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2013年07月22日

脳のしくみを利用する

「まず、ちょっとだけガマンして、5分間だけ集中してやってみることです。たった5分間だけ、ガマンして勉強や仕事を続けてみましょう。そうすると、脳は勝手に勉強モードや仕事モードに入ってくれて、そのまま30分でも1時間でも勉強や仕事を続けていくことができるのです」(中野信子『世界で通用する人がいつもやっていること』アスコム 31頁)

勉強しなければならない、仕事をしなければならない状況であっても、何となくやる気がなくダラダラと何もしないことがあるものですが、たった5分間、とにかくやってみるということが大切みたいですね。

とりあえず、やってみるという軽い感覚でよいのでしょう。

あまり、力が入りすぎると、逆にやることができなくなる懸念があります。

何となく何もしないのではなく、何となく気楽にやってみるというのがいいかもしれませんね。

時間は、5分間ですから短いといえば短いですね。

そうすると、何となくやっているうちに、脳が勝手にやるモードになってくれるというのですから、いい方法です。

確かに、読書においても、何となく開いた本を何となく読み進めていくうちに、いつの間にか集中しており、1時間ぐらい経っていたということがあります。

片づけの時に出てきた書類を何気なく読んでいる中に、30分、1時間が経ってしまい、書類を集中して読むことはできても、片付けが全く進まないといったこともよく経験することです。

とりあえず、まずは、何となく読むというのがいいのかもしれません。

力み過ぎることなく、肩の力を抜いたときの方が集中できるようですね。

力が入りすぎると集中に差し障りがあるようです。

まずは5分間、たった5分間、何かをすることで脳が勝手にやるモードになるということを、とにかく、利用することですね。
posted by lawful at 19:54| 雑感

2013年07月07日

幸福になる人は、はじめから決まっているのか?

「努力しようとする意欲、挑戦する意欲、さらに(普通の意味での)功績や資格を手に入れようとする意欲といったものでさえ、幸福な家庭と社会的情況とによって決まってしまう」(ジョン・ロールズ『正義論』改訂版 川本隆史ほか訳 紀伊国屋書店 100頁)

よく、「やればできる」という言葉を聞くことがあります。

確かに、やればできますから、この言葉は正しいといえるでしょう。

「やればできる」という言葉は、ただ単に事実を述べているだけの言葉ですね。

努力すれば努力したなりの結果が出るものです。

ここには何らの問題点もありません。

問題なのは、やろうとしても、なかなかできないというところにあります。

つまり、努力できるかどうかが大きな問題ということですね。

なぜ、やろうとしてもできないのか。

なぜ、努力しようとしても努力できないのか。

もっと言えば、そもそも、努力する人と努力しようとしない人との違いは何なのか。

ジョン・ロールズの言葉を借りれば、幸福な家庭に恵まれているかいないかの違いといえそうです。

幸福な家庭に恵まれる人は努力して、より一層、幸福になる。

幸福な家庭に恵まれていない人は、努力しないので、より一層、不幸になる。

簡単に言えばこういうことでしょう。

身も蓋もありませんが、世の中を少しく観察しただけでも、この現実を確認することができます。

その通り、その通り、といった感じですね。

1 努力しようとする意欲

2 挑戦する意欲

3 功績や資格を手に入れようとする意欲

上記3つの意欲は、幸福な家庭に恵まれた人に備わるのであって、不幸な家庭で育つと努力しようとする意欲そのものが備わらないということは、恐ろしい現実のように感じられます。

幸不幸は、最初から決まっているといってもよく、厳しい現実が見て取れます。

「人が意欲的になす努力は当人の生得的能力および技能と当人が手にしている選択肢とによって影響されるということが、ここでも明らかだろう。才能や資質において恵まれた人びとが他の条件が同じであれば良心的に努力する可能性は高いだろうし、また彼らのより大きな幸福に関して割り引く方法が皆無であるように思われる」(同書 415頁)

人が意欲的になす努力には、以下の3つの条件が必要なようです。

1 当人の生得的能力

2 当人の技能

3 当人が手にしている選択肢

まず、元々持っている能力が大切なようですね。

そして、その人が持っている技能が大切ということです。

それだけでなく、「当人が手にしている選択肢」ということですから、さまざまな生き方を選ぶことができる、つまりは、恵まれた家庭、恵まれた環境が大切ということですね。

能力、技能があって、恵まれた家庭環境にある人は、意欲的に努力する傾向があるということです。

逆に言うと、能力がなく、技能がなく、恵まれない家庭環境にある人は、そもそも、意欲的に努力する傾向がないということになりますね。

幸福になる人は、はじめから決まっているといえそうですね。

はじめから幸福な人はいいですが、そうでない人がほとんどでしょうから、このような現実を直視しながらも、どうにかできないものかと考える必要があります。

先にあげた、

1 当人の生得的能力

2 当人の技能

3 当人が手にしている選択肢

を持っている人は、極めて少数であることは確かですが、自分自身にこの3つの条件が本来的にはあるのだけれども、たまたま表に出ていないだけと考える方法があります。

つまり、これからが本番であるという考え方ですね。

元々、意欲的に努力することができる人間であり、これから、それを実現していくという生き方ですね。

過去ではなく、現在を生き、未来に向かって自身の可能性を開くという人生ですね。

確かに、幸福でない家庭で育った過去があるかもしれませんが、その現実はしっかりと受け止めながらも、現在、未来に向けて、いままで表に現れてこなかった幸福を開くという心構えで生きていくことが大切であるように思います。

意欲的に努力する生命を自らの内から汲み出しいくことが肝要ですね。

意欲的に努力する生命が出てくれば、「やればできる」という通り、やるわけですから、できるわけです。

その人に応じた幸福が目の前に現れるということですね。

もっといえば、どんな困難があろうとも、意欲的に努力する生命が放出されている限り、その人は、もう幸福といえるでしょう。

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posted by lawful at 16:00| 生き方

2013年07月06日

日蓮を支える人々

「曼荼羅本尊だけでなく、他の書状等に用いられた料紙が、ごく精密に調整されているのを見ると、いわば紙の扱いに長じた技術僧が、身延山の僧団のなかにいたに違いない」(『日蓮 久遠のいのち』平凡社 104頁)

日蓮は、曼荼羅本尊を多く残し、また、数々の書状を門下に与えています。紙の量は相当なものになります。

日蓮の執筆活動において、紙を準備する人々が大きな役割を担っていたと考えてよいでしょう。

法を広げようとしても、いくら聖人ほどの人であっても、人間一人の力は知れており、支える人々がいなければ、法は広がりません。

執筆活動を重要な活動としていた日蓮にとって、紙を精密に調整する人々の存在は大きかったといえます。

書くべき内容を持っていても、紙がなければどうしようもありません。

現在と違って簡単に良質な紙が手に入る時代ではありませんから、然るべき調整ができる人々がいなければなりません。

日蓮の周りには、紙を調整することができる人々がいたわけですから、現在に至るまで、日蓮の仏法は生き続けています。

日蓮に感謝すると共に、歴史に名前は残っていませんが、日蓮の曼荼羅本尊、書状のための紙を準備した人々にも感謝したいと思います。

偉大な人物の周りには、その偉大な人物を支えた多くの無名の人々がいることに思いを馳せながら、偉大な人物の残した法を大切にしたいと思います。

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posted by lawful at 20:04| 日蓮

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