2020年08月09日

城用語 堀障子(ほりしょうじ)

堀の底を細かい区画に仕切るために設ける障害物を堀障子といいます。障子にはもともと「隔てるもの」という意味があります。その「隔てるもの」を堀の底に設けるから堀障子。家庭にある障子のようだからというのは誤解です。

<発掘調査の写真>
shirononagori464a.jpg
[出典:岩槻城址公園説明板]

ここは岩槻城跡。発掘調査の結果、曲輪と曲輪の間の堀で、掘底に堀障子が確認されたようです。

<発掘調査の場所>
shirononagori464d.jpg
こちらで見つかったのですね。発掘調査が終わると埋め直してしまうので、残念ながら実物を見ることはできません。

<説明板>
shirononagori464b.jpg
この説明だと、堀障子は畝(うね)ともいうようですね。いずれにせよ、堀の内側の障害物を指して堀障子と呼びます。堀の内側に入った敵の動きを制限する。これが目的ですね。攻め手の動きを鈍くすることは守る側に有利。飛び道具の命中率も高くなります。

説明文に小田原城と並んで山中城も紹介されていますので、画像だけ貼っておきます。

<山中城跡>
shirononagori464v.jpeg
[静岡県三島市山中]
山中城跡の障子堀です。区画の仕切りの部分を堀障子といいます。調査後に埋めてしまわず、この状態で維持されている例は稀です。

ということで
堀障子のご紹介でした。実際には堀障子と障子堀は混合されて使われています。用語の説明をしておいてなんですが、あまり厳密に言い分けるより、この堀が果たす役割とか機能を感じとってもらう方が嬉しいです。

障子堀については、別途投稿していますので、良かったら覗いてみて下さい
→『記事へ進む

<岩槻城址公園>
shirononagori463c.jpg
説明板を引用させて頂きました城址公園です。お世話になりました。



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タグ:城用語
posted by Isuke at 05:50| Comment(0) | TrackBack(0) | その他
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