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2017年12月17日
1日1個で医者いらず
こんにちは。
今日は「リンゴ」についてです。
「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」・・・聞いたことある方も多いと思います。
これはウェールズ地方(ウェールズ自体はイギリスを構成する国(イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズ)のうちの一国です。)に古くから伝わることわざです。
他にも「リンゴが赤くなると、医者が青くなる」というのもありますね。
昔から、リンゴには優れた効用が有るというのが知られていたということですが、具体的にはどうなんでしょうか?
リンゴの栄養
りんごには特筆してビタミン類が多く含まれている訳ではないのですが、りんごならではの栄養素が含まれていて、それがりんごが体に良いと言われている秘密です。
りんごの85%は水分です。
残りの15%に含まれるりんごの主な栄養素は、ビタミンA、ビタミンC、カリウム、ペクチン、ポリフェノール、クエン酸やリンゴ酸があります。
ここでは、リンゴに含まれる代表的な栄養素をご紹介します。
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・有機酸
クエン酸、リンゴ酸といった有機酸を多く含み、胃腸の働きを良くし、殺菌作用などの効果があります。また、乳酸を減して、疲れを取り除き、肩こり、腰痛の防止にも効果があります。
【クエン酸】
クエン酸とは、酢や柑橘類に含まれる酸味成分の一種です。人間が生きていく上で重要なエネルギーをつくり出すために必要不可欠な成分です。また、乳酸の生成を抑制し、疲労回復にも効果があります。
【リンゴ酸】
リンゴ酸は有機酸の一つで、リンゴ内に含まれる酸味のことを言います。リンゴ酸の主な働きは、クエン酸サイクルを活発にする役割をしています。その結果、疲れやすさを解消して、疲労回復を促すという働きがあります。
・カリウム
カリウムは、ナトリウムの排出を促す成分で様々な食品に多く含まれているミネラルです。
・ペクチン
ペクチンはりんごや柑橘類に含まれる食物繊維の一種です。水溶性と不溶性のものがあり、コレステロール値、血糖値の低下や便秘・下痢の解消効果があります。
・ポリフェノール
ポリフェノールとは、植物の苦みや渋み、色素の成分となる化合物の総称で、自然界に5000種類以上存在します。
ポリフェノールは植物の葉や茎、実などに含まれており、ビルベリーや緑茶など色が濃い、または渋味が強いものに豊富です。
ポリフェノールにはコレステロールを取り除いたり、活性酸素を抑える働きがあります。また、がん予防にも効果があると言われています。
【リンゴポリフェノール】
数あるポリフェノールの中でも、最近の注目株が「リンゴポリフェノール」です。
その優れた抗酸化力で世界中の研究機関で注目されています。
「りんごポリフェノール」は、多種の強力な抗酸化物質(ポリフェノール)で構成されている総称で、カテキン、フラボノイド、プロシアニジンなどが含まれています。
中でも特に強い抗酸化力を持っているのがプロシアニジンというポリフェノール。
りんごポリフェノールの中心的なポリフェノールで、約半量以上を占めます。りんごポリフェノールには、そのプロシアニジンが多く含まれているからこそ、余分な活性酸素を取り除き、老化の進行を遅らせる抗酸化作用が期待できるのです。
また、血流改善やコレステロール値の低下抑制などに役立ち、口臭予防や美白効果、ダイエット効果もあります。
リンゴの効用
【疲労回復効果】
りんごには、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸が豊富に含まれます。
激しい運動やストレス、不規則な生活によって細胞が酸欠状態になることで疲労物質である乳酸が蓄積します。
クエン酸やリンゴ酸は乳酸を分解しエネルギーに変える働きがあるため、疲労の蓄積を抑制し、疲労の回復を早める効果があります。
【むくみを予防・改善する効果】
りんごに含まれるカリウムには、体内の余分な水分を排出する働きがあります。そのため、細胞間に溜まる水分が原因で起こるむくみの予防や改善に効果を発揮します。
【生活習慣病を予防する効果】
りんごには、ポリフェノールによって脂質の酸化を防ぎ、血流を改善する効果があります。
脂質が酸化すると、体内に悪玉コレステロールが増え、血液がドロドロになります。そのため動脈硬化などの生活習慣病につながる危険性が高まります。
動脈硬化になると、増えすぎた悪玉コレステロールが血管壁に付着し、プラークというコブが 形成され、血液が流れにくくなったり、そのプラークとともに血栓を形成したりします。
りんごに含まれるりんごポリフェノールは、その強い抗酸化力で脂質の酸化を防ぐため、血流を改善し、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があるといえます。
さらに、りんごに豊富に含まれるペクチンには、急激な血糖値の上昇を抑える働きがあるため、高血糖が原因で起こる糖尿病の予防や進行を抑えることに効果的であると考えられています。
【高血圧を予防・改善する効果】
りんごにはカリウムが含まれています。カリウムは体内でナトリウムとバランスを取り合って、血圧を正常に保つ働きをしています。
味の濃い食事などによって過剰に塩分を摂り続けると血液中のナトリウムが増え、高血圧を引き起こす原因となります。
りんごにはナトリウムを体外に排泄する働きも持つカリウムが含まれているため、高血圧の予防・改善に効果が期待されています。
【整腸作用】
りんごのペクチンには、腸内の善玉菌である乳酸菌を増やし、腸の調子を整える働きがあります。また、強い粘性を持っており、腸内の有害物質を吸着させて一緒に体外に排泄する働きもあるため、便秘や下痢の解消に効果があります。
【美肌効果】
りんごに含まれるりんごポリフェノールには、皮膚細胞の酸化を抑制しメラニン色素の過剰な生成を防ぐ働きがあります。
そのため、肌のシミやそばかすを防ぎ、美白・美肌に効果があると考えられています。
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いかがでしょうか?
今の時期、スーパーにもたくさん出回っている「リンゴ」。
実はこんなにも凄い果実だったんですね。
じゃあ早速食べようか、という時は、皮を付けたままでいきましょう。実は皮に、ポリフェノールがたくさん入っているのです。
また、切り方も一工夫してください、いつものように蔕から垂直に切るのではなく、蔕の向きを真横にして、大根よろしく輪切りで切っていきましょう。
こうすることによって、無駄に切り落とす所も少なくなり、効率よくリンゴの栄養を摂取できるそうです。
私達40代選手にはうってつけの果物「りんご」、上手に摂って医者いらずといきたいですね。
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最後までお読み頂きありがとうございました。(^^)
2017年12月10日
胃を痛めやすい方に
こんにちは。
しばらくぶりの投稿になります。年末にかけて、なんでこうも忙しくなるのでしょうか?
おかげさまで風邪もひかず行動出来てるのが救いではあります。
(インフルエンザのワクチンはうってませんが。(^_^;))
さて、今回は「キャベツ」です。
以前にも書いたようですが、改めて載せていこうと思います。
キャベツについて
キャベツというのは、アブラナ科アブラナ属の多年草です。原産はヨーロッパで、日本で広く食べられるようになったのは明治時代からです。
野菜として広く利用され、栽培上は一年生植物として扱われます。
日本では一年を通じて栽培されていますが、大きく分けると4〜6月、7〜10月、11〜3月の3回の収穫期があります。出回る時期によって種類が変わります。
春キャベツ
おもに4〜6月に出回ります。
「新キャベツ」「春玉」として売られていることもあります。巻きがゆるやかで、球の中心に近い葉も緑色を帯びています。
葉が柔らかいので、サラダや即席漬けなどの生食向き。もっともおいしくなる時期は5月ごろです。
冬キャベツ
晩秋から早春(11〜3月)にかけて出回ります。
中でも「寒玉」ともよばれるものは、甘みがあるのが特徴。葉が堅くて煮くずれしにくいので、ロールキャベツなどの煮物に向いています。
寒さのきびしい2月ごろにもっともおいしくなります。
夏秋キャベツ
7〜10月に出回るキャベツで、葉が柔らかいのが特徴です。
群馬県、北海道、長野県などの高冷涼地でつくられるものは、高原キャベツとも呼ばれます。
キャベツの栄養素
●ビタミンC、Kが豊富に含まれています。
ビタミンCは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があり、ビタミンKは血液の凝固促進や骨の形成に貢献しています。中でもレッドキャベツには1.5倍以上含まれています。
●紫キャベツ/レッドキャベツにはアントシアニンも
レッドキャベツは、その名の通り赤い色が付いています。この色素成分はアントシアニンで、ポリフェノールの一種です。
●ジアスターゼ
また、大根に含まれているジアスターゼもキャベツの方が多いそうです。
ジアスターゼはでんぷん分解酵素で、消化を助け、胃酸過多、胃もたれや、胸やけなどに効果があるそうです。
●ビタミンUはキャベジン
薬の名前にもありますが、キャベジンと呼ばれるビタミンUを含んでいます。これは胃や十二指腸などに対する抗潰瘍作用があり、潰瘍の予防や治療に非常に高い効果があるそうです。
キャベジンに注目してみる
キャベジンは胃腸薬として世の中に知れわたってますが、キャベジンは、別名ビタミンUと呼ばれています。
ビタミンUの「U」は、「ulcus(潰瘍)」の頭文字であり、潰瘍を防ぐビタミンという意味があります。
(ただし、正式なビタミン群には入っていません。)
ここのところの寒さで、私は「腹巻」を愛用するようにしてます。
外仕事が多いので、身体を冷やさないためでもあり、胃からおへそ、腰辺りをカバーしてくれるので大変助かっています。
特に、胃腸ですが、胃腸を強化すると食欲もわき、免疫力も高まり、風邪もひきにくい体になります。
なので、腹巻をして温め、食べ物によって胃腸を保護する。このように考え方を変えています。
若いころは腹巻なんて年寄くさくてイヤ!と思ってましたが、今してる腹巻はユニクロで買いました。良いデザインしてます(笑)
ちょっと横道に逸れましたが、胃腸を大事にしたい時は「キャベジン」という成分は外せませんね。
この、キャベジンとして成分が発見されたのは、1954年のことです。その後、研究が進み、胃腸病の予防や治療に有効であることが明らかになりました。
キャベジンは、水溶性で熱に弱いためキャベジンを多く含む食材を生で摂ることが理想的とされています。特に野菜に多く含まれている成分であるため、野菜嫌いな人は、不足に注意する必要があります。
キャベジンの効果
●胃の健康を保つ効果
キャベジンは、胃の健康を保つ効果があります。特に胃液の状態を保つはたらきが期待されています。
食べ物を消化するために、胃壁から強力な酸性である胃液が分泌されているのは、皆さんご存知だと思います。
この胃酸というのは、食べ物を溶かすほどの強い酸ですが、通常、胃酸が自分の胃壁を傷つけることがないように防御機構が働くようになっています。
しかし、胃潰瘍はこの防御機構が弱まってしまうことで起こります。ストレスなどさまざまな要因から胃粘膜に傷ができ、それが潰瘍に進みます。
そのため、傷ついた胃の粘膜の修復を助ける働きがあるキャベジンは、胃潰瘍の予防に重要な働きがあると考えられています。
●胃潰瘍や十二指腸潰瘍を予防する効果
キャベジンには、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を予防する効果が期待できます。
(胃潰瘍は主に胃粘膜の胃酸に対する防御機構が弱まり、粘膜に傷ができて起こります。また、十二指腸潰瘍は多く分泌された胃酸が、胃酸に対して防御の弱い十二指腸の粘膜を傷つけて起こります。)
キャベジンには、傷ついた粘膜の上皮細胞を修復する効果があります。
そのためキャベジンが不足すると胃が弱くなったり、潰傷ができたときに修復が遅れてしまいます。
さらにキャベジンは、粘膜細胞への血流を促進する効果もあるため、必要な栄養素を粘膜細胞に送ることができます。
キャベジンには、粘膜の損傷に対するさまざまな働きがありますが、潰瘍予防に非常に効果的であると言われています。
●アレルギー症状を緩和する効果
ヒトの体には、ある物質を異物として判断したときに体を守るため、異物を攻撃する仕組みとして免疫反応があります。
(アトピー性皮膚炎・喘息などのアレルギー性疾患は、ある種のたんぱく質や物質が体に入り込み、それを免疫細胞が「異物」ととらえて、様々な物質を出して、結果アレルギー症状が起こるといわれています。)
それに関係しているのが、ヒスタミンという物質です。
キャベジンにはヒスタミンの遊離を抑えるはたらきを持つことが報告されており、キャベジンはアレルギー症状を緩和する効果に期待ができます。
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お正月を過ぎたら花粉症の声をチラホラ聞き始めます。生活改善と共に、アレルギー対策を早めに準備しましょう。
また、キャベツ以外にもトマト、レタス、セロリ、アスパラガスなどでもキャベジンを摂取することが出来ます。
さらに、「キャベツの芯」「結球葉(丸まっている葉部分)」「外側の葉」それぞれの栄養を比較した研究で、キャベツの芯にはカルシウム、カリウム、リン、マグネシウムが結球葉の約2倍多く含まれていることがわかりました。
なかでも、カリウムとリンは、この3つの部位の中でも芯に最も多く含まれています。
・カルシウム・・・骨や歯のもととなり、丈夫な体づくりには欠かせない成分です。骨粗しょう症の予防や、ストレス・イライラを抑える効果もあります。
・カリウム・・・ナトリウムの排出を促す成分で様々な食品に多く含まれているミネラルです。高血圧を予防する効果や、むくみを予防・改善する効果があります。
・リン・・・カルシウムの次に体内に多く存在するミネラルで、成人の体重の約1%を占めています。このうち約80%はカルシウムやマグネシウムと結合し、骨や歯を形成しています。また、エネルギーの貯蓄など、細胞の生命活動に欠かせない栄養素です。
・マグネシウム・・・体内で約300種類以上もの酵素の働きを助けるミネラルの一種です。カルシウムと密接な関わりがあり、骨や歯の形成に必要な栄養素です。
多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つ作用があります。
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久しく更新してないうちに、外は雪が舞うほど寒くなってきました。
皆様も風邪などひかぬよう、ご自愛ください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。(^^)