(盛岡城の追記です)
<お城からの眺め>
盛岡城跡公園からの眺めです。
■不来方城■
不来方城(こずかたじょう)。これは盛岡城の別称です。現在の盛岡は、古くは不来方と呼ばれていました。神様に捕まった鬼が「二度と来ない」と約束した方向。そう伝承されています。ちなみに、その証として鬼が岩に手形を残したことが岩手の名の由来。
なんだか昔の人たちの願いが込められている感じがしますね。由来を知ると、なおさら素敵な名前です。
<不来方のお城>
深まる秋・・・
■啄木の歌■
地元出身の石川啄木が、この不来方城(盛岡城)を題材にした歌を残しています。
不来方のお城の草に寝ころびて
空に吸われし
十五の心
啄木は盛岡中学(盛岡第一高校)の卒業生。学校近くの城跡で草原に寝転び、空を見つめた経験があったのでしょう。素敵な歌だと思います。心の奥底の何かが、揺さぶられるような気がします。
誰でもかつて十五歳でした。皆さんにも似たような瞬間があったのではないでしょうか。あの時の気持ち、どこへ行ったのでしょうね。
城巡りを中心とした拙ブログですが、せっかく盛岡城を訪問しましたので、「不来方」の名、そして「啄木の歌」を紹介させて頂きました。たまたま読んで頂いた方が、何かしら感じてもらえればもらえれば嬉しいです。
不来方のお城にて見あげた空。蒼天の日にまた来ますかね。
-----■不来方城■-----
正式名:盛岡城
築城者:南部信直
築城年:1598年
城 主:南部氏
廃城年:1871年
[岩手県盛岡市内丸]
お城巡りランキング
2017年11月14日
この記事へのコメント
fumfumさん、ありがとうございます。石川啄木を紹介しながら、少しだけ尾崎豊さんも意識して書きました。やや目線を高くし過ぎたか?と思っていたので、コメントは素直に嬉しいです。
Posted by Isuke2020 at 2018年06月13日 21:26
偶然サイトにおじゃましました。この記事、なんとなく尾崎豊さんの「十五の夜」を思い出します。素敵なメッセージですね。
Posted by fumfum at 2018年06月13日 14:11
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