2018年01月03日

水谷勝氏ゆかりの上羽黒神社(筑西市)

正月なので神社の話を。と言っても、自分の初詣は既に地元で済ませているので、昨年の城跡巡りで印象が強かった神社をひとつご紹介します。城跡が立派な神社となっている例はたくさんありましたが、ちょっと違います。思わず足を止めた。そんな雰囲気の神社です。

■茨城県筑西市■
<上羽黒神社>
sirononagori181 (2).JPG
下館城跡訪問時に通りかかった上羽黒神社。小さな神社ですが、独特の雰囲気に「はっ」として立ち止まりました。

何だろう、この空気は・・・

パワースポットにでも出会ったような衝撃でした。ここは水谷勝氏(みずのやかつうじ)が、出羽三山の羽黒大権現を勧請したことが始まりとされています。

■守護神■
水谷勝氏は、結城氏家臣として名高い水谷氏の初代当主。そして下館城を築城した人物です。それ以降、下館城が水谷氏代々の居城となります。勝氏は風水に従い、城を中心に鬼門風門などの方角に羽黒神社を建立。領内の守護神としました。ここ上羽黒神社は下館城の北西、戌と亥の間に位置します。「天門」と呼ばれる方位ですね。怨霊や魑魅魍魎などの災いが出入りする天門。この地の羽黒神社は、天門の守護神ということになりますね。

水谷氏が創建した羽黒神社は計七社。私が足を止めたこの神社は、そのうちの一つということですね。この日は城跡探索が精一杯で、「七羽黒」全てを訪問することはとても無理でしたが、一部と出会ったことで神社に込めた水谷勝氏の思いを知るきっかけとなりました(帰宅してから調べて知りました)。運が良かったと思っています。私は霊感とは無縁の男ですが「素通りすんじゃないよ」と勝氏が声をかけたのかも?まぁともかく、筑西市の羽黒神社は、かつて城下に町を築こうとした下館城築城者の思い。すごく大きな意味では、これも「下館城のなごり」なのかも知れません。

ということで、ちょっとだけ城、そして戦国武将と関係のあるお話でした。

■つわものどもが夢の跡■
<下館城跡>
sirononagori181 (1).jpg
水谷氏初代の勝氏が築城した下館城跡。つまり水谷氏始まりの城跡です。水谷氏の名は、蟠龍斎(はんりゅうさい)の名でも知られる6代正村の登場により、より世間の知るところとなります。正村は南下しようとする宇都宮氏に対抗するため、ここ下館城より更に北側に出城(久下田城)を築城。自ら城主となり宇都宮氏の侵攻を食い止めました。

当ブログ初期の訪問記。宜しければ覗いてみて下さい。
→『下館城のなごり
→『久下田城のなごり

最後に
2018年が皆様にとって良い歳となりますように。この拙プログもまだまだ続けますので、見かけたらどうぞ覗いてやって下さい。「ゆかのり地」や、ときどき水路又は「暗渠(あんきょ)」なども投稿させて頂きますが、基本は城跡巡りブログ(のつもり)で続けていきたいと思っております。最後までお読み頂き、ありがとうございます。


お城巡りランキング
posted by Isuke at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 城跡[関東]
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
http://fanblogs.jp/tb/7154910
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
[アクセスランキング]
  1. 1. 山城山頂に残る神秘の溜池 金山城 日ノ池
  2. 2. 火の玉不動 大宮宿の水路と刑場のなごり
  3. 3. 岡崎城のなごり
  4. 4. 上杉謙信の軍旗 毘沙門天と懸かり乱れ龍
  5. 5. 武田勝頼「素肌攻め」の城跡 膳城
  6. 6. 関東の連れ小便・政宗白装束の舞台 (石垣山城)
  7. 7. 浜松城のなごり 家康が17年間居城とした城
  8. 8. 鳥居元忠を祀る神社(壬生町)精忠神社
  9. 9. 久地円筒分水と溝口暗渠散歩(川崎市)
  10. 10. 長谷堂古戦場 秋の訪問記
  11. 11. 山上道及と唐沢山城
  12. 12. 高天神城のなごり
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
最新記事
プロフィール
Isukeさんの画像
Isuke
もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
プロフィール

お城巡りランキングに参加中 [参加させて頂いた雑誌]

クルマで行く山城さんぽ100 絶対インスタにアップしたい「絶対見たい名城」30選 (CARTOP MOOK ACTIVE LIFE 009)

[当サイトお勧め本]

図説・戦う城の科学 古代山城から近世城郭まで軍事要塞たる城の構造と攻防 (サイエンス・アイ新書) [ 萩原さちこ ]

小説上杉鷹山 (集英社文庫) [ 童門冬二 ]