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posted by fanblog

2011年10月24日

平成大活劇 それゆけ!! ZASETU君

思春期、ZASETUはその、思春期のまっただなかにいた。

思春期、それは制服のズボンがべとべとして、Yシャツは冷たく、

学生服は鉄をまとっているように重く、動きを鈍らせ、

自分はプチプチのついた梱包材で何重にも、何重にも巻かれ

街の音や人の声は、くぐもっていていらだつし、

口に含むものは油粘土のように無味で不快で、

自分の吐く言葉はすべて、自分を傷つけるものだった。

永遠だった。



--

- 新しい朝が来た♪希望の朝だ♪

チュンチュン....チュンチュン

「うるせぇ!!!!」

挫折の放ったマグ・カップが二階の自室の窓を突き破った。

階段の踏板を踏み割るように、挫折は階段を下りた。

そこには、朝食が用意されていた。

(nan nan dayo!! ko re ha!!)

挫折はテーブルの上の朝食をすべて床に払い落とすと、

自転車にまたがり、老婆を一喝。

錆びついたペダルをこいだ。

つづく
posted by ハチ夫 at 22:02| Comment(0) | 大本格小説

2011年09月29日

「手を振って、さようなら」

肉じゃががたべたい。

じゃがの角が取れて煮汁に溶け出す。

粒子の均一な圧力が舌の上にひろがる。

「おい、明日は仕事じゃないのか?早く眠れよ。」

じゃがに箸をさす。

しめし合わせたように、じゃががふたつにわれる。

「ああ、あの子はフェードアウトだな。一生大切な友達!って言われたんだぜ?すくなからず、
俺はうれしかったんだ。でもな、やっぱ結局そうなる。だから俺は嫌いなんだよ、仲良しこよしが。」

結びに結んだ糸こんの結び目の両サイドを

毛細管現象で吸い上げられた甘い煮汁とともに食し、

その結び目は固く、しかし舌と上あごで圧を加えるとほどけ、

そこからスウプが染み出るのであった。

「元カノのツイートみたら、なんだかよろしくやっていた。悪いところをもっと指摘しておけばよかった。そう思うのは俺の良心からである。いやなものはいや。」

ばら肉の薄切りがひときわコクをたたえてあまく、

そのあまさに絹さやのみずみずしさ、そしてわずかな苦味が

二の手、三の手、箸が止まらないのである。

「おっぱいがさわりたかった。あのこは、おっぱいを触って欲しそうな顔をしていたから。」






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ハチ夫
posted by ハチ夫 at 01:38| Comment(0) | 大本格小説

2011年08月22日

「各駅」

それは多くのジンコウブツがそうであるように、
ひとつの例外もなく
鉄のパイプにぶら下がっていて、
わずかに許された猶予のなか、
触れ合うことなく、
それでいながらにして
単独であることに否をつきつけられた、
とうかんかくにぶら下がっていた
吊革が
ひとつ平行線の交わりにあわせて
揺れる。
まったく異なっていて、
それらがまったく同じように動いて、
バラバラだったものが一個の現象において、
ひとつの風景になる。

「でね、」
「そう。そのあと。」
「ボストンバック、現代風の、バレーボール部が持ってるようなさ。」
「わかる。」
「そこから出してきたわけ。」
「アンドーナツでしょ。」
「そう。前に座ってた女がね、膝の上に置いたそのバックから。それでさ、食べてるわけよ。」
「うん。」
「ずーっと食べてる。バックの中にアンドーナツの菓子袋があってさ。」
「そこから食べてるんでしょ?」
「そう。で、だいたいわかるじゃん。そろそろ食べ終わるな、みたいな。」
「うん。」
「で、終わったんだよ。あんどーなつは。」
「ああ。」
「そしたらこんど、ちょっと違う箇所から同じ動きでバームクーヘンが出てきた。」
「うん。」
「それも食べてるわけ。」
「うん。」
「ずーっと。」
「うん。あの、カットしたようなやつでしょ?」
「そう。そういうバームクーヘン。」
「そのあと、お茶を飲んだんだ。」
「お茶を。そうだね。あんどーなつとバームクーヘンを食べたらお茶が飲みたくなる。」
「そのあと、ちいさいシュークリームみたいのあるだろ?」
「ああ、カルシューね、チョコの入った。」
「そうそう。今度それを食べだした。」
「うん。」
「ずーっとだよ。ずーっと食べてる。」
「うん。」
「そのあと、あの、80円くらいのあるだろ?なんていったかな、棒みたいな。」
「ポッキー?」
「違うよ、そうじゃなくて、ラングドシャとかあるやつ。」
「ああ、プチシリーズね。」
「そうか、そう、そんな名前のやつ。」
「それ食べだしたの?」
「そうなんだよ、それこそ、ラングドシャだよ。」
「よく食べるねー。」
「そのあと、チーズが挟んであるようなビッツ、OREO、ちいさい甘食、ずーっと食べてる。」
「お茶も飲んでる?」
「お茶も飲んでる。2時間ずーっとだぜ?その膝の上のスポーツばっくもさ、すっかりしぼんで。」
「それでどうなったの?」
「降りてった。」
「はぁー。」
「俺は信じられなかった。2時間ずーっと、俺はそれを見てたんだぜ?」





posted by ハチ夫 at 23:22| Comment(0) | 大本格小説
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ハチ夫
1984年生まれ。 たのしいことが多いと感じる毎日。 いちプログラマーとして質素な生活しています。 住まいは世田谷区の賃貸。 週末は気が置けない友人と酒を飲んだりサーフィンしたりしている。おしゃべりたのしい。 好きな飲み物は水です。次に三ツ矢サイダー。 好きなブランドはユナイテッドアローズグリーンレーベル。 お酒はずっとビールです。はしごしたらワインになる。 子供のころにしたいと思っていたこや、大学生の頃にできなかったことができる年齢−29歳。 前向きさが取り柄。 目下、禁煙中である。
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