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音沙汰

夜、何の音も無い部屋で

窓際の机に座っていると

片隅に
一緒に仕事をしたあの人からの年賀状を見つける

時折、外から聞こえる風の音が
寒さを一段と増して感じさせ


少しは寒さを感じる余裕ができたのだろうか


彼が会社を去っていってから
何の音沙汰も無く
何の連絡もしていなかった


彼と立てた目標を達成できるまではと考えていた


まるでその葉書は、今年はどうだった?
と、聞いているかの様だった


私は言ってやりたかった
彼が掲げた大げさな目標は

そう簡単なものじゃなかったよと


今年、目標の6割がた達成しただろうか
会社や他の人はよくやったと言うが


まだまだ足りないと感じた


彼と立てた目標には達していない


ある人がポツリと言った
一人でやったと思うなよ、彼の犠牲の上になりたって・・・・

その通りだった


今年、もう一度挑戦するのか
違う道を選ぶのか

まだ決めていない


とりあえず
彼へ遅い年賀状を書いてみることとした。


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卒業

とても良く晴れた日

私は駅からの道を
新しい事務所へ向かいながら

ゆっくりと歩いていた
片足を引きずりながら、ゆっくりと向かうと

ある中学校の横を通った
季節はもう春らしい暖かい陽に包まれて

その校舎は何かとても静粛な空気を感じさせた
「そういえばもう卒業式のシーズンだな・・・」

などと思い歩いて行くと校門の前には「○○中学校卒業式・・・」の看板が見えた
「やっぱりそうか」

私はなぜか、とっても嬉しいような寂しい様な気持ちになった
この学校でも巣立っていく子供たちがいて

それを見守る教師や親たちがいるのだと・・・

卒業
特別な気持ちを思い起こさせる



そういえば
同僚は今日、別の学校で謝恩会の仕事が入っていた

私がお世話になった人達の、子供も親も今日で卒業なんだと気が付いた


私も
春から新設の部門で仕事をすることになり
その方たちへ
今までのお礼が言いたくて顔だけ出そうと思った





それから
ここ一年近く、共に仕事をして来た仲間も今日で退社だという

彼らも会社、あるいは仕事を卒業して行く

彼らと思い描いたものも達成出来ず
私が引き継ぐことに

夜、ちょっとした壮行会となった
彼らの卒業式とでも言おうか
そんな会になった


私は今回も送り出す立場で
まだ私には、卒業はしばらく許されないらしい

もう少しやる事がある様だ


会がお開きになり
卒業して行く彼と「じゃあ・・・」と言って別れた


別れた後、ふと
今、私がこうして新しい事業に取り組める様
働きかけてくれた彼に
感謝の言葉を言うのを忘れていたことに気づいた




私は数週間つづいた松葉杖も取れ
そろそろ、また仕事に取り掛かかれるかもしれないと
思った

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寒い年末の深夜

おせち作りは本番を迎えた
予想以上に寒い

部署を一時的に異動しての取り組み

手が足りない状況で
一番頼りになったのは

やはり元の部署の同僚たちだった


年が明け

ここ数ヶ月取組んできた
仕事がやっとひと段落した

なんとかお客様の元に一つも残らず届いた様だ


私たちの作ったおせちでお正月を迎えていただく

なんだかとてもうれしかった


私も久しぶりに休みを取った

会社から持ち帰った小さめのおせちを
食べてみる


こうしてお正月に食べてみると

開発した時には気づかないことを思いつく

料理一つ一つをつまみ

それぞれの料理人の顔が浮かぶ


そして
一人で食べるには量が多い事に気づく


ふと、
「寿」の文字の入ったものに抵抗を感じる自分に気づく

ご注文の際
お客様の「縁起ものだから頼みますよ」の言葉を思い出される

いつから自分は縁起ものを遠ざける様になったのだろうと考える


そういえば、私が関わった会社の社長といえば
「運」というものに貪欲であった


今年は「運」というものを少し意識してみようかと思う


故郷

今日
同僚たちと車である仕事に向かった

たまたま
以前在籍した会社の近くを通った


周りの景色がとても懐かしく
故郷にでも帰った様な気分になった

色々とあったはずだが

何故か良い思い出だけが

思い出され

不思議だった


そして以前に戻った様な錯覚に陥って

今、自分は何をしているのか

どうしてこんな事をしているのか

解らない感覚に陥った

 



仕事の帰り道

ふと 思った

今、前向きに色々と取組んでいられるのは

何かの反動や意地をはっているだけでは無く


以前
人の喜ぶ顔が見たいという気持ち
一心で

長年
仲間と取組んでこれたこと


自分にもそんな気持ちがあったこと


そんなことがベースになっていたのかも知れないと

気が付いた





そして彼らとも

バラバラになってしまったが

きつと彼らなら

新しい環境でも

活躍しているだろうと思えた




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星空

ここのところ

久しぶりに忙しい

年内はこのまま続きそうだ

気が付けば今年も2ヶ月を切った

先日夜空を見上げると

都会でもこんなに綺麗だったのかと

思う様な星が瞬いているのに気が付いた

もう冬の夜空なんだなと思った


昔よく冬の夜空をぼんやり眺めていたのを思い出した



今日も
終電間際に慌てて事務所を出ると

霧包まれた街に

季節を感じた

なぜか少しだけ
ほっとした

小雨

小雨が降る

少し寒い日


朝からお客様のところへ書類を届けに行った


就業時間はまだだが

事務所内へ入ると

早朝から
仕事をしている方たちが数名


「おや、こんな早くから・・・」

「○○さんへ書類を届けに伺いました」

「早いね〜」


そもそもこんな早くから

アポなしで
入り口のガードマンも顔パスで入れる様になるなんて

と少し不思議な感覚を憶えた


そんな信用をいただくのに

昔から
ずいぶん通ったものだ



お客様に挨拶し早々に事務所を出ると

久しぶりに来た銀座の街は

小雨のせいか
静けさの中にあった



何か朝食を食べようと

少し歩き

体調を気にし、どこか良いところが無いかと探す


サブウェイの看板に目が止まり
そこにすることにした


ふと
向かいにある老舗の専門店が閉まっているのに気づいた

近づき良く見てみると
先日閉鎖したとの張り紙が・・・


まさか街を代表するここでも
こんな事があるとは



若いころ
ずいぶんここでもお世話になったのを思い出す



永遠とさえ感じていたものは

錯覚だったのだろうか




駅へ向かう途中

すれ違う
OLの香水の香りから


ふと
懐かしい記憶を思い出した



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チャンスは一度だけ

このご時勢、営業マンにとっても
大変厳しい

当然
数字が上がらなければ
去って行かなくてはならない人も

今まで、何人もの
営業マンが
去って行ったとか

つい先日
他の営業所でリーダー的な立場で仕事をしていた
彼も
責任を取り間もなく去って行くという


短い期間だったが
私も少しだけ
お世話になった

あんなに
威勢の良かった彼も
少し寂しげだったと言う

会社をやめると
彼個人という人間が
見えてくる様な気がする




私は最近
ある同僚と組んで

新規の事業に取組むことになった

様々な職業を歩んで来た
歴戦のつわもの揃いの中でも
彼は熱いタイプだろうか

そんな彼と私は息が合った


そしてお互いの首をかけた仕事が始まった

「これがうまく行かなかったら
来年は居ないな(笑)」と彼は言う

その通りだ


このまま、大きなリスクを取らず
今まで通りに営業をしていてもリスクはある

ならば、これをチャンスととらえ
やってみることにした



ふと、これまで
人の一生には受験など
様々なチャンス(機会)があるのか

今回も
そんな機会ではと
とらえ
挑戦してみようと思った



ある意味
こんな機会に出会えて


ありがたくも思う


com

感情を忘れる

このところ

昔の様に仕事が山積みの状態が続く

今日が何曜日で何時が土日か
久々にわからなくなる

体力的にも身体を騙しだまし使い


今日も遅くまで仕事になるのか?
と思っていたが

疲れからか、仕事も進まない

友人に誘われ
思い切って
街へ出て行った

久しぶりに
降り立ったた夜のネオン街は

私に街独特の何かのを感じさせた

何かわからないがパワーを感じ
それと合わせる様に

どこからとも無く元気が出てくる

気分は
まるでリングに上がるボクサーの様に
気持ちが高揚していく

久しぶりに会う友人たちと話しをし
新たに気づくことがあった

しばらく仕事ばかりしてきたので

こんな話しが出来てとてもありがたく感じる



帰りの電車で
何かのパーティ帰りの女性に目が行った

中にプレゼント的なものが入った紙袋を沢山かかえ
その
さっきまで楽しかっただろう
という場を連想させた

自分にも昔、身に覚えがある
そんな会を思い出させた

こちらまで、そんな気分にひたり
幸せな気分になった


駅を降り
街を歩いて行くと

季節通りの寒さを少し感じ
何か懐かしいものが
こみ上げてきた

私は
こんな、少し寒く少し寂しい季節が
何となく好きだ


しばらく、喜怒哀楽を忘れ

無感情に
仕事をしていた自分に気づいた



com

日付が変わるころ

最近
会社からの帰り道

地元の商店街の客の入りを見るのが日課になっていた

電車がちょうど駅につくのは
日づけが変わる前後だろうか

駅を降りると

昼間とはうって変わって

静まりかかえった街に
叙々に人影が減っていく

薄暗い夜に一人ひとりと消えて行く

暗い街に
物寂しい空気が漂う

とぼとぼと

少し坂になった商店街を一人歩いて行くと

暗い夜道に
そこだけ ポッと明かりを灯している店が見える
今日も開いていたか・・・

その明かりを見つけ私は何故かホッとする

「お帰り・・・」そう語りかけられている様な気がした


店には立ち寄ったことはないが

カウンター席に座るお客や

お客の相手をする店主たちが

陽気に会話する様子を横目で見て通る

あんなに、陽気に話すことが有るなんて

少し、羨ましくも、微笑ましくも思う


何故か、店まで入ろうとは思わない・・・


その内、気が向いたら
行ってみようか・・・


店主は気づいていないだろうが


疲れ、帰る私に

ちょっとした癒しを与えてくれる

お店はそんな役目になってくれている



com

洋食屋

事務所の近くにあり

いつもその店の前を通る

ある洋食屋がある


看板やメニューのウインドー?はけっこう年代を感じさせ

値段も、ちょっとくたびれたお店の外観からすると(失礼)

高めに感じ

昼食の候補からは「ありえないだろう」と外れていたお店がある


ただ、お店の前を通るたびに
なんとなく気になっていた



ある日
同僚からその店の話しを聞いた
どこから聞きつけたのかわからないが

「地元ではちょっとした名物店で、並ぶまでいかないが
  それなりにファンがいるそうだ」と

「ふーん・・・そんな風には思えないけどな・・・」

今度、行ってみようという事になった



しばらくたって
そのお店に行く機会があった


店に入ると

厨房内にいる年配の店主と

その奥さんらしき方がウェイターとして働いていた


厨房が意外も広く本気度をうかがわせた


頑固そうな店主は
私たちに向かって、「ご注文は?」と


同僚はハンバーグ定食を
私はオムライススペシャルを注文した


店主は、忙しそうに調理を始めた

私は、店主の
上の方が膨らんだ独特の形をしたコック帽が気になった
ちょっと似合っていない様にも感じたが

時折、炎を天井近くまで上げ
調理をする、勢いに圧倒された


しばらくすると、テーブルへ料理が届けられた

見れば、とても丁寧に盛り付けられ
チェーン店では感じられない手作り感があった

芸術作品の様だった


私は贅沢な気分で一口ずつ味わって頂いた

「うーん・・・なるほど」
人気店というのに納得した


味にもこだわりがあるのだろう
とても丁寧な絶妙な味だった

あの頑固オヤジの魂を感じた


私は満足して
こんな美味しい料理に出会えた
機会に感謝した


お会計の際
自然と私の口から出た「ご馳走様!」の言葉

オヤジは「ハッ」とビックリした様に
こちらを見た


店を出る際
終始無口だったオヤジから
「ありがとうございます」の声が聞こえて来た


私は笑顔で返事をした



マニュアル通りのチェーン店が多いなか
あの料理には調理の最後に、まさに料理人の魂を吹き込んでいる様な気がした



ある意味
家庭で出てくる料理に近いのかも知れないと
気づいた


com
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