清貧モバイラの日記

　講談社のブルーバックスという科学系の書籍があるのをご存じだと思います。
　２００１年に発行された『日本の原子力施設全データ』という書籍の一部が，ブルーバックス出版部の厚意により公開されています。→公開ページはこちら
　公開に当たって著者からのメッセージも記載されています。
　「情報は混乱し、理由のない不安や誤解が広まっている。この状況が少しでも改善するため」にという思いがあって，公開されたようだ。
　「原子力トラブルと事故」の章も公開されており，チェルノブイリやスリーマイルの原発事故はもちろん，国内の原子力発電所の事故も説明され，国際原子力事故評価尺度の表も記載されています。

　被害は確かに深刻であるが，風評被害という，福島・茨城の牛乳・ほうれんそう等の農産物・作物が不必要な疑心暗鬼による被害に遭っていることは，復興の妨げと思う。
　少しでもそのような被害は軽減させるべきなのだから，積極的に被災地の品物を販売する取り組みがあってもいいと思う。
　敬遠されることで，卸売価格が低下するのは，資本主義社会では仕方ないことなのだから，それを活かして，被災地応援セールと銘打ち販売すれば，積極的に応援しようという人たちの賛同は得られるのではないだろうか。