2021年07月07日

旧街道の分岐点(北区赤羽)宝幢院前の道標

今回は旧街道沿いの分岐点に立てられた道標の話です。

<道標>みちしるべ
Road-sign.JPG
こちらは北区の宝幢寺の前に設置されている道標

<正面>
Road-to-Edo.JPG
正面に「南 江戸道」と刻まれています

両側面にも文字が刻まれていますが、ちょっと確認するのが難しい状況です。特に向かって左側は厳しい

<以前>
Before-maintenance.jpg
私が初めて訪問した時はこの状態でした。柵も覆堂もありません。ただ、これだと手で直接触れたり、あるいは人が誤ってぶつかるなんてこともあり得ますね。

<現在>
After-maintenance.JPG
歴史を刻んだ貴重な文化財です。保護するため、いまのような状態となったのでしょう。

ということで
無理やりのぞきこまないで、北区教育委員会さんによる文化財説明板を参考にさせて頂きます
<説明板>
Explanation- cultural-properties.JPG
とても丁寧な説明がなされています。刻まれている文字については以下の通りです。

東 川口善光寺道 日光岩槻道
西 西国富士道 板橋道
南 江戸道

なるほど。丁字路に立つ道標だったわけですね。主要な町の名が記されていますので、これなら方向音痴の私でも選ぶべき道を間違えないような気がしました。南へ行けば江戸へ向かう、西は板橋方面ですから中山道方面へ向かうことになります。そして東は日光御成道へと繋がる道。ここからすぐ近くの岩淵宿を経由して荒川を渡り、川口宿などを経て日光街道に出る道です。

日光御成道は将軍が徳川家康を祀った日光東照宮を参詣するための街道ですが、普段は庶民を含めた多くの人の往来があった道です。各々の事情で道を選ぶ人たち。どのような思いで道標を見つめたのでしょうね。

ということで
道と道が出会う重要な場所の道標のご紹介でした。

<宝幢院> ほうどういん
Houdouin-temple.JPG

<宝幢院前の道標>
Road-sign-front-temple.JPG

■訪問:
宝幢院前の道標
[東京都北区赤羽]3丁目


■参考及び出典
・現地説明板
(北区教育委員会)
・北区飛鳥山博物館ホームページ

https://www.city.kita.tokyo.jp/hakubutsukan/rekishi/fureru/bunkazai/akabane/michishirube.html
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
http://fanblogs.jp/tb/10841478
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
[アクセスランキング]
  1. 1. 山城山頂に残る神秘の溜池 金山城 日ノ池
  2. 2. 火の玉不動 大宮宿の水路と刑場のなごり
  3. 3. 岡崎城のなごり
  4. 4. 上杉謙信の軍旗 毘沙門天と懸かり乱れ龍
  5. 5. 武田勝頼「素肌攻め」の城跡 膳城
  6. 6. 関東の連れ小便・政宗白装束の舞台 (石垣山城)
  7. 7. 浜松城のなごり 家康が17年間居城とした城
  8. 8. 鳥居元忠を祀る神社(壬生町)精忠神社
  9. 9. 久地円筒分水と溝口暗渠散歩(川崎市)
  10. 10. 長谷堂古戦場 秋の訪問記
  11. 11. 山上道及と唐沢山城
  12. 12. 高天神城のなごり
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
最新記事
プロフィール
Isukeさんの画像
Isuke
もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
プロフィール

お城巡りランキングに参加中 [参加させて頂いた雑誌]

クルマで行く山城さんぽ100 絶対インスタにアップしたい「絶対見たい名城」30選 (CARTOP MOOK ACTIVE LIFE 009)

[当サイトお勧め本]

図説・戦う城の科学 古代山城から近世城郭まで軍事要塞たる城の構造と攻防 (サイエンス・アイ新書) [ 萩原さちこ ]

小説上杉鷹山 (集英社文庫) [ 童門冬二 ]