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2017年06月30日

再生不良性貧血

今日は、再生不良性貧血についてお話します。

「再生不良性貧血」は、骨髄の赤血球系、顆粒系、血小板系の造血機能が低下した貧血です。
赤血球、白血球、血小板の全てが減少する(汎血球減少)、
正球性正色素性貧血です。

【原因】
・先天性:ファンコニ貧血
・後天性:原因不明の特発性のもの、薬物、放射性等による続発性

【症状】
・貧血症状
・血小板減少による出血傾向
・白血球減少による感染症状

【診断】
・血液検査:赤血球・白血球・血小板同時減少の汎血球減少、網赤血球減少
・骨髄検査:造血細胞の減少、脂肪髄の増加、相対的リンパ球の増加

【治療】
・原因の除去
・男性ホルモン・たんぱく同化ホルモン
・造血幹細胞移植
・免疫抑制療法
・成分輸血

【覚えておきたいポイント】
・再生不良性貧血は造血機能が低下した貧血
・正球性正色素性貧血
・汎血球が減少し、移植や免疫療法や輸血が必要な貧血

次回は、巨赤芽球性貧血についてお話します。

2017年06月29日

鉄欠乏性貧血

貧血には色々な種類があります。
要因も違えば治療法も異なります。
違いが良く出題されるところなので、しっかり理解しておきましょう。
今日は「鉄欠乏性貧血」についてお話します。

鉄欠乏性貧血は、その名のとおり鉄欠乏によりヘモグロビン合成が障害されて起こる貧血です。
小球性低色素性貧血をきたします。

【原因】
・月経過多、子宮筋腫、消化管潰瘍、消化器癌などによる出血
・胃術後、慢性胃炎などによる鉄吸収障害
・偏食、ダイエット、ベジタリアンなどによる不適切な食事
・妊娠

【症状】
・貧血症状(全身倦怠感、皮膚・粘膜の蒼白、息切れ、動悸、頻脈、めまいなど)
・匙状爪(スプーンネイル)、四肢冷感、舌炎、口角炎

【診断】
・血液検査:網赤血球の減少、血清フェリチン低地、血清鉄の減少、UIBC(不飽和鉄結合能)の増加、
      TIBC(総鉄結合能)の増加
・骨髄検査:赤芽球の過形成、鉄芽球の減少

【治療】
〇経口鉄剤の服用について
・貧血が改善しても貯蔵鉄(フェリチン)を蓄積させるため、
 数カ月服用を継続する必要があるため、自己判断で中止しない。
・胃刺激作用があるため、食後に内服する。
・黒色便になることを説明する。
・非ヘム鉄の吸収を促進させるために、ビタミンCや動物性たんぱく質を補給する。
・副作用(胃腸障害、急性鉄中毒)の観察。
〇非経口的鉄剤:静脈外にもれたとき(局所の疼痛、膨張)は温湿布。

【食事療法】
鉄を十分に補い、食事摂取基準の推奨量・目安量を目標に、
良質のたんぱく質・ビタミンなどの栄養素も十分に補給する。
・吸収のよいヘム鉄を多く含むレバー・魚介類・肉類や
 ほうれん草(非ヘム鉄)などの食品を選択する。
・鉄を補強した食品(鉄教科牛乳など)を利用する。
・ビタミンCやクエン酸は鉄の吸収を促進するため、食後に柑橘類を摂るとよい。
・鉄の吸収は胃酸で増強するため、胃酸の分泌上昇目的で、
 柑橘類、梅干し、酢の物などの酸味の強い食品を摂るのもよい。

【覚えておきたいポイント】
・鉄欠乏性貧血は鉄の不足が原因
・小球性低色素性貧血
・血清フェリチン↓、UIBC・TIBC↑
・栄養食事指導においては、貧血が改善しても自己判断で服薬を中止しないこと、
 吸収のよいヘム鉄をビタミンCと一緒に摂取することなどを指導する。

次回は、再生不良性貧血についてお話します。

2017年06月28日

ホルモンの覚え方

管理栄養士の国家試験ではホルモンも絶対に出るところですね。
しっかりと覚えておきましょう。

【主なホルモンと生理作用】
〇視床下部
・性腺刺激ホルモン放出ホルモン:LH、FSHの放出
・甲状腺刺激ホルモン:TSHの放出
・成長ホルモン放出ホルモン:成長ホルモンの合成、分泌促進
・成長ホルモン分泌抑制ホルモン:成長ホルモンの分泌抑制、グルカゴン・インスリンの分泌抑制
・副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン:下垂体前葉
〇下垂体前葉
・成長ホルモン:成長(血糖上昇、代謝促進)
・副腎皮質刺激ホルモン:副腎皮質ホルモンの合成、分泌
・性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン):卵胞の成熟、精巣形成
・黄体平成ホルモン(黄体形成ホルモン):排卵・黄体形成促進、男性ホルモン分泌
・プロラクチン:乳腺の発育、成長促進、乳汁分泌
〇下垂体後葉
・オキシトシン:子宮収縮、射乳
・バソプレシン:水分の再吸収促進→尿量減少、血漿浸透圧低下


※ゴロで覚えてしまいましょう。(脳下垂体前葉)
「乱暴な応対を克服して成長したプロ」
らんぼうな:卵胞刺激ホルモン
おうたいを:黄体形成ホルモン
こ(く):甲状腺刺激ホルモン
ふく(して):副甲状腺刺激ホルモン
せいちょう(した):成長ホルモン
ぷろ:プロラクチン

ホルモンは出題もしやすいので必ず狙われます。
覚えておけば確実に得点に繋がるところになりますので、しっかり覚えておきましょう。

2017年06月27日

第32回の国家試験の対策〜「応用力試験」〜

今日は、「応用力試験」の対策についてお話します。

第31回国家試験では、第30回国家試験に引き続き、1事例につき3問の出題も2事例含まれていました
(7事例×2問+2事例×3問=20問)
また、全9事例のうち、表が提示されたものが2事例、図(グラフ)が提示されたものが2事例、
臨床検査値が提示されたものが3事例となっていました。
提示された図表はより実践的な新傾向のもので、その読解にある程度時間を要するものでした。
出題形式は、四肢択一式が14問、五肢択一式が3問、五肢択二式が3問で、
他科目とは異なり、この科目では第30回同様、「最も適切なものはどれか。」という
四肢択一式が大半を占めていました。
科目内訳は概ね以下の通りで、第30回を比較して「給食経営管理論」からの出題が増えていました。
〇「臨床栄養学」8問
〇「給食経営管理論」7問
〇「社会・環境と健康」2問
〇「栄養教育論」2問
〇「公衆栄養学」1問

事例文や図表、あるいは選択肢の解釈によっては正答を1つに絞りづらいものがいくつかあり、
さらに「社会・環境と健康」分野からの2問はともに難問でしたので、
難易度は第30回よりはやや高めだったと言えます。
また、今回初めて、大規模災害発生時の危機管理について出題されました。
第32回国家試験においても、第30回、第31回の出題形式やその傾向は踏襲されるものと予想されます。
数多くの事例問題にあたり、実践的な思考力や判断力及び課題対応力を育むとともに、
色々なタイプの図表の読解や計算問題に慣れることが重要です。
同時に、臨床検査値から病態の推測及びその症状と栄養アセスメント・ケアについて、
一連の流れとして確実に理解できるようになることが不可欠です。

教科ごとの対策として10回に渡ってお伝えしてきましたがいかがでしたか?
国家試験の対策は早めに練って早めに勉強を始めることが重要です。
今後の勉強の参考にしてみてくださいね。

2017年06月26日

第32回の国家試験の対策〜「給食経営管理論」〜

全体として一見、平易な問題が多いものの、
その中に出題の意図を十分に汲み取らないと正答を絞り難いものが混在しているのがこの科目の特徴です。
頻出分野は、栄養・食事管理、品質管理、原価管理、経営管理、給食の生産・提供システム、
大量調理特性、危機管理対策です。
過去問題を解くことによって国家試験的な問題会社に慣れるとともに、キーワードの把握に努めましょう。
また、「大量調理施設衛生管理マニュアル」を読み込むことも不可欠です。
第31回国家試験では、特定給食施設の種類別施設数・管理栄養士数が提示された表の空欄補充、
経口移行加算を算定できる児童福祉施設を問うといった新傾向問題がみられるとともに、
例年に比べて、給食現場で実際に想定される場面からの出題が目立っていました。
したがって、この科目においても確実な知識を柔軟な思考力が求められます。

次回は、「応用力試験」の対策についてお話します。

2017年06月25日

第32回国家試験の対策〜「公衆栄養学」〜

今日は、「公衆栄養学」の対策についてお話します。

頻出事項に重点をおく学習が大切なのではもちろんのこと、拝啓にある考え方や根拠となる理論を理解し、
実践と結びつけたイメージをつかみましょう。
わが国や諸外国の健康・栄養問題の現状と課題及び栄養政策については、
日頃から関心をもつことが大切です。
公衆栄養活動の法的根拠は大きく変化しているため、
過去問題に頼り過ぎることなく、最新の資料・情報をチェックするとともに、
年次推移という観点から全体像として捉えることが重要です。
「食育」や「特定健診・特定保健指導」関連項目にも必ず目を通しておきましょう。
「社会・環境と健康」と関連付けた学習が効果的です。
第31回国家試験では、地図を用いた新経口のユニークな問題が出題されており、
より実践的な観点に立った出題にシフトしてきているといえます。

次回は、「給食経営管理論」の対策についてお話します。

2017年06月24日

第32回国家試験の対策〜「臨床栄養学」〜

今日は、「臨床栄養学」の対策についてお話します。

例年、疾患・病態別栄養ケア・マネジメントからの出題が全体の約7割(20問ほど)を占めています。
この大項目における頻出分野は、肥満・代謝疾患(特に糖尿病)、消化器疾患(特に腸疾患、肝硬変)、
循環器疾患、腎疾患、周術期患者、乳幼児、妊産婦疾患、老年症候群(特に褥瘡、誤嚥)です。
ここ最近の傾向として、知識的理解を問うものよりも、提示された臨床検査値や臨床症状等から
適切な栄養管理を選ぶといったより実践に即した出題が増えていますので、
単なる暗記楽手では得点をのばすことはできません。
「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の学習と並行して、
各疾患の基本的な病態メカニズムと臨床像を確実に理解した上で、
栄養ケアや治療方法などの実践をイメージした学習を進めることが肝要です。
また、各学会から出されている各疾患の予防・治療ガイドラインや診断基準などの学習も不可欠です。
残り3割の出題は、栄養補給法(傾聴・静脈栄養)、診療報酬・介護報酬、
栄養アセスメント(身体計測・徴候・臨床検査)、薬物とその作用が大半を占めています。
特に栄養補給法と診療報酬については、
かなり詳細な内容まで問われますので、細部までしっかりと学習しておきましょう。

次回は、「公衆栄養学」の対策についてお話します。

2017年06月23日

第32回国家試験の対策〜「栄養教育論」〜

今日は、「栄養教育論」の対策についてお話します。

身近なテーマを取り上げた実践的・応用的な設問が定着してきています。
また、近年の傾向として、一見平易にみえる選択肢でも、実際には用語の確実な理解と、
柔軟な思考力が必要とされるケースも多々見受けられますので、注意が必要です。
「公衆栄養学」「臨床栄養学」「応用栄養学」「給食経営管理論」などの総まとめ的な科目であり、
これからの科目と関連付けた学習が効果的です。
また、行動変容に関する理論・技法の応用、栄養カウンセリング、目標設定、評価指標については、
今後ますます出題頻度が高くなると予想されますので、
しっかりと理解を深めておきましょう。
そして、各ライフステージにおける栄養教育に関する指標やガイドラインなどについての出題も
予想されますので、これについてもきちんと目を通しておきましょう。

次回は、「臨床栄養学」の対策についてお話します。

2017年06月22日

第32回国家試験の対策〜「応用栄養学」〜

今日は、「応用栄養学」の対策についてお話します。

第31回国家試験では、「日本人の食事摂取基準」からの出題は2問と少なかったですが、
例年は4〜5問出題され、詳細な内容まで問われるものもありますので、
しっかりと読み込んでおきましょう。
また、各ライフステージから満遍なく出題されますが、
同じような選択肢が毎年、あるいは数年ごとに繰り返し出題されていますので、
基礎栄養学同様、過去問題を復習することが最適の学習方法です。
さらに、管理栄養士に期待される職務という側面からも栄養アセスメントが重要な出題分野となっています。
栄養状態評価のための各指標と判定指標などをきちんと整理しておきましょう。
第31回国家試験では、実践に即したミニ事例形式のものが3問、初めて出題されました。
保育所に入所する健康な生後12か月児に対する栄養ケア、
介護保険施設に入所するフレイルティが疑われる高齢者に対する栄養アセスメント、
同じく介護保険施設に入所する嚥下障害が疑われる高齢者に対する栄養ケア
に関するものでしたが、いずれも容易に回答を導けるものでした、
今後もこのような実践に即した出題が続くものと思われますので、
知識に加え、柔軟な思考力を育みましょう。

次回は、「栄養教育論」の対策をお話します。

2017年06月21日

第32回国家試験の対策〜「基礎栄養学」〜

今日は、「基礎栄養学」の対策についてお話します。

例年、出題基準に準じてむらなく、基本的な事項が出題されます。
出題内容は3大栄養素とビタミン、無機質・水・エネルギー、代謝、消化(特に消化管ホルモンの作用)
に関する問題で9割近くを占めています。
対策としては、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の生化学分野と並行して、
各栄養素の体内動態を正確に理解しておきましょう。
特に、三大栄養素の食後・食間気の各組織での代謝については重要であると共に頻出ですので、
しっかり学習してください。
同じような選択肢が毎年、あるいは数年ごとに繰り返し出題されていますので、
数年分の過去問題をしっかりと復習することが最も効果的で確実な学習方法と言えます。

次回は、「応用栄養学」の対策についてお話します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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