日本の政事は、昔帝に任されていた。

何をするにも帝が決めた。


しかし帝が、どうしたらよいか分からない場合やどっちにしたら良いか決めるときに、こんな手を使うらしい。

民に大いに騒がせて、いろんな意見やうわさを流させ、大いに議論させる。


それはもうパニック状態みたいになる時もあったらしい。


そんな状態から少しずつ意見が収束してゆく。


収束するころあいを見計らって、帝が口を出す。


そして決定する。


こんなブレーンストーミングみたいなことを、帝はやっていたらしい。

彼女と釣にいく事に。

今から１５年前の元彼女との話である。

町田で朝７時の小田急線待ち合わせ。
２人で町田で合流し、真鶴へいった。

釣りをしてて、正午になったので、彼女が自分のリュックの中から２つのお弁当を出した。

「えっ、お弁当作ってきたの！」

２人で釣りそっちのけで楽しく話しながら、お弁当を食べた。
釣りよりそっちの方が楽しかった。

お弁当を作ってきたということは、町田７時待ち合わせだから、朝５時３０分ぐらいに起きて、作ってきたということ。

私のために彼女が朝早く起きて、お弁当を！

彼女もその時間が楽しかっただろうし、その日一日ワクワクしてたのではなかろうか。


その子とは、一緒になれなかったけれども、今でも美人でいてくれて、毎日楽しく生きててほしい。