g    アマゾンのリンク
生まれて最初に買った塗香です。粉はかなり細かく、香りもまあまあ仁丹みたいな感じです。
15gでは約1.5か月使えました。

A塗香 お試し 玉初堂 塗香お試し6種セット 清め香 天然香木 漢方生薬   アマゾンのリンク
まだまだ塗香についてはよく分からなかったので、お試しセットを買いました。従って、量は非常に少ないです。それが6袋入っています。種類は、高等塗香・頂上塗香・特性塗香・佳品塗香・特撰塗香・極品塗香と入っており、どのようなヒエラルキーかわかりませんが頂上が個人的には良かったです。ちょっとカレー味みたいな、塗香もありました。

B塗香 みのり苑 上品塗香 20g入       アマゾンのリンク
これは現在使っている塗香ですが、値段も手ごろで、量も20gと多くなかなか香りも気に入っています。ただ粉が玉初堂に比べて、粉が粗い。しかし、それが逆に手ごたえになっており、今の一押しです。

C高級塗香  岩佐佛喜堂 という会社の塗香は際立って高く、ビックリします。
お金のある方はお試しください。 アマゾンのリンク

いずれにしましても、塗香が無ければ修羅道にいる人を供養できません。
上を見てもきりがありませんので、知足按分の塗香を購入してください。

合掌

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タグ:塗香 塗合 清め

2021年05月22日

聖天(歓喜天)様 信仰 聖天様のお供物 3-3 お香 線香

4.png

線香には大きく分けて日本の線香とインドのお香を使っている。
これは、そうしなくてはいけないという事ではないのですが、私は今までの経緯で線香は日本のいわゆる線香と、インドのお香を使っています。インドのお香を使って仏様にお祈りしているのは珍しいかもしれませんが、しかし仏教は何よりインドです。そこのお香を使うことに何の問題もないと思います。
本数も、何本と決まっていることはないようなので、私は一本でお供えします。

インドのお香でお勧めはHEM社のシャンダン
そもそもお香は、サンダルウッドというお香を勧められたのですがこれは白檀という香木を使ったお香でお香としてはポピュラーなものです。日本のお線香も大概この白檀が含まれているものが多いようです。そしてこれを更に進化させた有名なブランドがシャンダンという事になります。サンダルウッドは色々なメーカーのものを試しましたが、HEM社のサンダルウッドが一番です。シャンダンもそうなのですが、火を付けた直後は分からないのですが、少ししてから何とも言えない上品な香りが漂います。シャンダンはそれが更に家の中に広がっていく感じです。

シャンダン
chandan.JPG


サンダルウッド
sandal.png


インドのお香は焼成時間が大体40分から1時間で、日本のお線香よりも長いのです。また、製品の出来のバラツキは流石に大きく、これも色々と影響があります。シャンダンは売れ筋なので自動機か何かで加工しているようで、品質のバラツキが少なく、そういう意味でもインドのお香を選ぶなら、シャンダンがお勧めです。またお徳用パックがあるのでコストパフォーマンスもOKです。
以下に、他のお勧めのお香を(仏教から逸脱していますが、仏教でも使える筈です。)ご紹介いたします。

HEM JASMINE
これは、いかにもジャスミンという香りがします。そのまんまですが。
jasmine.png

アマゾンページはこちら

以下は写真がありませんがリンクを見てください。

HEM LOTUS
蓮の花という名前はいかにも仏教的ですが少し甘すぎる香りかと思います。
アマゾンページはこちら


HEM プレシャスフレグランス
これは実はシャンダンよりも好きです。本当にうっとりとした香りが持続します。
アマゾンページはこちら

SPIRITUAL GUIDE
これはHEM社製ではありませんが、どうしても魂だけでもインドにトリップしたければこれが一番でしょう。かなり癖のあるお香ですが。
アマゾンページはこちら


日本のお線香 

日本のお線香の歴史は江戸時代からとのこと、わりと歴史が浅いのですが、日本のお線香は焼成時間が短いのがあまり好きになれません。しかし、現在は朝夕の勤行が2時間ずつですので、2時間の場合日本のお線香2本でも足りませんので、お線香2本とインドのお香1本で使っています。
日本のお線香は以下の通りです。

高野霊香 高野山大師堂
香りは、シャンダンよりもやや軽めの上品な香りです。やはり真言宗の高野山ということからメインで使っています。今使っているお線香の約1.8倍くらい高いグレードもあり、試してみたいのですがお金がありません。
koya.JPG

アマゾンページはこちら


松栄堂 芳輪堀川
これはよく聞く高級な線香で試したことはありません。お金があれば試してみます。
アマゾンページはこちら


青雲 バイオレット
さて、定番の青雲も以前に使っていましたが、このお香は煙が少ないことが売りのようでした。いい香りなのですが、煙が少ないということは、ついているのかいないのか分からないということです。これは困ります。
また疑問に思ったのは煙が健康に悪いので嫌だという市場の要請にこたえた商品のようでもあります。
それならば
@煙は出ないし、健康に悪い物質も含まれていない。
A煙は透明になって見えないだけでそれ以外成分などは従来のお線香と変わらない。
どちらかはっきりしないのが良くわかりません。


お線香は立てた方がいいのか、横置きがいいのか?

日本のお線香は大概縦置き、つまり香炉にたてて使うと思います。
香炉に立てた場合のデメリットが非常に多かったので、私は現在日本のお線香もインドのお香も横置きにしています。以下縦置きのデメリットです。
@香炉の周りに灰が飛び散りやすい(穢れ汚れを嫌う聖天様に向かない)
A香炉の灰は交換しなくてはならず、ランニングコストが高い。
B香炉の灰のかわりに、グラスビーズを使ったが、これもあまり掃除がしやすくない。
C何より日本のお線香は香炉の中に刺さっている部分は焼成しないので歩留まりになる。インドのお香は柄があるのでそれは関係ない。
以下の写真のように、私はグラスビーズを買いましたが、長く使っていると写真のようになり、掃除をするとグラスビーズがこぼれ大変なことになりました。
koro.png

アマゾンのグラスビーズ香炉灰のリンク


横置きの場合、そもそもインドのお香のようなタイプを想定しているものなのでインドのお香は問題ありません。また日本のお線香も普通に最後まで焼成できますので無駄がありません。
アマゾンの横置き炉のリンク

横置き炉での使用イメージは写真のようになります。
yokooki.png

気をつけなくてはならないのは、蓋の掃除です。蓋をして使っていると蓋の裏に写真のような汚れがつき、これがやがて水分を持ち、下の不燃綿布に垂れます。そうするとそれが原因でお香が途中で消えてしまったりしますので注意が必要です。
urahuta.png


聖天様信仰初心者 お香の使い方のまとめ
今更聞けない常識

長くなりましたので以下にまとめます。
@お香は、インド製、日本のお線香を問わない。
Aインド製の場合シャンダンか、サンダルウッドがお勧めである。
B日本のお線香は現在は高野山大師堂の銘柄を使っているが特にこだわりはない。ただし、煙のないお香は、実際に使うと分かるがお香を交換するタイミングを逸する可能性が高い。
Cお香には香炉を使った縦置きと横置き炉がある。
D日本のお線香は香炉では全て焼成出来ない。歩留まりがある。
E香炉の灰のメンテナンスが非常に大変である。
F横置き炉の場合、日本のお線香も含め全て100%焼成できる。
Gインドのお香は焼成時間が1時間近いものが多く、日本のお線香は30分から40分くらい(ただし、横置き炉の場合)
H横置き炉の場合、蓋の掃除はこまめに行うこと。

以上です。

なお今更聞けない常識とは、私は昔知らなかったのですが、
お線香にマッチやライターから直接火を付けてはいけません。蝋燭を介してお線香に火をつけなくてはいけません。
また、更なる常識は
その蝋燭を口で吹き消してはいけません。
ということです。何故かはどこにも書いていませんでした。仏教的にどうなのかまた調べてみます。
合掌

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2021年05月21日

聖天(歓喜天)様 信仰 聖天様のお供物 3-2 花

5.png

花は人道のために、忍辱の修行のために
先般の記事で、花は人道のため、そして菩薩業の忍辱のためであると書きました。人は我慢し、人生に花を咲かせる。そういう事なのでしょうか? こうして考えると、仏さまに何かを供える時、それは結局は自分に帰って来るのだなと実感します。美しい花は、その美しさで我々の目を心を楽しませるが、そうなるまでの寒い冬のあらゆる障害を耐え抜きます。また綺麗に咲いた後、しなだれ、色が変色し、最後にはゴミのようになってしまいます。そのこともまた忘れてはいけない。正に忍辱の行は最初から最後までで一つなのです。

聖天様に供えていい花 供えてはいけない花
これはあくまで、私が信仰する雨宝院様の勤行ですが、こうあります。(勿論ほかのお寺では違う場合もあるかもしれません。)
供花の心得
梅、松、桜、柳、樒(しきみ)、水仙、菊 等が良いと。
ただし、バラ、つつじ、ボケ、あざみ等は不可と。

私は、基本的に樒が一番だと思います。アマゾンで4本の苗を買い、これを二本左右にお供えしています。もう2本はスペアとして鉢植えしました。そしてそれ以外に時々、花屋から花を買ったり、或はわが母の自慢の庭の花をもらい、それと一緒にお供えしています。
樒は、今は花はついておらず春過ぎに咲くとのこと、元々インド等で咲く花で寒い日本には向かないようです。これからが楽しみです。また、実が出来るようですがこれは有毒なのだそうです。稀にふわっといい香りがします。また実がでたら、お知らせします。
樒のアマゾンページ

聖天様の供花は基本的に樒と、入手性から菊がベストです。長持ちします。樒は現在約3か月になるかと思いますが、元気です。また神道で使う榊(さかき)という木も、樒に非常によく似ていますが、こちらは毒性がないようです。これではないので注意してください。

つまり、樒の実には毒性があるという事です。これは更に注意してくださいね。

Capture.JPG

聖天様のお供えで不可の花は棘がある場合が多い
聖天様勤行で不可とされた花を見ると、棘のある花が多そうです。それと気を付けなくてはならないのは中途半端な花選びをしないことです。花には○○科○○属○○種といったように分類がされており、これをよく確認するといいかと思います。不可とされている花とは関係ないなどと思っていると、実は繋がっていたなどということがあります。例えばシュウメイギクという花を初期に何度か供えましたが、これはアネモネの仲間だそうです。菊ではないのです。
また分からない花を写真に撮ると、WEB上で何の花か教えてくれる有料サービスがあります。つつじとか、結構色々と複雑なようです。

切花延命剤と花粉症
花は、毎日水を交換し、花瓶は仏花専用の花瓶を買うべきです。また、これに切花延命剤を入れれば特に菊は実際より2から3倍寿命が延びるようです。
なによりの問題は、毎朝この水を替える時に花粉症の人は(私もそうなのですが)確実に花粉にやられますのでマスクをつけるべきでしょう。信仰の為には忍辱の行でお願いいたします。
聖天様にお供えする花は出来れば花びらがある花をお勧めします。それは今度、水の御供物の投稿でご説明させていただきます。
仏花、神道専用の花瓶のアマゾンのページへ
仏花延命剤のアマゾンのページへ

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推奨する花、NGな花はこちら

2021年05月20日

聖天(歓喜天)様 信仰 聖天様のお供物 3-1 蝋燭

1.png

いきなりですが、蝋燭は今後の課題

蝋燭というお供物には色々と考えさせられます。これは私の家のような、木造の家で火を何時間もつけることに抵抗があるからです。またワンルームマンション等では猶更のことでしょう。出来れば本当に蝋燭を使いたい。しかし、これは人類の進化の中で最初は木をそのまま燃やしていて、いつしかそれが蝋燭になったのかもしれず、いつしかそれが電気になったと思えば別に気にする必要はないのでは?
ということとしています。しかし、安全ローソクなどこれから試してレビューします。
以下はアマゾンで買った蝋燭の購入ページです。カメヤマの豆だるま、或はそれ以上に大きなシリーズ。豆だるまで焼成時間が19分です。
現在は、線香に火をつけるのに一時的に火をつけています。しかし、この蝋燭の火の揺らぎは中々捨てがたいものがあります。これを見つめていると、吸い込まれそうです。吸い込まれたいです。

アマゾンのリンクへ

現在はLED蝋燭で代用

大概どんな本でも、聖天様或は仏教の関係の本でも、電気の疑似蝋燭で良いと書いてあります。それで以下のリンクの製品を使っています。これは、明るい部分を切り離されるので、なかなか使い勝手が良いです。少し暗いですが。電池は単4二本で、1週間に一度充電して使っています。

アマゾンのリンクへ

蝋燭のまとめ
というわけで、蝋燭についてあまり語ることはありませんが、勿論お供えとしては必須のアイテムです。家の電気を暗くして、蝋燭の灯りだけでお祈りをすれば、集中力もあがります。LEDも灯りがユラユラしていい感じではあります。これを手に持ってお祈りも出来ますので、そういった意味ではLEDに軍配があがるでしょう。別に軍配は要りませんが...

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2021年05月19日

聖天(歓喜天)様 信仰 聖天様のお供物

3.png


聖天様にお供えする

仏様に通常、何をお供えしますか?お線香、蝋燭、お花、ご飯........
ここで重要なことは6という数字です。
6種供養、6波羅蜜、6道、これらをもって、以下に説明します。
聖天様が仏教の仏様であることを踏まえてお供物を考えると、非常に考えやすく、ただ一方で、聖天様独特のパーソナリティというか、衆生が親しみのもてるその嗜好が更に加味されます。何よりも私たちが普段何気なく見ている仏教の行為そのものの意味が理解できます。

6種供養とは何か

6種供養とは6道をさまよう人々に行う供養のことです。
6道とは

@地獄道
A餓鬼道
B畜生道
C修羅道
D人道(我々がいるこの人間界のことです)
E天道(聖天様のいる天界のことです。)

の6つであり、これらを以下の供物で供養することを6種供養といいます。

@地獄道 > お線香
A餓鬼道 > お水
B畜生道 > ローソク
C修羅道 > 塗香
D人道  > お花
E天道  > ご飯

まず、これらのお供物がこの6道の為にお供えするのだと考えると非常に
分かりやすくなります。特に、塗香はあまり聞きなれない人もあると
思いますが、塗香についてはリンクをご覧ください。

アマゾンの塗香のリンク

聖天様への6種供養は六波羅蜜行と言う菩薩行につながる。

次にこの6つに、六波羅蜜行という菩薩行の名前があてがわれています。

@地獄道 > お線香  >毘梨耶波羅蜜(ビリヤハラミツ)
A餓鬼道 > お水   >檀那波羅蜜(ダンナハラミツ)
B畜生道 > ローソク >般若波羅蜜(ハンニャハラミツ)
C修羅道 > 塗香   >尸羅波羅蜜(シラハラミツ)
D人道  > お花   >羼提波羅蜜(センダイハラミツ)
E天道  > ご飯   >禅那波羅蜜(ゼンナハラミツ)

6種供養が悟りの彼岸に至るための6つの修行につなが


@地獄道 > お線香  >毘梨耶波羅蜜(ビリヤハラミツ)>精進(精進努力)
A餓鬼道 > お水   >檀那波羅蜜(ダンナハラミツ) >布施(施し)
B畜生道 > ローソク >般若波羅蜜(ハンニャハラミツ)>智恵(正しく物事を見道理を知る)
C修羅道 > 塗香   >尸羅波羅蜜(シラハラミツ)  >持戒(戒めを守る)
D人道  > お花   >羼提波羅蜜(センダイハラミツ)>忍辱(苦しみを耐え忍ぶ)
E天道  > ご飯   >禅那波羅蜜(ゼンナハラミツ) >禅定(座禅をして落ち着く)

ということで、毎日行うこの6種供養の対象とそのことが直接菩薩の修行になるという行いなのです。個々の供養の内容は次回から順次投稿していきます。
聖天様信仰は6種以外の供養に個性がある

この6種供養以外に3つの仏教の供養があります。十種供養というものもあり、これはまたおって勉強しこのブログで発表しますが、この3つの供養とは

1 恭敬供養(クギョウクヨウ)
2 利養供養(リヨウクヨウ)
3 行供養 (ギョウクヨウ)

の三つです。その意味は

1 恭敬供養(クギョウクヨウ)>真心から相手を尊敬し、称える。
2 利養供養(リヨウクヨウ) >真心をこめて相手のために色々なものを捧げる。
3 行供養 (ギョウクヨウ) >真心をこめて相手のために働く。

その中で、聖天様信仰にあっては、2の利養供養が非常にユニークです。すなわち、
@大根
Aお酒
C歓喜団、あるいはその代わりになる甘いお菓子。

などです。すべてのお供えは上本であればあるほどいいようですが、しかし、勿論それは自分にとっての上本であり、また毎日継続して供えることが出来るものが良いようです。

それでは次回から6種供養、利養供養について、個々に説明をしていきます。


「聖天様を祀る」に戻る

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2021年05月18日

聖天(歓喜天)様 信仰 2 お祀りの方法

matsuru.png


オン キリク ギャクウンソワカ

聖天様をお祀りする本尊は?

前回、御紹介した本にも書いてあるが(リンク内に飛んで中断くらいに書いてある。)聖天様は、その御尊像(仏像、画像など)では祀らない。御尊像を祀らないことに昔からなっているそうです。私は、この点を最初から間違え、インターネットでウィキペディアの画像をダウンロードし、印刷し、お祈りの御尊像にしていたが、前述の羽田守快氏の本で知り、慌ててこれをやめ、雨宝院様でお焚き上げして頂きました。大体、聖天様のお寺でも秘仏としてなかなかお姿を見ることができないのだから、恐れ多いことなのでしょう。

ですから、このサイト内でも、御尊像は貼り付けません。

聖天様は聖天様のお札にお祈りする。
あなたが、ある神様を拝もうと思えば、映画などで見たイメージで仏像を買って、仏像に祈るということを最もノーマルに考え、でも買うお金がないので、写真は絵をダウンロードしてこれを額縁に入れてお祀りしようと私みたいに考えないかもしれない。
御札を祀るのが当たり前という人もいるかもしれない。それで正しいのです。

聖天様のお札をお宮に入れて祀る
聖天様のお札を祀るのに、お宮に祀る例が多いようだ。お宮もアマゾンで購入したので、確認してください。(このリンクでアマゾンのページに飛びます。)同じようなお宮が沢山ありますが、恐らく、金具みたいなところが金属だったり、プラスチックだったりするようです。それで値段にバラツキがある。お札でなかなかこのお宮に入らないお札はないと思います。なかなか余裕のあるサイズで扉ごとはずすことができます。スクリューネジをひとつ立てておけば、そこで固定できる非常に簡単な仕組みです。棚があればそこに置くこともできるでしょう。

聖天様はとにかく丁寧に扱うべき
ところで、ここまで見てきて、何故こんな細かいことまで色々と説明するのか不思議に思われるかもしれません。それは聖天様は何よりも穢れを嫌い、無関心な信者には感応しない仏様であると言われております。失礼がある場合には罰も当てられますので、聖天様は信仰しない方が良い、怖い神様だとなっているようです。羽田守快氏も書いてられますが、丁寧にあつかうほど大威徳を発揮する仏様であるとのこと。家にお客様が毎日いらっしゃるように聖天様にお仕えするという気持ちが重要なようです。そして何よりもその背景にある仏教の教えと言うものを忘れない(私が言うのもなんですが)ことが肝要です。ここが分からないと、なんで聖天様の信仰では色々と細かい決め事があるのか、分からないとなります。

聖天様をお祀りする場所、方向、高さなど
これはグーグルで検索しても出てくると思いますが、南向きが最上で東、西、の順。北は絶対ダメということになるようです。その他に
  1. 仏壇と一緒はダメ
  2. 寝室はダメ
  3. 出来れば二階
  4. トイレの前、トイレの壁の裏側もダメ
  5. 扉から入って向かいになるところはダメ
  • 穢れたところはダメ

  • とダメばかりですが、そういう場所を探してください。ただワンルームマンションなどではなかな難しいでしょう。大切なお客様にどこにいて頂くかと言うところが基本だと思います。よくお客様は応接に通したらドアの入り口付近に案内しないということもあります。
    高さですが、聖天様より高い位置がないという、そういう状況が必要です。ただあまり高いのもよくないようです。写真にあるように高さが180cmが底面になるような高さにお祀りしております。
    そして、羽田守快氏の本にあるのですがお宮の扉を少しだけあけております。こうしていると確かに時々聖天様が扉のスキマからこちらを見ているように思え、不思議です。

    聖天様をお祀りする環境
    現在、聖天様をお祀りしている場所は私の場合、12畳くらいの二階のリビングです。そこに1m20cmほどの箪笥があり、その上に祀っています。仏様をお祀りするのに当然重要な場所として家の中の最も聖地であるので、塩をこの場所の4隅に配置し、土足厳禁としてスリッパでは入れません。
    この場所は、設置前に、塩を混ぜた水で拭き掃除をし、半日かけて家にあるインド製日本製のあらゆるお香を焚き、清めました。
    箪笥ですが、これは本当は何か本格的な祭壇にしたいのですが、祭壇で探してもお葬式で使う祭壇が出てきます。従って現在は、箪笥の上面に障子紙をはり、そこにお供物をお供えしています。なお箪笥の中に下着は入っていません。
    まわりの壁についてはお経を張り巡らしていますが、これは、また別の機会に説明します。

    聖天様の祀り方まとめ

    @聖天様は仏像や、画像を家で拝まない。お札を拝む。
    A聖天様のお札はお宮に祀る。お宮の扉は少しだけあけておく。
    B聖天様は丁寧にもてなせばもてなすほど大威徳を発揮する仏様。
    C聖天様には大事なお客様に仕えるという気持ちで接する。
    D聖天様信仰の前に、仏教の仏様であることを忘れるべからず。
    E聖天様をお祀りする場所、向き高さに注意する。仏壇や神社のお札と一緒にせずそれより高位に扱う。
    F聖天様をお祀りする場所を聖地として清めて使う。

    以上です。
    次回はお供物について説明させていただきます。合掌
    下の画像をクリックすると次に行けます。

    「聖天様のお供物」に進む



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