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posted by fanblog

2014年03月03日

記憶の引き出し

突然ですが下記の計算問題
   
9 ― 3 ÷  1/3  +  1

    

ある企業の入社試験の問題です。
受験者は高等学校・大学の卒業者たちです。
正答は【 1 】 です。

驚くべきはその正答率です。
高等学校・大学卒業者の入社試験受験者の上記問題の正答率は40%でした。

小学生の正答率はおそらく入社試験受験者正答率の2倍以上の80%は超えるでしょう。
では何故、このような現象が起こるのでしょうか?


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それは記憶の引き出しが、出し入れがないので
【開かずの引き出し】になっているからです。

上記問題で正答を導くには二つの算数のル−ルが必要です。

一つ目は
計算式で加減乗除(たし算・ひき算・かけ算・割り算)の混在した式では乗除(かけ算・割り算)を先に計算する。
と言うル−ルです。

二つ目は、分数の割り算のル−ルです。
割り算の場合は分子と分母をひっくり返して逆にしてかけ算に直して計算する。
と言う二つのル−ルです。

不正答だった答えは、公表されていませんがおそらく「19」とした誤答だったと推測されます。

これは、上記一つ目の
計算式で加減乗除(たし算・ひき算・かけ算・割り算)の混在した式では乗除(かけ算・割り算)を先に計算する。
を無視して、前から順に計算していくとこうなります。

なぜこのような間違いをしてしまうのでしょうか?

加減乗除混在の計算式でのル−ルを忘れてしまっているからに他なりません。

当然のことながら不正答だった受験者も算数・数式のそのル−ルは小学校時代に習って知っているはずです。
しかし、使っていない為にその頭の中の
【記憶の引き出し】
が錆びついて
【開かずの引き出し】
になってしまっていたのです。

これは、小学校以上の年齢についてのみ言えることでは決してありません。
算数・数学と言う教科は、階段を上がるように順々に高度な新しい演習を学習していきます。
当然のことながら、新しい演習ではそれまでの既習のル−ルや知識が基礎となっていて、それを使うことを前提としています。
簡単なものでもその既習のル−ルを忘れたり、無視するとこのような不正答を
導いてしまいます。

そうならない為のコツは
【時々記憶の引き出しを開け閉めして空気の入れ替えをすること】なのです。

既に習ったル−ルや決まりを確実に覚えて使えるようにしておくことが、とても大切です。


















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