シロのスロット日記

　　　　　パチンコを始めた頃の白クマです


　パチンコを始めたのは高校２年のときでした（いけないですね）
教室で同級生がパチンコで１万勝った！！６千円勝った！！などと話しているのを聞き、そんなに儲かるのなら自分もやってみたい・・・と思ったのが始まりです

　正直そんなに儲かるのならお店が潰れてしまうので勝てないのだろうと常識的に考えてはいたのですが
　５千円ほど握り締めて実家のすぐ近くのパチンコ店に入る・・・・・・までに少し勇気が要りました（笑）

　店内に入り最初に目に付いた台、今でも忘れない初めてのパチンコ台はロボスキーと言う羽物、機種の知識どころか全くの予備知識なしで突撃したのでどうしていいのか解らずオロオロ・・・・・

　打っている人が誰も居なかったので（逆に人が居たら打てなかったと思います）立ちながら台を良く観察すると、台の横に１００円と５００円と書かれたコイン投入口がある

　ここにお金を入れると玉が出てくるんだな？
テレビのドラマなどでパチンコを打っているのを見ていたので何となくパチンコのイメージみたいなものは有った

　回りの人から見られない、なるべく目立たない位置
これが最初にパチンコをした時の台を選ぶ基準でした

　玉を借りて上皿に流しハンドルを捻ると・・・・玉が打ち出された！！
左下にある１と書かれた所に入ると羽が１回開く、打っている内にその事に気が付き、１に玉を入れて羽を開かせて羽に玉が入るとたくさん玉が戻ってくる・・・・なるほど、こうやって少しずつ玉を増やしていくのか

　１０００円ほど打った時に大変な事が起こってしまう
大きな音楽とともに羽がパカパカと開いて玉がジャンジャンと増えていく





　　壊れた！！




　本気でそう思った・・・・怒られるのでそのまま逃げ出そうと思った・・・・・・
回りをキョロキョロと見回していつ店員さんが来て怒られるのかとビクビクしながら打ち続ける
フィーバーと言うものを知らなかった。かなり挙動不振だったと思う

　しかしそれもすぐに収まった
今の何？？？？？良く解らないが玉が一気に増えた
店員さんが飛んでくるでも無いので壊れたのではない？今ので普通なの？

　どうなったらもう一度あんな風になるの？
フィーバーした時の事を良く思い出しながら台を観察すると、Vと書かれた穴があることに気が付く

　これだ！！

　仕組みが何となく解ってきた
１の穴に玉を入れて羽が開いて玉が中に入る
入った玉がVに入るとパカパカするらしい

　自分の考えた事が本当に有っているのか確かめたくて打ち続ける
そして１の穴に玉が入り、羽に拾われた玉がロボットの股の間を通ってVに入った

　大きな音楽と共にまた羽がパカパカと開いて玉がジャンジャンと出てくる
なるほどそう言う事だったのか、やっと意味が解った

　そして小さな箱３つほどに増えた玉を持って店員さんに”止めたいんですけど”と聞くと
玉を流してくれカウンターに行くように指示される

　カウンターでレシートを出すと現金がもらえると思っていた
しかし、もらえたのは変な形のプラスチック数枚とお菓子・・・・・・

　ここで同級生の話を思い出す
景品を小さな窓に入れるとお金がもらえる・・・・そんな事を言っていた様な気がする

　店の外に出て壁沿いに歩いていくと・・・・・有った・・・それっぽい小窓（笑）
おそるおそる景品を入れてみると
　”チョコはダメ！！”とチョコだけ帰ってきた

　その後に６０００円と言う高校生にしては大金を手にする
すごい！！お金が増えた！！


　まさにビキナーズラックのお手本のような勝ち方
それでもパチンコなんてそんなに勝てるものじゃない、今日はたまたま運が良かっただけに違いないと常識的な判断は出来た

　そして、次の日もパチンコ屋さんに白クマはいた（笑）
この日もビギナーズラック２回目でまたまた６０００円ほど勝ってしまう

　こうなると、パチンコやっていればお小遣いいらないんじゃない？
と勘違いしてしまう（笑）

　３日目はさすがに負けて、やっぱりね〜〜見たいな気持ちで帰ってきたのを覚えている
こうして白クマのパチンコの歴史が始まっていく事になる

　その後もプラトーンやニュービッグシューター、ニュートキオ、ビッグベンなど個性的で楽しい台を打ち、心から楽しいと思えるパチンコをしていた時

　勝ったり負けたりしながら、それでも勝ちを増やしたくてパチンコの雑誌を買って釘の見方を勉強したり本当に楽しかった

　今思うとこの頃のパチンコが　”娯楽”　だった気がする
楽しむためにお金を払っていたのだと思う

　今は違う・・・・稼がなければいけないので楽しくない・・・・大連荘した時などは、おおっと思うが、やっぱり今では勝った日でもお金と疲れしか残らないなぁと思ってしまう