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2016年12月28日

「TIMSS」 「PISA 」ってご存知ですか?

「TIMSS」 「PISA 」ってご存知ですか?


「TIMSS」とは
「Trends in International Mathematics and Science Study」

の頭文字をとったもので
日本語では「国際数学・理科教育動向調査」と訳されます。


一方「PISA 」とは
「Programme for International Student Assessment」
の頭文字をとったもので「OECD生徒の学習到達度調査」のことです。

ではこの二つには、どのような違いがあるのでしょうか。

まずは「TIMSS」から見ていきましょう。

「TIMSS」の実施主体は、教育到達度評価学会と言うオランダに本部を置く非営利団体です。

調査対象は
日本では小学校4年生と中学校2年生が対象です。
参加国は、小学校25ヶ国、中学校46ヶ国です。

調査の目的は
「中等教育段階における児童・生徒の算数・数学及び理科の教育到達度を国際的な尺度によって測定し、児童・生徒の学習環境条件等の諸要因との関係を分析する。」

と文部科学省のHPに記載があります。

調査内容は
「学校のカリキュラムで学んだ知識や技能等がどの程度習得されているか」
であり、選択問題が中心となっています。

「TIMSS」は1964年から実施され1995年からは4年毎に実施されています。

一方「PISA」の実施主体は、
国際機関のOECD(経済協力開発機構)です。

調査対象は、 調査段階で15歳3か月以上16歳2か月以下の学校に通う生徒であり、日本では高等学校1年生が対象です。

調査の目的は
義務教育修了段階(15歳)において、これまでに身に付けてきた知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測る。

とこれも文部科学省のHPに記載されています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/1344324.htm

調査内容は
読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野であり、持っている知識が技能を実生活の中でどの程度活用することができるか。

と、ただ単に知識の有無を調査するのではなく、持っている知識を実生活の中でどの程度活用する能力を身に付けているかを調査しています。

記述式が中心です。


「PISA」は第一回調査が2000年に始まり、以降3年毎に実施されています。

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先頃、2015年に実施されたこれら「TIMSS」 「PISA 」の2つの調査結果が公表されました。

小学生・中学生対象の「TIMSS」の結果で日本は
小学校算数―5位 小学校理科―3位
中学校数学―5位  中学校理科―2位

と小中ともに好成績で世界のトップレベルの学力が裏付けられました。

一方高校生が対象の「PISA 」調査の結果では
科学的リテラシー ― 2位
読解力リテラシー ― 8位
数学的リテラシー ― 5位

と言う結果で「読解力リテラシー」が前回調査の4位から8位へと低下しました。

「読解力リテラシー」の低下は
文章から情報を読み取り、自分の考えを記述する力が低下していることを示しています。

この原因として活字離れが進み、本や新聞などで一定量の文章を読む機会が減少したことに一因があると考察されています。

このPISA調査では2003年と2006年の調査で日本の成績が大きく低下したことから「PISAショック」とも言われ文部科学省が「脱ゆとり教育」に方向転換するきっかけとなりました。

その結果、理数分野では、授業時間を増やしたり内容をふやしたりした現行の学習指導要領に改められ、その効果ははっきりと現れています。

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昔から国語力を養成するのに「本を読め」とよく言われてきました。
本を読むことのメリットには、漢字を覚えたり、論理的な文章を読み解いたり、
身近な語彙の習得などたくさんのメリットがあります。

小中学校で養った高い基礎学力・知識を活用し伸ばすために、やはり先人からの教えである「本を読め」が大いに有効かつ効果的です。

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現在では、夏休み等の長期休暇であっても昔は定番であった「読書感想文」の課題を出さない学校が増えてきています。

折しも冬休みの今
「本を読め」
と言う先人の英知に学んでみてはいかでしょうか。




















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