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2017年02月12日
「西郷隆盛 公」のご先祖様達の墓
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殆どの方がご存知の通り、薩摩人の誇り「西郷隆盛」の墓は、鹿児島市下竜尾町の南州神社に有り、その御霊は神として祀られています。
しかし、隆盛 公の両親や先祖の墓がどこに有るかは、鹿児島人の間でも以外と知られておりません。
市内の薬師町、大通りから外れた地元民の生活道路沿いに、西郷一族だけの墓所がひっそりと存在しています。
主な墓石は、西郷隆盛 公の両親、戊辰戦争で戦死した弟の吉二郎、愛加那との間に生まれ、維新後に京都市長や台湾の宜蘭市長などを歴任した菊次郎の墓もここに有ります。
元々は、市内南林寺墓地に有りましたが、墓数20万基を超えるほど大きくなったので、市内数カ所に移されました。その時に西郷家の墓も現在の場所に移されたようです。
ご先祖様が居なければ稀代の英傑「西郷隆盛」も存在しなかった訳ですから、人々から忘れられたようになっている西郷家墓地にも、もう少し関心を持っていただきたいと思います。
大隅半島に残る肝付氏の遺物
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肝付氏関連も遺物の続きです。
高山の町中を流れる高山川沿いの道路を上流に行くと、肝付氏五代目「兼石」の墓と伝えられてきた遺跡があります。「兼俊」が姓を肝付に改めてから五代目の当主です。
後から入府してきた守護職、地頭達との間で領地をめぐり、争いの絶えない時代を生き、元寇の役の際には当時の守護職のもと出仕し、警護番役をつとめました。
記録によれば、昔はこの地の近くに、長珠庵や地蔵堂などが在ったそうですが、今は苔むした墓石が数基残されているだけです。