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2018年04月14日

港区芝公園の東照宮

土曜出勤の午後を利用した港区内の史跡巡り。新橋から愛宕を経由して仙石山の城跡推定地へ。そして東京タワーの下を通過して芝公園へ辿りつきました。前回の投稿はそこで目にした「中世の城跡のような」古墳。今回は帰路となる地下鉄三田線の「芝公園駅」真上にある芝東照宮です。


<芝東照宮>
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いわずと知れた家康を祀る東照宮。まっすぐ進むと

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天気の良い土曜日ということもあってか、人が途切れることがありませんでした。

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昔は増上寺の一部でした。まぁいまでもすぐ近くですが、一応切り離されています。

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御祭神は徳川家康公。はい、承知しております。

東照宮を訪問しておいてなんですが、戦国期の上杉ファンとしては、徳川家康さんには「巨大な壁」になってもらわないと困ります。そうでないと盛り上がりません。もっとはっきり言うと、すみませんがプロレスでいうところのヒール役ですかね。

でも本当はわかっています。凄い人だと。信長や秀吉と比較して地味ですが、結果として天下を取りました。更に、この大将を必死に支えた家臣団が魅力的です。とんぼ切りの本多忠勝、赤鬼・井伊直政、半蔵こと服部正成・・・。あと途中で家康のもとを去ってしまいましたが、石川数正(かずまさ)も好きですね。それらのつわものどもを束ねていた。家康はいわゆる「持ってる人」だったのかもしれません。

■東照宮■とうしょうぐう
東照宮と聞くと、まず『日光』を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかしあちこちにありますね。東照宮とは、神格化された徳川家康(=東照大権現)を祀る神社。一つである必要はありません。家康の死後、徳川家と関係の深い大名家が競うように建立したため、一時期その数は五百を越えたそうです。そして現存でも百以上。よくみかける訳ですよね(今回ブログにまとめるまで、もっと多いと思っていました)。

「権現」とは、神仏が人という仮の姿でこの世に現れる事を意味します。豊臣秀吉の神号は「大明神」でしたが、徳川家のブレーンだった南光坊天海の助言で「大権現」となりました。秀吉が実質一代で滅んだことを背景にした助言のようです。天海の宗教上の都合もあったようですが、長くなるので・・・

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■四大東照宮■
<拝殿>
Shiba-Toshogu.jpg
日光のほかに、ここ芝東照宮、そして久能山東照宮、上野東照宮を四大東照宮と呼ぶそうです。日光以外は並列と思いきや、今回訪問の芝はそのなかでも特別な存在のようです。上野東照宮が徳川家菩提寺の寛永寺内にあったのと同じく、芝東照宮も増上寺内にありました。明治初期の神仏分離令により、寺から切り離され、芝東照宮となりました。豪華な造りだったそうですが、残念ながら1945年の東京大空襲により焼失。現在の社殿は1969年に再建されたものです。

<神木の大イチョウ>
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芝東照宮のイチョウ。拝殿の向かって右手になります。

<説明板>
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1641年に家光が増上寺の安国殿再建を行った時に植えられたといわれています。推定樹齢350年。家康は東照大権現として神格化され、徳川の世は十五代で250年も続きました。それでも、この一本のイチョウより短いわけですね。

<帰路>
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新緑が鮮やかです。来ようと思えばいつでも来れた場所。何となく来た甲斐がありました。

■芝東照宮
[東京都港区芝公園]4-8-10

 
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