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2019年01月06日

出題予測問題<人体の構造と機能及び疾病の成り立ち>◎三大栄養素の代謝

それでは、昨日の問題を解説します。

Q1.ヒトの細胞と組織に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)ゴルジ体では、たんぱく質の分解が行われる。
(2)核小体では、rRNA(リボソームRNA)が合成される。
(3)リソソームは、多くの酸化酵素を含む。
(4)肺胞は、単層立方上皮に覆われている。
(5)心筋は、横紋がみられる。



【解説】正答(2)、(5)
(1)誤り。ゴルジ体は、粗面小胞体で合成されたたんぱく質に糖・脂質を付加し、
   糖たんぱく質やリポたんぱく質の合成・分泌が行われる。
(2)正しい。核内の核小体は、仁とも呼ばれる。
(3)誤り。リソソームは、多くの加水分解酵素を含み、
   細胞内の不要物や食作用で取り込んだ物質などを分解する。
   多くの酸化酵素(オキシダーゼ)を含む細胞小器官はペルオキシソームで、
   脂肪酸を酸化したり、代謝物やアルコールなどを酸化的分解(解毒)する。
(4)誤り。肺胞は、単層扁平上皮に覆われている。
   単層立方上皮に覆われているのは、腎臓の尿細管上皮や甲状腺の濾胞上皮などである。
(5)正しい。心筋は、横紋がみられる不随意筋である。
※「上皮組織の分類」について理解しておきましょう。(単層上皮、多列上皮、重層上皮)
※「筋組織の分類」について理解しておきましょう。(平滑筋、心筋、骨格筋)
   

Q2.ヒトの細胞と組織に関する記述である。誤っているものはどれか。1つ選べ。
(1)滑面小胞体では、ステロイドホルモンの合成が行われる。
(2)エラスチンは、弾性線維の構成成分である。
(3)結合組織は、細胞同士が密接しており、細胞間質に乏しい。
(4)疎性結合組織は、組織液を多く含む。
(5)肥満細胞の細胞膜には、IgE受容体が組み込まれている。



【解説】正答(3)
(1)正しい。滑面小胞体は、ステロイドホルモンの合成、脂肪酸の不飽和化、グリコーゲン代謝・分泌、
   有害物質の不活性化・無毒化(肝細胞)、カルシウムイオンの貯蔵・遊離(筋細胞)に関与している。
(2)正しい。支持組織の細胞間質の繊維には、
   コラーゲンからなる膠原線維とエラスチンからなる弾性線維がある。
   膠原線維は引き伸ばされにくく、弾性線維はゴムのように伸縮する。
(3)誤り。結合組織は、細胞間質が非常に豊富で、細胞は線維や基質に埋もれたように散在する。
   細胞同士がブロックのように密接して並び、細胞間質に乏しいのは、上皮組織である。
(4)正しい。疎性結合組織は、人体に広く分布する結合組織で、皮下組織や粘膜下組織などを作る。
(5)正しい。肥満細胞の受容体に結合したIgEが、抗原抗体反応により肥満細胞を活性化すると、
   ヒスタミンなどの化学伝達物質が肥満細胞の顆粒内から細胞外に放出される。
   ヒスタミンが過剰に放出されると、T型アレルギー反応が引き起こされる。


今日の問題は、「三大栄養素の代謝」についてです。
「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の中でも非常に重要な項目で、毎年必ず数問出題されています。
この問題を解くだけではなく、参考書を隅々まで読み、暗記するのではなく「理解」してください。
管理栄養士として勤務する上でも「三大栄養素の代謝」について理解することは大事なことです。


Q1.糖質と脂質に関す津記述である。正しいのはどれか。
(1)マンノースは、五炭糖である。
(2)マルトースは、β-1,4グリコシド結合を持つ。
(3)イヌリンは、フルクトースからなる単純多糖類である。
(4)ドコサヘキサエン酸からエイコサノイドが合成される。
(5)スフィンゴミエリンは、糖脂質である。




Q2.脂質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)脂肪酸合成は、ミトコンドリアで行われる。
(2)脂肪酸のβ酸化は、細胞質ゾルで行われる。
(3)α-リノレン酸かたアラキドン酸が合成される。
(4)コレステロール合成には、ペントースリン酸回路で産生されるNADPHが利用される。
(5)コレステロール合成の律速酵素は、リポたんぱく質リパーゼである。




明日解説します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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