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2017年04月27日

花たんとの日々(未来を夢見た頃 1)

バンディング手術後の花たんは、むくみがひくのも順調で、
心臓を助ける薬を減らしました。

回復って徐々に、と、いうより、
急でした。

ICUに面会にいけば、いつものように眠った花たんがいる、
と思っていたら、

目をぱちくりして、
お顔の管が外れて、
くわ〜
とあくびをしてる姿。

びっくり

えーーーーーーーー!!!

でした。

映画でよくある、眠ったままだったはずの人が、
起きた〜〜〜〜〜
という感じでした。
この頃、産まれて2週間ほど。

初めて我が子を抱っこしました。

花たんのことで、何度も泣いてきましたが、
この日は、完全な嬉し涙。
やっとやっと、待ち望んでた日が来ました。

腕の中で、「ああ〜」と泣く花たん。

生まれた日に、「ああ〜ん」と泣いて以来の声でした。

生きて、動いてる。

花たんがこの手の中にいる。嬉しい!嬉しい!

説明に来た先生から、「心臓の状態は横ばい。逆流は相変わらず。」という、進展のない説明がありましたが、
「抱っこできるようになるまで回復させてもらえて、感謝します。」と
何度もお礼を伝えました。

我が子を抱っこてきることがこんなに嬉しいなんて、
この重みがこんなに愛おしいなんて、
あたりまえのことがあたりまえじゃないから、
余計に感動する。
花たん、がんばってくれてありがとう。

海パパとはしゃいで、何枚も写真を撮りましたが、
ここはICU
はしゃぎすぎるのも、いけないので、
明日また写真を撮ろう、と決め、撮影大会はストップ。

ようやくこの日がきたので、明日はもっと、明後日はもっと、可愛い写真がとれるはず。

そう信じていました。

でも、花たんの1番良い写真はこの日が最後でした。
そして、この日にとった写真が、花たんの遺影になりました。

話は戻り、抱っこできた日の次の日のこと・・

また可愛い花たんに会えると思って、うきうきとICUに向かいましたが、再び人工呼吸器を装着していました。
自分だけで呼吸するには、筋力が追いつかなくて疲れてしまった様子。
徐々に呼吸の筋力をつけながら完全に呼吸器を外すことを目指しているようでした。

がっかりしたけど、納得でした。

その代わり、鼻からミルクがとれるようになったので、今後、栄養がついていくだろうと。

その次の日、
呼吸器は外れていたらいいな、ミルクがたくさん飲めてたらいいな、
とわくわくしながら面会に行きました。

ミルクを注入したけど、腹部から白い液体が出たようで、
脂肪分のないミルクになると聞きました。
手術をした新生児は、そうなりやすいそうです。

一進一退ってこういうことだな・・

と思う毎日でした。

「痰は上手に出てるから、明日には人工呼吸器が外れるかも。」
と言われ、わくわくした日、
次の日には
「人工呼吸器を外したけど、自分だけの呼吸では少ししんどいので空気を送る機械を付けてます。」
なんだ・・また顔に器具がついてるのか・・
目をぱちくりしてる日があり嬉しい日があれば、
次の日には
「少ししんどそうなので眠り薬を入れてます。」
と言われたり。

それでも確実に、前に前に進んでいるのは間違いありませんでした。
ほんのりピンクの頬。
顔色も良いし、
むくみもないお顔。

良くなっていくと、「もっともっと」と期待してしまいます。
面会に向かう間、
「今日は、また良くなっているかな?」
とわくわくしていました。

また花たんの泣き声が聞きたい。
また大きなお目目でママを見て欲しい。


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