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略して鬼トラ
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2017年04月21日

簡裁訴訟代理等能力認定考査の合格の仕方  その3


           簡裁訴訟代理等能力認定考査の過去問の重要性




今回認定考査の過去問を解くことの重要性について,お話しさせていただきたいと思います。



1 合格40点ボーダー滑り込みにおける過去問の重要性

過去問を解くことは,簡裁訴訟代理等能力認定考査の合格にとって必須の条件であると思います。
司法書士試験の択一過去問の勉強が,司法書士試験合格に必須の条件であるのと同様です。

認定考査においても,過去で問われたのと同じような問題が結構の頻度で繰り返し出題されます。この既出あるいは既出に極めて類似する問題で点をとれないとなれば,とてももったいないことです。

特に40点ボーダーに位置している受験者にとっては,とても深刻な問題となります。
過去問をつぶしておけば,37点が40点になった。あるいは過去問つぶしをしていれば,もっとうまく書けたはずだ。そうすれば加点されて39点が40点になったはずだ。
こういう後悔をすることにもなりかねません。

多くの受験者は当然過去問をつぶしてくるはずです。
認定考査は70点満点中40点以上を合格点としています。この合格点に至る採点の基準が,純粋の絶対評価なのかそれとも相対評価(の要素を一部取り入れた基準)なのかについては私には分かりません。

採点基準がどちらなのかは,受験者の方が巷でいろいろと言われていることを聞き知っていらっしゃるので,その内容についてはご存じであろうと思います。しかし,正直言って私にはどちらなのか分かりません。

もし仮に相対評価(の要素を一部取り入れた基準)だとしたら,過去問をつぶしてきた人とそうでない人とではその分差がつきますが,そのついた差は大きいと言わざるを得ません。

またそもそも過去問を解かずして,どのようにして認定考査突破の実力をつけることができるのかも疑問です。

ですから,いずれにせよ過去問つぶしは認定考査合格にとっての必須の条件であろうと思います。



2 実際の「手書き解答」の大切さと,問題文の解答形式に慣れることの重要性

問題文については,(原告)Xの言い分形式,(被告)Yの言い分形式という形で出題されています。言い分形式は,依頼者の方が実際に相談に来られた際の聴取内容に似せているのでしょう。

この言い分が年々長文化してきています。まずこの言い分自体を最後まで読み切るのに一苦労だろうと思います。

この言い分には当事者の気持ち,認識,請求内容,反論内容,紛争に至る経緯等が書かれているわけですが,その中には問題を解答する上で必ずしも必要のない事実までも敢えて記載されています。

請求原因事実や抗弁等に必要のない事実までも敢えて記載されています。
要件事実に必要な事実もあれば,不要な事実も書いてあるわけです。

このX,Yの言い分から請求原因事実や抗弁等に必要な事実を拾い出す練習を行わなければなりません。

この練習においては頭の中だけで一応要件事実を思い浮かべることができるかもしれません。しかし,これを実際に紙に書く段になると大分勝手が違ってきます。

実際紙に書いてみると案外完全には書けないものです。なにかしら間違えるものです。
ちょっとした間違いと思われたものが,実は要件事実的には致命傷だったということも十分ありえるわけです。

ですから実際に紙に書いてみて細かい間違いを修正していく作業がどうしても必要となります。

( 同様のことは,請求原因事実や抗弁等の要件事実の記載問題の解答だけでなく,司法書士倫理,簡裁訴訟代理等関係業務における業務範囲,業務規制等の問題についてもいえます。これらについても実際に解答を紙に手で書いて練習しなければ,認定考査における得点は難しいでしょう。)


また,問題文に解答の仕方の細かい指示が記載してあります。この細かい指示に従った解答をするという練習も必要です。(ことに請求原因事実や抗弁等の記載の仕方についての指示は要注意です。)

解答の指示に従わなかったがために,検討ハズレのことを書いてしまったということにもなりかねません。あるいは解答の指示に従わなかったことによる減点の恐れもあります。

また解答用紙に「300字以内」で解答しなさい。解答用紙に「350字以内」で解答しなさい。こういった字数制限の問題もあります。これは厄介な問題です。

行形式の解答用紙に300字「程度」で解答を書きなさいという問題であればよいのですが,これが仮に原稿用紙の形式で解答部分が作成されている字数制限の厳格にある問題であるとしたならば,これはとても厄介です。

鉛筆書きであれば消しゴムで消して,書き直しができ気もずいぶんと楽なのですけれども,ボールペン書だとこれができません。さらに解答用紙のマス目が小さければ,書き直すこと自体至難の業です。

ですから原稿用紙を実際に使って○○字以内で書きなさいという問題の練習を,実際に手で書いて練習する必要があります。



3 解答時間は思ったよりも長くない,年度によってはバラつきがある

時間の配分にも十分に注意をしなければなりません。すんなり書けてしまうこともあれば,かなり手古摺るということもあります。年度ごとの問題の難易によるバラつきや,自分自身の得意分野,不得意分野によるバラつきがあります。

2時間という解答の制限時間は思ったよりも長くなく,むしろ短いと感じることも十分ありえます。

これは,実際に書いて練習してみないと分からないことです。



4 過去問の練習量と解き始める時期

過去問は平成28年度までで既に15年分もの蓄積があります。
これを一日一問ずつ解くとしても,2週間と1日を要します。

最低でも2回以上(私は人によっては3回以上必要であると考えますが),各年度の過去問の「手書き」解答練習を行わなければなりません。
そうするとこれを一日一問ずつ解くとしても,4週間と2日を要します。

従いまして,できれば4月末までには,全年度の過去問の手書き解答練習を行い始めた方がよいと思います。

2時間の解答時間は結構苦痛です。1時間30分で書き上げたとしても,知力,体力ともに思ったよりもかなり消耗します。

ですから切羽詰まって一日3問も手書き解答練習を行うというのは,かなり苦痛だと思われます。

できるだけ早い時期に手書きの解答練習を行う必要があります。



5 認定考査における解答量のボリュウムや解答文章の内容密度を実感する

認定考査の解答用紙がどういうものかということについても,もしご覧になる機会があったならば実際にご覧になられた方がよろしいかと思います。解答用紙の解答欄を見ないと,どれだけの解答ボリュウムで論述等を書いてよいのか分かりづらいと思います。これは結構不安になるのではないでしょうか。

予備校の模擬試験の解答用紙でも,大体の解答ボリュウムの感覚が掴めます。
実際の認定考査の解答用紙に似せた予備校の解答用紙をご覧になられる機会のある方ならば,これをご覧になってその解答欄における解答ボリュウム感を実感してみることも大切かと思います。

この解答ボリュウム感については,市販の過去問集や予備校の解答例集等も参考にしつつ,予想される解答用紙の解答欄,ご自分の普段書いておられる字の大きさ,ご自分の論述の仕方,癖等を考えあわせて,解答ボリュウム感覚をあらかじめ掴んでおくことが大切かと思います。

また解答における文章の内容密度も,解答例集で確認された方がよいと思います。
「このくらいのことを書くことが要求されているのか。」ということが分かります。

できれば市販の過去問集及び予備校の解答例集で,ご確認なさった方がよいと思います。解答内容の密度におけるだいたいの平均値の感覚が掴めると思います。

それと,予備校の予想問題についても,これがもし実際に出題された場合には,そこで問われた論点を知っている人と知らない人とでは点数に差が付きます。どんな論点が問われたかくらいのことは,ご友人から聞くだけ聞いてみることくらいのことをしても問題はないのではないでしょうか(ちなみに私は,認定考査合格の最良の安全対策は信頼のおける予備校等を最初から利用することであると思います。もちろん「要件事実の考え方と実務(第3版)加藤新太郎,細野敦 著 民事法研究会」等信頼のおけるテキストの読み込みも極めて重要です。)。



まとめ

全年度の過去問の実際の「手書き」練習はとても大切です。
是非,時間を惜しむことなく全年度の過去問の実際の「手書き」練習を実行されることを強くお勧めいたします。

また信頼のおける市販のテキスト(「要件事実の考え方と実務(第3版)加藤新太郎,細野敦 著 民事法研究会」)等の読み込みもしっかりと行われた方がよいと思います。
これにより要件事実の理解が促進されますし,守備範囲が広がり試験で問われて困る穴がなくなっていきます。
                       


                                         以  上












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