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2018年11月02日

港区の塩釜公園 伊達家ゆかりの地

つわものどもが夢の跡
新橋5丁目の公園を訪ねました。

<公園のシンボル>
shirononagori281 (1).JPG
訪問した公園を象徴する鳥居と参道。鹽竈(しおがま)神社です。

<塩釜公園>
shirononagori281 (7).JPG
場所は新橋5丁目。港区の愛宕山から5百メートルほど東へ行ったところです。画像は公園の入り口付近、奥は冒頭の神社になっています。昼時には、どこからともなくサラリーマンが集まってきて、思い思いにランチを済ます姿が見受けられる場所。この時もなるべく人を避けて撮影しました。

この公園、港区のホームページによれば『関東大震災復興後、町民が憩える公園をつくろうという計画を伊達興宗伯が聞き約400坪の敷地を愛宕下町会に寄付した』とのこと。

伊達?そう、あの伊達家です。興宗(おきむね)さんは明治生まれの伊達家32代当主(ちなみに政宗で17代)です。ここは仙台伊達藩の屋敷(中屋敷?)のあった場所。伊達家のご厚意から始まり、現在の姿に至っているわけですね。

shirononagori281 (2).JPG

もうちょっと正確に言うと、屋敷内にあった鹽竈神社の境内だった場所です。伊達家に限らず、大名は屋敷内に自身の国から神社の分霊を移して祀りました。鹽竈神社は、伊達の領内(塩竈市)にある本社から、四代藩主綱村(正宗のひ孫)が、芝口上屋敷(汐留の伊達家屋敷)へ分霊を迎え祀ったのがはじまりです(1695年)。のちにこの地に移されました。

<鹽竈神社のお隣>
shirononagori281 (4).JPG
同じ敷地内の稲荷神社です。こちらもいい雰囲気です。


つわものどもが夢の跡

<鹽竈神社の社殿>
shirononagori281 (3).JPG
伊達家屋敷内の神社は、いつしか庶民にも参拝が許されるようになります。安産の神様として信仰を受け、多くの女性が安産祈願に訪れたそうです。やがて境内が公園として整備され、いまでは会社員の憩いの場。もともとは伊達家の私的な神社でしたが、開かれたことで、たくさんの人に恩恵を与え続けています。

■訪問:塩釜公園
[港区新橋]五丁目19-7


-------追 記-------
2020年の12月初旬に再訪したところ、銀杏が鮮やかだったので画像を追加しておきます。

SN281ad202012 (1).jpg
SN281ad202012 (2).jpg
SN281ad202012 (5).jpg

続いて
お隣の稲荷神社

SN281ad202012 (3).jpg

SN281ad202012 (4).jpg
よく見ると大黒さまと恵比寿さまが顔を出して笑ってます



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