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城用語 堀障子(ほりしょうじ) [2020/08/09 05:50]
堀の底を細かい区画に仕切るために設ける障害物を堀障子といいます。障子にはもともと「隔てるもの」という意味があります。その「隔てるもの」を堀の底に設けるから堀障子。家庭にある障子のようだからというのは誤解です。 <発掘調査の写真> [出典:岩槻城址公園説明板] ここは岩槻城跡。発掘調査の結果、曲輪と曲輪の間の堀で、掘底に堀障子が確認されたようです。 <発掘調査の場所> こちらで見つかったのですね。発掘調査が終わると埋め直してしまうので、残念ながら実..
城用語 御前曲輪 御前とは(高天神城 御前曲輪) [2020/07/11 22:41]
要害の地に築かれた高天神城の本丸付近に『御前曲輪』と呼ばれる曲輪があります。この御前は、身分の高い武将に対する敬称ではなく、神仏を指すと受け止める方が適切のようです。曲輪とは城の区画のことですので、それに御前がつくということは、何らかの祭祀の場と思われます。 <御前曲輪近くの鳥居> こちらは高天神城の御前曲輪に隣接する天神社です。江戸時代に別の曲輪へ移されましたが、もともとはここ鎮座していました。 <元天神社>もとてんじんしゃ いわゆる天神さまですね。..
馬場は馬の居場所とは限らない(高天神城 馬場平) [2020/06/20 06:45]
いわゆる『馬場』といえば、軍馬が待機したり馬術の練習をする場というのが一般的な解釈です。ただ山城を巡っていると『こんな高いところまで馬を連れてきたのか?』などと思うことはありませんでしょうか?まぁ実際に馬が待機していたのかもしれませんが、馬場の『馬』はあて字の場合もあるということを知っていると、ちょっと見方も変わりますね。 <高天神城 馬場平> ここだけ見ると落ち着けそうな曲輪ですが、険しい山城の上層に位置していまする <険しい山城> [現地撮影:高天神城..
城用語 大手門・追手門(おおてもん ) [2020/05/05 22:50]
今回は城好きでなくても知っている大手門についてです。簡単に言うと、お城の表門ですね。 <笠間城の大手門跡> [茨城県笠間市] 大手とは正面のこと。家に例えると玄関のような場所を大手口といい、そこに設けられる門を大手門と言います。城の顔ともなる門ですから、あまり貧そな造りという訳にはいきませんよね。 <掛川城の大手門> [静岡県掛川市] こちらは復元された掛川城の大手門。威風堂々!立派です。 庶民が暮らす城下町に通じる城の正面玄関ということですね。 ..
城用語 搦手門 (からめてもん) [2020/05/04 21:02]
今回は城好きの方でないとなかなか馴染みにくい搦手門 (からめてもん)について。すごくおおざっぱに言うと、お城の裏門のことです。逆は大手門です。 <高天神城の搦手門跡> [静岡県掛川市] 大きな城郭の場合はたくさんの門がありますね。このうち正面、つまり家の玄関のような重要な位置にある門を大手門と言います。大手(又は追手)は正面を指す言葉。これに対し、搦手(からめて)とは後方を指す言葉で、城の場合は正面とは逆側を指し、その位置に設けられた門を搦手門と呼んだりし..
城用語 矢穴(やあな) [2020/03/30 20:48]
今回はお城の石垣関連の話でときどき耳にする矢穴(やあな)についてです。簡単に言えば石を割る際に石の表面に刻んでおく穴のことです。矢はクサビのこと。開けた穴にクサビを打込んで石を割ります。 ■実物■ 実物を見た方が分かり易いですね <実物> 虎ノ門駅の『江戸城外堀跡地下展示室』から撮影した石垣です。矢穴、どこだかお分かりになりますでしょうか? <矢穴と刻印の説明> こちらは展示室内のパネルです。説明文には『石垣表面には石を割った矢穴や大名を示す刻印が..

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もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
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