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2018年05月17日

低血糖の症状

低血糖の症状は血糖値の低さの程度に応じて現れます。
はじめは異常な空腹感、だるさなどが生じますが、気が付かないこともあります。
その後、冷汗、動悸、ふるえ、熱感、不安感、悪心などの症状(自律神経症状)が現れます。
血糖を上げるためのホルモンが分泌されるからです。
これらの症状は、重い低血糖の前の比較的軽い低血糖で現れるため「警告症状」とも呼ばれます。
この時に低血糖に気付いて対処すると重い低血糖を避けることが出来ます。
さらに血糖値が下がると、脳の神経細胞がエネルギー源とするブドウ糖を利用できなくなるため、
神経や精神の働きの低下による症状が現れます(中枢神経症状)。
眠気、強い脱力、めまい、強い疲労感、集中力の低下や混乱、言葉が出ない、物が見えにくい、
時間や場所が分からないといった症状です。
同時に、元気がない、不安、抑うつ、攻撃的、過敏で不機嫌、周囲と調和がとれない、
動作がぎこちないなどの神経症状が現れることもあります。
さらに血糖が下がった場合には、痙攣、意識消失、一時的な体の麻痺、昏睡といった症状が現れて、
長時間続くと生命に危険な状態になります(大脳機能低下)。
低血糖の症状が現れる血糖値は一定でなく個人差があり、
普段の血糖値が高い場合は少し低い血糖値でも症状が現れます。
また低血糖の症状には個人差があり、自分がどんな症状が出やすいか知っておくことが大切です。

低血糖 症状.png
posted by shokuchie3 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 低血糖
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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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