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2017年09月30日

お金の貯め方

権藤 で、何が知りたいって?
花村 どうしたら金貯まるかって、もういいよ。
権藤 いや、せっかくだから教えてあげるよ。金貯めようと思ったらね、花村さん、使わないことだよ。あんた、葬式がありゃ1万、結婚式がありゃ2万と出すでしょう。そんなものを出してたら、金は残らない。100万あったって使えば残らない。10万しかなくても使わなければ、まるまる10万残るんだからね。あんた、今、ぽたぽた落ちてくる水の下にコップ置いて水溜めてるとするわね。あんた、のどが渇いたからって、まだ半分しか溜まってないのに飲んじゃうだろ。これ最低だね。なみなみ一杯になるのを待って、それでも飲んじゃだめだよ。一杯になって、溢れて、垂れてくるやつを、これを舐めてる。我慢するの。そうすりゃコップ一杯の水は・・・。
映画「マルサの女」1987

この後、本棚の後ろの金庫がばれてしまい、台詞はここで終わってしまいますが、続けるとするならば、「コップ一杯の水は、そのまま残る」ということになるでしょうね。

「マルサの女」が公開されて30年になりますが、色褪せない映画ですね。

お金を貯めるには、使わないこと。確実な方法ですが、これを実践できる人はほとんどいないでしょうね。

いくら大金を持っていても、浪費家ではお金は貯まらない。逆に借金を拵える場合すらあります。

給与が少なくとも、支出を工夫し、お金を貯めれば、それなりに貯まります。時間が経つにつれて、その金額は膨らんでいきます。結果として、なかなかの貯蓄額になるのですね。

コップの水の例えがありましたが、一杯になるまで待つことが必要です。待つことができない人間にお金を貯めることはできないということですね。

ある意味、株式配当などが、一杯になって、溢れて、垂れてくるやつといえるでしょう。と言っても、相当な金額を株式に投資しなければ、大量の垂れてくるやつを得ることはできませんね。

いずれにしても、まずは、どんな小さなコップであっても、一杯になるまで待つことですね。貯めることと待つことは同義と考えてよいでしょう。

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posted by lawful at 23:26| お金

2017年08月12日

信用

すべて物事には基礎蓄積が大切である。そしてそれは、ひとり金銭上の事柄のみでなく、信用に関しても同じことが言えます。否、この方がはるかに重大です。
『森信三一日一語』寺田一清編 致知出版社 133頁

まず、金銭の蓄積が大切であると指摘されています。

お金がないということは、ある意味、信用がないといえますので、次の信用に関する事柄とつながってきますね。

いずれにしても、お金は貯めておかなければなりません。ある程度の金員が手元にないと身動きが取れないものです。

世の中のことは、ほとんど、お金で解決がつくものです。

しかし、お金で解決できない問題は、どうすればよいのか。

そこで必要とされるのが、信用なのでしょうね。

いざという時は、お金ではなく、信用、信用そのものが大切ということでしょう。

お金は、所詮、数値ですから、いっぺんになくなることはありません。数値にしたがって、その数値ごと減るだけです。

しかし、信用は、その人そのものと一体化しているため、ちょっとでも信用がなくなると、すべての信用がなくなってしまうのですね。よって、信用の基礎蓄積は、積み上げるのには、何十年もかかるけれども、無くなるときは一瞬です。怖いですね。

この観点からすると、お金の方が安心に思えてきます。

しかし、お金より重要なのは、信用なのですね。信用があれば、お金に困ることはなく、お金の源泉が信用と考えておくのがよいでしょうね。

いずれにしても、信用という基礎を固め、信用の蓄積に励むのが人生といえましょう。

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posted by lawful at 09:16| お金

2017年01月19日

億万長者は、ダイナースクラブのクレジットカードを持たない!?

表2−2 
億万長者が所有するクレジットカード
クレジットカード   所有比率(%)
――――――――――――――
ビザ 59.0
マスターカード 56.0
(略)
アメリカン・エキスプレス(ゴールド)  28.6
アメリカン・エキスプレス(一般)26.2
(略)
アメリカン・エキスプレス(プラチナ) 6.2
(略)
ダイナースクラブ 3.4
(略)
――――――――――――――
          (母数=385)
トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ『となりの億万長者』斎藤聖美訳 早川書房 62頁

億万長者は、ステイタスがあるといわれているダイナースクラブのクレジットカードを持っているのかなと思っていましたが、たった3.4パーセントとは驚きです。

ダイナースクラブを使う人は、億万長者というよりは、見栄を張るためにお金を使う人なのかもしれませんね。

ビザやマスターカードを所持しておけば、事足りるわけで、ステイタスを求める必要はないようです。下手にステイタスを求めると出費が増え、億万長者になれなくなりますね。

ビザ、マスターカード以外でいえば、アメリカン・エキスプレスが多いですね。一般、ゴールド、プラチナの合計が61パーセントですから、ビザ、マスターカードとほぼ同じです。

日本でも同じような感じですね。ビザ、マスターカードが付いているクレジットカードがよく使われています。日本ですから、アメリカン・エキスプレスの代わりに、JCBがよく使われています。

日本に住んでいる限り、ビザ、マスターカード、JCBの3つのブランドがあれば、十分でしょうね。

よって、クレジットカードは、3枚が適当といえましょうか。

ダイナースクラブでは、年会費が2万2000円、アメリカン・エキスプレス(一般)では、年会費が1万2000円であり、高級レストランに頻繁に行く人や、海外旅行に頻繁に行く人以外にとっては、必要性に乏しいだけでなく、年会費が無駄に思えます。

ビザ、マスターカード、JCBであれば、年会費無料のクレジットカードがありますし、年会費があったにしても、せいぜい1250円です。

年会費2万2000円や1万2000円と比べると、大きな違いですね。

億万長者とまでいかなくとも、適切な富を蓄えるためには、無駄な出費は絶対にせず、また、見栄を張るような出費も絶対にしないことですね。

そうしますと、ダイナースクラブのクレジットカードは、億万長者にとって不必要なクレジットカードの代表といえそうで、3.4パーセントという低い数字がそれを物語っています。

つい、人は、ステイタスを求めますが、本当にステイタスは必要なのか。冷静に考えれば、必要ないですね。それに、現在では、ダイナースクラブのクレジットカードを持っていても、それほどステイタスがあるとみなされないようですから、年会費が高いだけというお得でない結果になるようです。

お得なクレジットカードを利用し、一歩でも億万長者に近づけるよう、倹約に励むのがよさそうです。

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posted by lawful at 21:53| お金

2015年08月22日

お金を使わないとお金持ちになる

断捨離を含め、節約することにより、お金が貯まります。

確かに、節約すれば、お金が貯まるのですが、もっと言うと、そもそもお金を使わなければ、格段にお金が貯まります。お金持ちになってしまうのですね。

千円か二千円持っていたら、ぼくは大金持ちでいるつもりなのです。だって使わないもの、金なんか。だから金持ちです。ほんとうです。あなた方も早くそういうふうになりなさい。
『戸田城聖全集』第二巻(質問会編) 聖教新聞社 233頁

例えば、1万円のものを8000円のもので代用するというのは節約でしょう。

しかし、そもそも1万円のものや8000円のものを買わなければ、1万円なり、8000円が手元に残ります。

それが積み重なると、多額のお金が残ります。

節約という次元でなく、そもそもお金を使わないという次元に至ることが重要でしょうね。

安いからといって無駄なものを買う人がいますが、安いといってもタダではなく、いくらかのお金を支払っているのですから、その時点でマイナスが生じています。

仮にタダのものであっても、必要がないものを家に置いている段階でスペースを無駄に使っていることになり、マイナスが生じています。

とにかく、お金を貯め、お金持ちになるためには、マイナスの要素を取り除くことが必要です。

物品購入だけでなく、思想にしても、宗教にしても、マイナスになるものは排除しておかなければなりません。

プラスになる考え方は、どんどん取り入れていくことですね。先程紹介した戸田城聖さんの発言など、ハッとさせられますね。全く違う視点からものを考えている発言は参考になるものです。

「だって使わないもの、金なんか」と言える境涯になることですね。
posted by lawful at 16:29| お金

2015年08月02日

『人とお金』斉藤一人

商売で一番大切なことは、とにかく「儲け」を出すことです。
斉藤一人『人とお金』サンマーク出版 29頁

「儲け」が出なければ、事業資金が足りず、借金をして、ゆくゆくは借金だらけになり、事業は潰れます。

このようにして、潰れる事業、会社は一定数発生します。

「儲け」を出すという一点に集中すれば、智恵も出ると思うのですが、そもそも、潰れる会社の社長は、「儲け」を出すことに集中していないのかもしれませんね。

根本的なことが分かっていないということでしょう。

あくまでも「儲け」があっての事業ですから、「儲け」がなければ何もないわけで、「儲け」にこだわらないという段階で、潰れる道を突き進んでいるとみて間違いありません。

ただ、すぐに潰れるわけではなく、数年、数十年かけて潰れるので厄介ですね。

潰れるなら、すぐに潰れた方が良心的というものです。

しかし、そうはならず、じわじわ潰れていくのですね。途中で幸運な「儲け」などを挟みながら、事業の規模を大きくしながら、潰れていくのですね。

貧乏神には、「貧乏な波動を出している人にとりつく」という性質があります。
だから、本当に貧乏をやめたかったら、意識や口グセを徹底的に変えることです。
同書 47頁

この指摘で重要なのは、「徹底的に変える」という点でしょう。

なんとなく変えても、人は変わりません。変われればいいなと夢想しても、人は変わりません。

やはり、「徹底的に変える」必要があります。

常日頃の行動において、貧乏くさい振る舞いは、徹底的に排除しておかなければなりません。

食事の際、買い物の際、出費を行う時も、今までの習慣で、貧乏くさい行動をとりがちですが、そのような時に、「これではいけない」と自問して、行動そのものを変えることです。

安いという言葉に踊らされることなく、それなりにいいものを食べ、買うことです。

無理をすることはありませんが、少しずつ、レベル、ランクを上げていく工夫は必要です。

ただ、値が張っている割には、その値段に見合わないものには、気を付けておく必要があります。

高ければいいというわけではなく、安いもの以上に喰わせものの商品があり、これに引っ掛かると、高額であるだけに、一気に貧乏になってしまいます。

このようにして、貧乏神は、必死に抵抗してきますので、こちらとしては、「徹底的に」対応するほかありません。
posted by lawful at 17:55| お金

2015年07月26日

株の買い方

株というものは毎日見る立場になると浜辺に立って海を見ているようなものですから波の高い低いだけが目についてしまいます。うっかりすると波の高い低いが海の動きだと錯覚を起こしてしまいます。
しかし、海を見て最も大切なことは潮の流れがどう変化するかということです。魚は潮の流れの中にいるのであって波打際にいるわけではありません。それと同じように証券界の潮の流れを見る場合も、証券界と一定の距離をおいて遠くから見る方がより正確にキャッチできるというのが私の意見です。
邱永漢『損をして覚える株式投資』PHP新書 172頁

この波と潮の流れとの譬えは絶妙ですね。

近視眼的になると肝心なことが見えなくなることをあらわしています。

確かに、波打際に魚はいませんね。潮の流れの中には数え切れないほどの魚がいます。

魚が欲しいのに波打際でうろうろしても仕方がないでしょう。海水浴ではないのですから。

そう考えますと、本物の投資家は漁師のようなもので、板子一枚下は地獄とばかりに身銭を切り、ある意味、命がけで投資をします。

しかし、偽物の投資家は、波打際で海水浴です。魚を手にすること、つまり、利益を上げることはありません。それどころか、波打際に行くまでの交通費だけ損をしているだけです。

株価を見て、株を買うと、その株は値下がりします。

会社を見て、株を買うと、その株は値上がりします。

なぜ、このようなことになるのだろうかと思っていましたが、株価を見るとは、波打際で波の高い低いだけを見ているということであり、会社を見るとは、潮の流れを見ているということだからなのでしょうね。

株を買う場合、あくまでも会社を見て株を買うべきであり、株価のみに囚われないようにすることですね。

目先の利益を追う時は、損をするものです。

キャピタルゲインを目指すのではなく、インカムゲインを目指す方がよいですね。

毎年の配当も10年続けば、それなりの金額になります。
posted by lawful at 15:54| お金

2015年07月11日

金持ち体質と貧乏体質との違い

金持ちと貧乏とでは、所有している財に違いがあるのは当たり前ですが、その違いを生み出しているのは、ものの考え方にあるようです。

金持ち体質の人は、自己肯定感がとても高い傾向があります。自分の目標や欲求がはっきりわかっているので、それに向かってためらうことなく行動できます。そして自分を信じているので、確実に自分に利益をもたらすものを見極め、それにしか投資しません。そんな明確な「自分基準」のスタンスがさらに選択眼を育てるので、自然とお金が手に入るようになるのです。
石原加受子 心理カウンセラー「プレジデント」2015.6.29号 55頁

金持ち体質の人は、自己肯定感が強いという。

自信のない人は、お金持ちになれないでしょうね。

あと、焦点が定まっているというのも重要でしょう。自分の目標や欲求が明確であるというのがそれですね。

そして、行動力があるという点は、見逃せません。また、投資というぐらいですから、身銭を切るというところも重要ですね。

キーワードとして「自分基準」とあります。他人の判断ではなく、自分の判断を基に生きていくということですね。

実際にお金が入ってくるかは、巡り合わせもありますが、少なくとも、上記のような心構えがないと、お金との縁はないでしょう。

世のお金持ちを観察してみますと、上記のとおりですね。パワフルであり焦点が定まっています。

さて、貧乏体質の人の特徴を見てみましょう。

一方、貧乏体質の人は、自己評価の低さと罪悪感の強さが混ざり合っています。自分が楽をすると相手に悪いなあと思ったり、相手が困っているとついその人のために頑張ってしまう。心が他者に縛られて自分の意思がない。だから許可を得ないと何もできないと思っている……。そんな人にお金が入るわけがありません。
同書 同頁

金持ち体質と反対に自己評価が低いという。これでは、もう、勝負に負けていますね。お金も寄ってこないですね。

注目したいのは、「罪悪感」ですね。これは、どういうことかと思っていますと、他者を気にし過ぎるという点で関係があるようです。

自分が楽をすると相手に悪いと思う点、相手が困っているとついその人のために頑張るという点をあげていますが、この視点は、重要ですね。

私自身、子供の頃、言うなれば、小学校中学年の頃までは、自分が楽をすると相手に悪いとは思っていませんでしたね。相手が困っているとその人のために頑張るという発想もなかったですね。

そもそも、自然に考えれば、自分が楽をすると相手に悪いとは思わず、相手が困っているとついその人のために頑張るということはないですね。人間の本質はこのようなことでしょう。もちろん、非難されることではありません。

小学校高学年や中学校に入るころになると、やや大人ですから、大人の事情を鑑みたり、また、人のためにならなければならないという理想主義的な考え方になびいてみたりして、自分が楽をすると相手に悪いと思い、相手が困っていると助けなければという思考回路ができてくるのでしょう。

学校の教師も表面的な理想論として、このような考え方を助長していたように思います。ただ、その教師も実際には言うだけであったことでしょう。自分は楽をして何らの助けもしていなかったのですから。

しかし、それらの教師の振る舞いが悪いと非難してしまうと、貧乏体質の思考回路にやられているということになります。

教師たちは自分の都合の良いようにしたいから、理想的なことを言い、生徒にはそのように行動させようとしているだけなのですね。そこを見抜かなければなりません。

しかし、中高生や大学生、また、20代の社会人がそのことを見抜くことはできないですね。人生経験が乏しいですから。

ただ、世にいう不良といわれている人間の中でも、所謂、極悪人を除く不良は、その噓臭さに気付き、教師らに対して不信感を持つだけでなく、実力行使に至っていたのかもしれません。

生徒を都合よくコントロールしようという上記のメカニズムは分からなくとも、何かがおかしいと感じていたのでしょう。

思い返せば、私も、教師らに対し違和感がありましたが、上記のようなことだったのでしょう。もっと「自分基準」で生きておけばと思いますが、小学校高学年や中学生の頃の私にそれを求めるのは、やや酷かもしれませんね。

社会人でも「自分基準」が確立されず、心が他者に縛られて自分の意思がないような社会人がうようよいるわけですから。

いずれにしても、自分が楽をすると相手に悪いと思うことなく、相手が困っているとついその人のために頑張ってしまうことがないよう、「自分基準」で生きていくべきでしょう。

少なくとも、お金に縁があるようになりたいと思うならば、中途半端な表面的な理想論に振り回されず、人間の本質に基づいて行動すべきでしょうね。

自分自身の子供の頃を思い返せばよいということですね。

中途半端な知識ほど、貧乏を助長するものはありません。

知識を得るならば、完璧な知識を目指すべきですね。そうしますと、お金との縁ができてきます。
posted by lawful at 21:49| お金

2015年03月01日

お金を使いすぎないこと

老後の蓄えがほとんどない人にずいぶん会ったが、彼らの多数が意外にもかなり高級な、しかも新車に乗っているのを見てふしぎに思った。もし新車を乗り回したり、新品の物ばかりを買わず、お金をもっと賢く投資していたらどうだっただろうか、と。
リチャード・カールソン『お金のことでくよくよするな!』小沢瑞穂訳 サンマーク出版 224頁

高齢者になって貯蓄がないというのは、悲惨ですね。

悲惨であるから、最貧困状態なのかといいますと、そうでもないようです。

ただ、定期的な収入が1回でも滞るならば、破綻するような家計であるようです。

なぜ、このような家計になるのか。上記にあるように、車で考えますと、高級車を欲しがるようです。そして、その高級車も新車であるという。数年に一度は買い換えているのでしょう。

これでは、お金は貯まらないでしょうね。

車だけでなく、あらゆる出費についても同じでしょうから、あったにしてもローンぐらいのものでしょう。

危険な生活といってよいですね。

自分の物欲にブレーキをかけて、収入の範囲内か、それを下回るレベルで生活をすると、「心の平安」というべつのタイプの豊かさを発見するにちがいない。心が平穏でリラックスした状態というのは、人生の最高の贈りものの一つだと私は思う。
同書 237頁

物を欲しがるのは子供じみています。

大人になっているならば、物にこだわるべきではないでしょう。

いい車に乗って、いい服を着て、いいものを食べて、と考えていきますと、お金はなくなるばかりです。

欲望のままに生きていくことは避けるべきですね。仏教的に言うならば、貪欲に陥らないこと、餓鬼界の状態から脱することですね。

見栄を張るという生き方もやめておいた方がよいでしょう。他人のために一生懸命見栄を張っても、何の豊かさも実現しません。無駄なだけです。このようなことが分かっていないというのは、仏教的に言うならば、愚かな状態であり、畜生界の状態といってよいでしょう。

大人にとって必要なことは、質素、倹約でありながらも極めて豊かな生活を編み出すことでしょうね。
posted by lawful at 17:21| お金

二年分の生活費を蓄える

大成功している財政管理の専門家が、「金持ちになる前に実行したいちばん重要なことは、二年分の生活費を蓄えたことだ」と言っていた。大変な犠牲、規律、まじめさ、忍耐のほか五年の月日を要したが、その利子――とくに心理的な見返りは大きかったという。その財政上のクッションがあったおかげで、心に平安があったし、危険を承知で成功に欠かせないステップを踏む勇気が出た。彼は二年分の生活費を蓄えたことで、心配をせずに夢やさまざまなチャンスを追求できたのだ。
リチャード・カールソン『お金のことでくよくよするな!』小沢瑞穂訳 サンマーク出版 124頁

よく聞くのは、3か月分の生活費や6か月分の生活費を貯めるということですが、二年分の生活費とは、なかなかの金額になりますね。

さて、1か月分の生活費とは、いくらぐらいなのでしょうか。

人それぞれではありますが、余裕をもって考えるならば、30万円程度と考えるのがよいかと思います。1日1万円と考えるわけですね。

そうしますと、二年分の生活費は、約730万円になります。

もっと余裕をもって考えますと、1年に10万円は余分に欲しいところです。二年分で20万円。

上記730万円と20万円との合計金額である750万円程度を蓄えることができれば、二年分の生活費を貯めたといえるでしょう。

確かに、10万円や20万円程度の貯蓄額では不安だらけでしょうね。

ただ、100万円や200万円程度の貯蓄額でも不安は拭えないでしょう。

300万円から500万円といっても、まだまだということなのでしょうね。

やはり、上記に示した750万円程度の貯蓄額があってこそ、次のステージに進めると考えるのがよいでしょう。

単にお金があるというだけでなく、心理的な見返りが期待できるようです。

心の平安が得られ、その上で、いざという時はいつでも動けるというのは、心強い限りです。

750万円を貯めたからといって、すぐに何かをする必要はありませんが、いつでも動ける状態をキープできることは、安心感につながりますね。

お金に振り回されないで生きていくには、少なくとも二年分の生活費、本ブログでは750万円と設定しましたが、この程度の貯蓄額は必要でしょうね。

休暇を減らし、車や家、服にぜいたくをせず、外食の回数も減らし、ある程度の必需品も切りつめるという犠牲を払ってでも、二年分の生活費を蓄えることには充分に価値がある。
同書 126頁

二年分の生活費を貯めるには、無駄を排し、いらないぜいたくをやめ、蓄財に励まなければなりません。

質素な生活、節約をする生活を身に付けることによって、お金が貯まるのですが、実はそれだけでなく、質素、倹約の生活を行う程の自制心を育むことが根本的な目的と思われます。

浪費しない生活ができるようになれば、750万円を貯めることは困難ではありませんし、余裕資金があるならば投資をすればよく、お金が増えていくことになるでしょう。

そもそも浪費しない生活は、経済的破綻の正反対の生き方ですから、破綻しようにも破綻できないですね。

二年分の生活費を貯めるとは、浪費しない自分を作り上げるためのトレーニングと考えればよいですね。

そして、二年分の生活費が貯まったならば、浪費しない人間になったのだと思ってよいでしょう。

あとは、投資をして運用の次元でお金と付き合うことになりますね。
posted by lawful at 16:55| お金

2015年02月15日

トマ・ピケティ『21世紀の資本』から今後のことを考える

低成長経済では、過去の富が当然ながら重要性を大きく高めることとなる。
トマ・ピケティ『21世紀の資本』山形浩生 守岡桜 森本正史 訳 みすず書房 28頁

元々、資本、所謂、お金や富というものをもっている人が有利ですね。ピケティによると低成長経済では、その有利さが際立つということです。

もし資本収益率が長期的に成長率を大きく上回っていれば(これは経済成長率が低いときには、必ずとは言わないまでも起こりやすい)、富の分配で格差が増大するリスクは大いに高まる。
同書 28頁

それ故、元々、持つ者と持たざる者との差があったのが、より一層、その差が開くというわけですね。

その格差が増大しますと、住むところも、学ぶところも、仕事をするところも、遊ぶところも別々になるでしょうね。所謂、住み分けが完成するわけです。

現今の日本を観察したところ、やや、このような傾向が見受けられますね。

資本収益率が経済の成長率を大幅に上回ると(19世紀まで歴史のほとんどの時期はそうだったし、21世紀もどうやらそうなりそうだ)、論理的にいって相続財産は産出や所得よりも急速に増える。相続財産を持つ人々は、資本からの所得のごく一部を貯蓄するだけで、その資本を経済全体より急速に増やせる。こうした条件下では、相続財産が生涯の労働で得た富より圧倒的に大きなものとなるし、資本の集積はきわめて高い水準に達する――潜在的には、それは現代の民主社会にとって基本となる能力主義的な価値観や社会正義の原理とは相容れない水準に達しかねない。
同書 29頁

ここで明らかなように、有史以来、経済は低成長であり、持つ者と持たざる者との差は歴然であったところ、二度の世界大戦を経験し、高度経済成長の時代であった20世紀は、その差を縮小させました。

いってみれば、驚異的な時代だったといえるでしょう。このような時代に「能力主義的な価値観」や「社会正義の原理」が広まるのは当然のことと思われます。

しかし、21世紀は、世界大戦を経験しておらず、経済は低成長です。19世紀以前に戻っているわけですね。

「能力主義的な価値観」や「社会正義の原理」といっても、最近は、空々しく感じられていましたが、低成長の時代という観点から考えると首肯できます。

20世紀とは時代が違うということは認識しておくべきですね。もう変わっているのですよ、ということですね。

今後数十年で、人口と経済双方の成長率は低下する見通しが高いので、このトレンドはなおさら懸念される。
同書 29頁

今後のことを考えますと、多額の相続財産があればよいのですが、そのような人は一握りであり、ほとんどの人にとって、大した相続財産はないわけですから、まずは、自らが財産を築くことでしょうね。

そうしませんと、貧困層に陥ってしまいます。

最初にすべきことは、貯金でしょうね。その貯金が一定金額に達したのちは、そのお金を投資にまわすことですね。

流動性のことを考えますと、株式投資あたりがよいでしょう。

株式といいますと、株価が上昇することによって得られる利益のキャピタルゲインに目が行きますが、配当による利益のインカムゲインに注目しておくのがよいでしょう。毎年、一定の金額が配当されるということは、長い目で見ますと非常に大きなことです。

最初は、ごく僅かな株式投資であっても、少しずつ投資を続けているならば、それなりの財産になり、その財産からの配当もそれなりの金額になります。

ピケティの指摘は、その通りだと思われますので、我々としては、時代が変わっていることを認識し、その上で、持つ者となるべく、然るべき財産を自らの手で作り上げることですね。

安易に浪費することなく、よく分からない詐欺に引っ掛からないよう、十分に注意しておくことです。

考えてみますと、持つ者が考えていること、行っていることを真似ればよいですね。そのようにしますと、今まで自分が考えていたこと、行っていたことが、いかに庶民とやらの振る舞いであったかが分かります。

今後、庶民として生きていくならば、貧困層まっしぐらでしょう。決して、そうなってはいけません。

20世紀は、ある意味、庶民の時代だったでしょうが、21世紀は違うとピケティは教えてくれているわけですから、いいことを教えてもらったと感謝しながら、自らの生き方の軌道修正を図ることですね。

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posted by lawful at 13:51| お金

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