今回は水路のお話です。ただの水路ではありません。壮大な治水事業の一環として造られた伊豆の巨大放水路です。
<狩野川放水路>かのがわほうすいろ
山を貫いて造られました。これが水路です。
以前から存在は知っていましたが、どうしても実物を見てみたく、伊豆の城跡巡りの際に立ち寄りました。撮影は1月。城巡りに同行してくれた友人も、苦笑いしながら探索に協力してくれました。
<コンクリの要塞>
近くで見ると圧倒されます。何の飾りもなく、ただ役割を果たすためのだけの姿。無機質でありながら、毅然と映るのは気のせいでしょうか・・・
このプロジェクトに投じられた費用は約700億円。これについてはいろんな評価はありますが、山の向こう側を流れる狩野川の氾濫を、今も守り続けていることは事実です。元々暴れ川だった狩野川がピンチになると稼働し、溢れそうな水をこの水路から海へ逃がします。
溢れそうなら逃がす
いろんなことのヒントになり得ますね。
---■狩野川放水路■---
建 設:1951年6月〜1965年7月
全 長: 2,980m
水路幅: 約50m〜120m
[伊豆の国市・沼津市]
2018年08月15日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7997961
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック