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2017年06月25日

花たんとの日々(死海の上を、ギリギリ飛ぶ 2)

人工心肺がとれて、ベッドの上(の、チューブ)が、スッキリしました。
ここ数日、花たんは見た目が「重病人」のようだったので、
とても、ほっとしました。

だけど、
肌色が以前より青い。(手術の翌日からのことです)

光の加減?
私の気のせい?

先生にも、看護師さんにも、尋ねました。「肌色が青くないですか?」

答えは「人工心肺をしてる間は何の負担もなかったから、肌色も良かったとは思いますけどね。」

といった曖昧な返事でした。
「青いですか?今までと変わりないと思いますけど・・。」と言う、看護師さん。

やはり気のせいかな。
私が心配し過ぎかな。
ごめんね、花たん。

と、思っていました。

今思えば、思い過ごしではなかったと思います。
私は毎日花たんの写真をとっていましたが、やはり、以前より青い我が子が残っていました。

手術後は、皆、青くなるのかもしれません。
私だけがびっくり・ビクビクしていたのかもしれません。
そこらへん、気にすべきことだったのか、気にしなくて良かったことなのか、今でもわかりません。

その時期、花たんが生まれて1カ月たった頃でした。
ICUに通うことが日常になり、
こんな時期になってようやく、機械の数値を確認するようになりました。

どこを見たら何がわかるのか、先生や看護師さんに聞きました。
毎日、自宅に戻った後、メモを残しました。

血中酸素は80前後の日があれば、
翌日には75前後、
その次の日は70前半・・。

ところが、血圧のほうは徐々に安定が見えていると言われ、おしっこも出始めてきている。

数値を見ても、何がいいのか悪いのか、よくわからず・・

「昨日より数値が・・」と
毎日先生に聞くからか、
「大手術の後だから、時間はかかりますよ。」と言われました。
看護師さんからも「人によって回復のペースはありますよ。花たんはがんばってますよ。」と、言って頂きました。

手術をしてから1週間。
良くなっている気配があるような、そうでもないような、
もやもやする状況でした。

花たんをあせらさないように、
私は心配し過ぎないようにしていました。
短い面会時間、
たくさんお話をしてあげました。

青い娘。
目は腫れぼったく、うつろ。
口元もダランと無気力。
動きそうにない、手と足。
人工呼吸器に完全に頼っている、規則的な胸の呼吸。

ピッピッピという機械音がなる中、
「ゆっくりでいいよ。ゆっくり元気になろうね。」
と頭をなでました。

何度も、低飛行から這い上がった花たんだから、大丈夫!
そう信じました。

手術後もまだ、「死海」の上をギリギリ飛んでいる花たん。

ゆっくりでいい・・

なんて言っていましたが、

ゆっくりがもたらす悪影響が次々に花たんを襲ってきました。

まずは、
手術後開いたままの胸。

早く閉じないとバイ菌がはいる心配が増える。

花たんはまだ、万全の状態に回復していない。
今、胸を閉じることで体力が落ちる心配もある、と言われました。

ああ・・苦しいな。
花たんに無理して、ダメになってほしくない。
でも、このまま低空飛行だと感染の危険がある・・。

1番苦しいのは花たんなのに、
ママも勝手に苦しくなっています。
一緒にがんばろう。
1人じゃないよ。
ママも一緒。

弁の手術を終え、逆流の心配はなくなったのに、
今度は「肺血流」との闘いがやってきたのでした。

つづきはまた。








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