名作「
花の慶次」をいわゆる
大人買いしました!
■花の慶次・全巻購入■むかし全巻持っていたのに、引っ越しを繰り返すうちにどこかで捨ててしまいました。ただ忙しく仕事にまみれ、記憶からも遠ざかっていましたが、時代小説などを読むようになり、機会があって「花の慶次」の原作・
一夢風流記を読むに至り、どうしてもまた同じ感動を味わいたく、
いわゆる大人買いしてしまいました。
<全巻>
●作品概要『
花の慶次〜雲のかなたに〜』
かつて少年ジャンプに連載されていた歴史漫画。原作:小説家・隆慶一郎原作/作画:原哲夫。戦国一の傾奇者・前田慶次郎利益(とします)を中心に、魅力的な「つわものども」が描かれた作品です。前田慶次はあの前田利家の甥。実在した人物がモデルになっています。
<原作の小説>

原作の小説もお勧めです。こちらはかなり深いものがあります。
■大人買い■この言葉、
大人がカネにものを言わせたみたいであまり好きではありません。ただ現実としてお金持ちではなく、仕事に追われて
時間が少ないのだから貧乏ともいえます(仕事があるだけ感謝はしてます)。無いと言ってもこんなブログをやっているのだから、通勤電車で携帯を見たり、帰宅してパソコンと向き合う時間くらいはあります。そういう会社員、けっこう多いのではないでしょうか。
そういう人こそ「あっ」と思ったら大人買い、つまり「
まとめ買い」が良いと思います。あの、
衝動買いとはちょっと違います。
対象となるものを熟知している。それを前提にしています。昔持っていたとか、借りて読んで感動したとか。つまり、少なくとも自分にとって間違いのないものです。
好きになれるものには意識して心を傾けないと、なかなかアクションに結びつきません。
中途半端に大人だと、そこまでしなくてもとか、やらない理由を思慮深さとか言って正当化してしまいます。まぁ仕事ならそんなこともあるかも知れませんが、自分自身のことですよね。世間並みに遊ばねばと流行りを追ったって、そんなの人に合わせてるだけ。誰の時間でしょう。人と関係なく、自分の時間を過ごす。
大人のまとめ買いも、そのための手段の一つです。
ということで
個人的には
Amazon通販が楽でした。
楽天通販
読んだことがある方へ■昔からのファンです■<堂森善光寺>ゆかりの寺
米沢市南部の堂森。ここに
前田慶次ゆかりの寺があります。画像は夏の訪問。
春も秋も、そしてわざわざ真冬に訪問したこともあります(米沢の冬を体感したくて)。周囲からは、同じ場所に何度も行くので笑われます。まぁそう言いたくなる気持ちも分かりますが、東京ディズニーランドに何度も行く人は笑われませんね。同じですよ。世間で流行ってるか流行ってないか。たったそれだけの違いです。
■根強い人気■「花の慶次」でネット検索すると、
根強いファンが多いですね(私もそうですが)。「
名言集」なんていういいサイトもありますね。前半だと
奥村助右衛門や
千利休、中盤からは
直江兼続などなど。
台詞を見ただけでシーンを思い出せます。
伊達政宗の「これが、母親が息子に食わせる初めての料理か」は、いわゆる名言というより、シーンそのものに涙が出ます(母親が政宗を毒殺しようとしたシーン)。このお話は史実もドロドロなのでどうなることかと思いましたが、弟の伊達小次郎が実は生きていて(史実とは異なりますが)、最後に「生きるだけ生きたら野垂れ死に致します」と爽やかに去って行くので、やや救われました。まぁ人それぞれ心に残る台詞は違うと思います。ファンなら誰でも知ってるのはこれですよね。
虎はなにゆえ強いと思う?もともと強いからよこれは圧倒的な存在であり続ける慶次らしい台詞ですね。秀吉の命を狙って舞った後の「
人としての意地でござる」とか、あるいは「
手前にもわかりませぬ」。あの天下人との問答も忘れられません。
私が一つだけ選ぶとしたら、やはり背景も含めてですが、景勝の「これは夢であろう?」という思い(配慮)に応えた時の台詞ですね。
ならば
夢の続き 今しばらくご覧いただきたい
[米沢駅にて]
以上です。今回はご紹介でした。いつも以上に個人的な思い入れとなりましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。下は文中にもあった原作の小説『一夢庵風流記』です。

-----------補 足-----------
読んだことない方へ本のまとめ買いをお勧めしましたが、それは過去に読んだとか、ある程度内容が予測できるものに絞った方が良いですよね。今回の私の記事は、あくまで「
内容を良く知っている人」に、「もう一度読んでみませんか!」という感じで勧めているつもりです。当ブログがきったけで
花の慶次に興味を持たれた方は、まずは本屋さんでのぞいてみて下さい。一冊だけなら、衝動買いも悪くありませんね。一冊なら第15巻(最終回)がお勧めです。