アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2018年06月28日

栄養食事指導の虎の巻

国家試験に合格して晴れて管理栄養士になった場合のお話をします。
管理栄養士になると職場によっては栄養食事指導が任されることになります。
栄養食事指導は管理栄養士の中でも三本の柱である重要な仕事です。
(管理栄養士の仕事の三大柱は、栄養食事指導、栄養管理、給食管理です。)
栄養食事指導は栄養士では加算がとれませんが、管理栄養士では加算がとれます。
病院では栄養士ではなく管理栄養士の求人が多いのはこの理由です。

病院で勤務する場合、ぜひ持っておいて欲しいのがこの一冊。
病態ごとの特徴や食事療法が書かれていて、病院管理栄養士であれば一人一冊持っていることが多いです。
どの栄養科の本棚にも一冊はある有名な本です。
↓「栄養食事療法必携」
あの有名な中村丁次先生の本です。
中村丁次先生といえば、神奈川保健福祉大学の学長で沢山の本を出版されていますね。
栄養学のスペシャリストの先生で栄養士であれば知らない人はいないと思います。

栄養食事療法必携第3版

新品価格
¥3,672から
(2017/6/9 19:26時点)


↓「栄養食事療法必携」

余談ですが、最後に一つ。
よく栄養食事指導のことを略して栄養指導と言いますが、
正式には栄養食事指導というのが正しいのでぜひ覚えておいてくださいね。
この記事へのコメント
岡本星矢様


コメント拝見しました。
委託会社から直営の病院へ転職が決まったということですね。
おめでとうございます。
おっしゃるように委託会社(業務は給食提供業務がメインということで良いですか?)と
直営(業務は栄養管理や栄養食事指導やメインということで良いですか?)は
大きく使う知識が異なると思います。
勿論、勉強も必要になると思います。

確認なんですが、岡本さんは管理栄養士の資格はお持ちということで良いですか?
管理栄養士の資格はお持ちで、仕事のために勉強するということを前提にお話ししますね。
(違っていたらご指摘ください…)

・委託会社と直営の大きな違いは何か
岡本さんは委託会社を経験されているということなので、
まずは、「委託会社と直営の大きな違いは何か。」を理解することから始めてはいかがでしょか。
委託会社は、病院からの委託を受けて調理業務を行うことがメインの場合が多いですね。
対する直営は、入院患者さんの栄養管理や入院患者や外来患者の栄養食事指導を行うことがメインとなります。
直営になると委託会社を管理するという給食管理業務もあります。
調理業務も委託会社に任せっぱなしにしてはいけません。
異物混入や食中毒が起こらないようにするための管理は直営管理栄養士の仕事です。

・委託会社になくて直営に必要なこととを勉強する
それは、栄養管理の知識と栄養食事指導の知識です。
まずは、管理栄養士の国家試験の「臨床栄養学」の項目を勉強してみましょう。
ただし、国家試験の「臨床栄養学」を理解するだけでは管理栄養士としては不十分です。
総合病院であれば、どんな疾患の病態と栄養に関する知識を持ち合わせていなければ務まりませんし、専門病院であればその専門分野を勉強する必要があると思います。
ここでご紹介している「栄養食事必携」はどの疾患についても幅広く紹介されているので、どの病院の栄養科にも置いてあることが多いですね。
私も病院管理栄養士になった際に購入しました。
まずは、色々な参考書を買い漁るよりは、この本一冊勉強した方が効果的だと思います。
栄養管理を勉強すれば、自ずと栄養食事指導にも役立つと思います。

・自分の強みを生かす
委託会社から直営といっても同じ管理栄養士です。
業務内容は異なりますが、「食」に通ずるということでは共通しています。
5年間もの間委託会社で立派に働いて来られたと思うので、
ぜひ直営しか経験していない管理栄養士にはない強みを発揮して欲しいと思います。
例えば、高齢社会で急増している嚥下障害の患者に対する嚥下食の栄養食事指導や
献立作成の方法(委託会社で経験していたら)などなど沢山あると思います。
これって普段調理に携わっている管理栄養士の方が、直営の管理栄養士よりも理解していることなんですよね。
実は、私は直営しか経験していないので、委託会社を経験している管理栄養士には敵わないなーって私自身が感じていた部分なんです。
ぜひ今までの経験もフルに生かして欲しいと思います。

・コミュニケーション能力をつける
実は、これは私は病院管理栄養士として勤務する上で一番大事にしてきたことです。
直営になると直接患者さんと関わる機会が格段に増え、他職種(医師、看護師、薬剤師、言語聴覚士・理学療法士・運動療法士などのリハビリ職種、など)との関わりも増えます。
栄養食事指導を行う上での患者さんとの信頼関係は、行動変容にもつながります。
他職種との信頼関係は、栄養管理を行う上でも役に立ちます。
病棟にいる時間が他の職種に比べて格段に少なく、受け持つ患者の人数も格段に多い管理栄養士にとって、情報は命です。
ぜひ普段から患者さんや他職種ともコミュニケーションを意識して、名前で呼ばれる管理栄養士を目指して欲しいと思います。

少しでもお役に立てたなら幸いです。
また何かお困りのことがあればいつでもコメントくださいね!
岡本さんが素敵な病院管理栄養士になることを祈っています。


erina
Posted by erina at 2018年12月19日 14:32
大学を卒業してから委託会社で5年働き直営の病院に転職することになりました。
大学以来勉強をしてこなかったのでこれを機に勉強し直したいと思っているのですが、良い参考書や問題集などはありますでしょうか?
何から手をつけたらいいのか悩んでいます。
アドバイス等頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。
Posted by 岡本星矢 at 2018年12月19日 12:18
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7731291
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
<< 2020年02月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
さんの画像

食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
プロフィール
日別アーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。