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2017年04月26日
(司法書士試験) 受験勉強を淡々とやり抜く
受験勉強を淡々とやり抜く
受験生の方は,今の時期けっこう択一,記述式で間違って悲観するということがあると思います。
しかし,淡々と受験勉強を冷静にこなしていくことが,なによりも合格への近道です。
このことの大切さについて,私なりに述べさせていただきたいと思います。
1 どうして間違えるのだろう。自問自答の日々。
択一の問題を解いても,解いても間違えることがあります。「どうしてだろう・・・・。」といぶかしく思う。
自分が情けなくなる。
これだけやったのにまだ間違える。前は正解したのに,今度は間違えてしまった。
「この1問,3点が痛い。」
あるいは
これだけやったのにまだ解けない問題があるのか。
まだ知りもしない論点知識があるのか。
ため息の連続です。
町を歩けば,「誰もが楽しそう。ああ,自分は何でこんなことをしているのだろう。」
早く試験勉強から解放されたい。
このような気持ちになられる受験生の方は多いのではないでしょうか。
受験生なら誰もが通る合格への道だと思います。
2 外見からは分からない。人はできるように見えるもの。
しかし,合格したらいかなる択一問題でも間違わないで解けるのでしょうか。
それは違うと思います。
合格者でも択一の問題を解かせれば頻繁に間違えます。
合格する前と合格した後で,1日を境にして一瞬に人間が変わることは大抵ありません。
司法書士試験に合格すれば,何でも知っている,大変な知識量を保持している,このようにいえる人は大抵いないでしょう。
現在受験勉強の追い込みをかけていて,基準点超えの上乗せ点を何問とれるかどうか不安に思っている受験生と同程度の知識量をもって,同じく不安な時期を過ごした合格者が多くいたことは間違いありません。
司法書士試験合格者が大変良くできる人だと思えるのは,ある意味錯覚かもしれません。
合格者であっても,次年度も前年度と同じ点をとれるという保証はありません。
さらにいえば実務家であろうと学者であろうと,択一問題を一問も間違えないで解けるとの絶対的な保証があるとはいえないでしょう (私の極めて個人的な推測であることをお断りしておきます。汗)。
外見からは分からない。人はできるように見えるものです。
ですから,択一を間違えたことで必要以上に落ち込むべきではありません。
セルフイメージを自ら下げることは不要です。
セルフイメージを下げると,下げたところで能力の限界点を自ら設定してしまうことになります。自分で自分の能力の芽を摘むことになります。
ですから「自分には能力がある。自分は絶対にスゴイ。」というセルフイメージを大切にすることが重要です。
こう思ったところで,他人に対して尊大な態度に出なければ,誰にも迷惑を掛けるわけではなく,全くもって思想良心の自由です。
したがって,自分のセルフイメージを大切にしてください。
3 気持ちの切りかえ
試験会場に臨んだ合格直前の自分と合格後の自分とで明らかに連続性があります。
心血注いで頑張って受験勉強を行い,試験会場の座席に座った合格直前の自分と合格後の自分とではその知識量において変わらない。
そして,合格する自分になっているかどうか試験直前においても大抵分からない。
そんな状態で多くの合格者が毎年誕生していることを思い出してください。
今の自分を悲観するのではなくただ前進あるのみです。
受験勉強に心血注いで頑張った自分と思えるだけのことはやり抜く,そういう自分を作って試験会場に臨めれば,合格後の自分と繋がる蓋然性が飛躍的に高まります。
ですから,現在択一の解答を間違えることがあっても,記述式の解答を間違えることがあったとしても決して悲観することなく,ただ淡々と受験勉強のノルマをこなしていく,このことに徹することが合格に近づく道だと思います。
まとめ
合格しても合格直前の自分と合格後の自分とで明らかに連続性があります。
そして,合格する自分になっているかどうか合格直前においても大抵分からない。
そんな状態で多くの合格者が毎年誕生している。
そうであれば,
セルフイメージを高く持ち続け,ただ淡々と受験勉強のノルマをこなしていく,このことに徹することが合格に至る道である。
このように私は思います。
受験勉強応援しております。
以 上
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タグ:司法書士試験