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2022年11月22日
肺がんの歴史を少し遡る
肺がん
日本国において、がん発生部位別にしますと、肺がんが1998年以降1位となっています。
また、2005年には6万2千人もの患者が肺がんが原因で亡くなっています。
発生部位別死亡者数でも、肺がんは男性で1位、女性で2位となっており、日本人の
肺がん罹患(りかん)患者が多いことがわかると思います。
中でも、肺がんでの男性の死亡率・罹患率共に、女性の3倍以上となっているそうです。
肺がんは気管、気管支、肺胞の細胞が何らかの原因で傷つき、正常の機能を失った細胞は
やがて悪性の細胞へと変化し、無秩序に増えていきます。
近年ではがんの発生と遺伝子の異常についての研究が進んでいますが、細胞がなぜ癌化する
のかは、いまだに明らかにされておりません。
また、癌は周囲の組織や気管を破壊して増殖しながら他の臓器に広がり、多くの場合「腫瘤
(しゅりゅう)」を形成します。
他の臓器に癌が広がることを「転移」と呼びます。
肺がんの原因
肺がんの原因として最も因果関係がはっきりしているのが皆さんご存知の「喫煙」です。
喫煙者が肺がんになる確率は、非喫煙者と比較すると10倍以上高いと言われています。
組織型別では、扁平(へんぺい)上皮がんと小細胞がんで特に因果関係が強いと言われています。
また、受動喫煙による肺がんのリスクは20〜30%高くなるとの推計が出ています。
肺がん症状
肺がんの症状としてはやはり呼吸に関係したものが多くあるのが特徴です。
空咳、頑固な咳、胸の痛み、呼吸時のゼーゼー音、息切れ、血痰(けったん)声のかれ、
その他顔や首のむくみなどが多く見られます。
しかし肺がんは、がんの出来る部位や大きさによっては症状が出にくい場合もあるため、
症状が無いからと言って安心できるものでもありません。
実際、肺がんが発見されたときにすでにステージ4ということも決して少なくありません。
肺がん種類
肺がんは、組織学的に「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」の二つに大別されます。
肺がんの約80%を占める「非小細胞肺がん」は
・腺癌(せんがん)
・扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)
・大細胞癌
などに分類されます。
中でも、腺癌(腺癌)は日本で最も発生頻度が高い上に、性質も多彩で
進行の早いものから、進行の遅いものまでいろいろあります。
次に多いのは扁平上皮癌で、男性の肺がんの40%、女性の肺がんの15%を占めています。
大細胞肺癌は肺がんの5%程度ですが、一般に増殖が速く、肺がんと診断されたときには
既に、大きな塊(腫瘍)となって見つかることが多いです。
豆知識
「癌」という字は、乳がんが「岩」のように盛り上がっていることからつけられたそうです。
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2019年09月21日
黒カビは肺がんを誘発する?
毎日の入浴は日本人には欠かせない
昔から変わらない文化だと思っている。
毎日入浴する人ばかりではないようですが
日本人の多くは湯船につかるのが好きなようである。
それだけに入浴時間も必然的に長くなり
浴室内で過ごす時間は決して短くはない筈である。
そんな浴室ですが
毎日のように清掃しているでしょうか?
近年は素材から研究されているために
昔ほど一生懸命にこすったり洗ったりとしなくても大丈夫・・・
といううたい文句のユニットバスもあります。
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我が家も昨年のリホームでお風呂を一新しましたが
以前よりもお手入れが簡単になるというものです。
確かにお手入れはし易くなった感はありますが
清掃時間は以前よりも長くなりました。
やはり新しい状態を維持したいという気持ちが強いことでしょうか・・・
しかしそれでも手の届かないと言いますか
目の届きにくい所には大量の黒カビが発生していて
たまに気づいてブラシを走らせると
かなりの汚れが取れます。
眼で直接見ることが難しい場所なので
ついうっかりしてしまいがちな場所・・・
それは湯船と床の境目です。
その部分に黒カビが発生しやすい状況になっていて
毎日意識して洗浄しないといけない場所の一つとなっているのです。
黒カビは空気中に飛散する。
飛散した黒カビを吸い込むと喘息や肺炎など重篤な病気の要因となり得る。
そう聞かされて以来
黒カビには神経質になっています。
実際、黒カビの中には発癌性の物質を含む種類のものもあり
個々が持つ癌遺伝子を呼び覚ますきっかけを与えかねないようです。
中でもアフラトキシンB1という黒カビは
発癌性のとても高い物質なのだそうです。
素人目には判断つかないということもありますが
いずれにしてカビの多くは人体に有害であるということも事実なので
なるべくカビの少ない環境下での生活が望ましいのかと考えます。
中でも特に黒カビには注意するなどして
意識的に除去及び予防する環境に近づけることが重要と感じます。
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昔から変わらない文化だと思っている。
毎日入浴する人ばかりではないようですが
日本人の多くは湯船につかるのが好きなようである。
それだけに入浴時間も必然的に長くなり
浴室内で過ごす時間は決して短くはない筈である。
そんな浴室ですが
毎日のように清掃しているでしょうか?
近年は素材から研究されているために
昔ほど一生懸命にこすったり洗ったりとしなくても大丈夫・・・
といううたい文句のユニットバスもあります。
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以前よりもお手入れが簡単になるというものです。
確かにお手入れはし易くなった感はありますが
清掃時間は以前よりも長くなりました。
やはり新しい状態を維持したいという気持ちが強いことでしょうか・・・
しかしそれでも手の届かないと言いますか
目の届きにくい所には大量の黒カビが発生していて
たまに気づいてブラシを走らせると
かなりの汚れが取れます。
眼で直接見ることが難しい場所なので
ついうっかりしてしまいがちな場所・・・
それは湯船と床の境目です。
その部分に黒カビが発生しやすい状況になっていて
毎日意識して洗浄しないといけない場所の一つとなっているのです。
黒カビは空気中に飛散する。
飛散した黒カビを吸い込むと喘息や肺炎など重篤な病気の要因となり得る。
そう聞かされて以来
黒カビには神経質になっています。
実際、黒カビの中には発癌性の物質を含む種類のものもあり
個々が持つ癌遺伝子を呼び覚ますきっかけを与えかねないようです。
中でもアフラトキシンB1という黒カビは
発癌性のとても高い物質なのだそうです。
素人目には判断つかないということもありますが
いずれにしてカビの多くは人体に有害であるということも事実なので
なるべくカビの少ない環境下での生活が望ましいのかと考えます。
中でも特に黒カビには注意するなどして
意識的に除去及び予防する環境に近づけることが重要と感じます。
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2018年11月27日
弱気
仕事関係の人が入院する
肺がんの腫瘍から組織をとって
病理検査に回す
その結果から今後の治療計画を立てる
母の時とは違うシチュエーションだ
母の場合は頭蓋内へ転移していたという事で
必然的に悪性であったという事と
最初の治療は転移した先の脳腫瘍の摘出からであった
今回はまだ悪性であるか否かはわからない
ただ
本人は日に日に弱気になっている
肺に腫瘍があるとわかった当初はまだ元気があった
空元気だったのかもしれないが
次第に言葉数も減り
入院前日は殆ど弱気な感じであった
普段は元気のいい気さくな人柄でも
精神的に追い込まれればこうなってしまう
本人は不安でしかない筈である
手術前の不安要素
術後の事
病理検査の結果待ちの期間
それぞれに不安要素がある
気の利いた言葉の掛けられず
何気ない世間話で気を紛らわせてみようと試みても
反応はいつもと全然違く
心ここにあらず・・・そんな感じであった
手術前のハイテンションだった母の事を想い出す
母は私たちが心配しないように振る舞っていた
それが手に取るように分かった
それが嬉しくも悲しくもあった
そんなことを思い出しながら
弱気になった人を勇気づける方法を探った
結局はいつも通りに振る舞う事しかできなかった
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肺がんの腫瘍から組織をとって
病理検査に回す
その結果から今後の治療計画を立てる
母の時とは違うシチュエーションだ
母の場合は頭蓋内へ転移していたという事で
必然的に悪性であったという事と
最初の治療は転移した先の脳腫瘍の摘出からであった
今回はまだ悪性であるか否かはわからない
ただ
本人は日に日に弱気になっている
肺に腫瘍があるとわかった当初はまだ元気があった
空元気だったのかもしれないが
次第に言葉数も減り
入院前日は殆ど弱気な感じであった
普段は元気のいい気さくな人柄でも
精神的に追い込まれればこうなってしまう
本人は不安でしかない筈である
手術前の不安要素
術後の事
病理検査の結果待ちの期間
それぞれに不安要素がある
気の利いた言葉の掛けられず
何気ない世間話で気を紛らわせてみようと試みても
反応はいつもと全然違く
心ここにあらず・・・そんな感じであった
手術前のハイテンションだった母の事を想い出す
母は私たちが心配しないように振る舞っていた
それが手に取るように分かった
それが嬉しくも悲しくもあった
そんなことを思い出しながら
弱気になった人を勇気づける方法を探った
結局はいつも通りに振る舞う事しかできなかった
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2018年11月18日
魂の違い
身の回りで肺がんについて調べている人がいる
過去と現在で
決して多くはないが
数人いる
今現在も一人いる
母が肺がんで闘病していた頃に培った知識は
そう言った方々へのアドバイスとして生きている
原発巣が肺がんの人もいれば
違う場所の癌が肺に転移した方もいる
皆が不安を抱え
最善の道を探る
その人にとっての最善はそれぞれで
治療に専念する人もいれば
治療そのものを否定したり嫌ったりする人もいる
そのどちらも肯定も否定も出来ない
治療に専念する人も二分する
手術でも放射線でも抗がん剤でもなんでも躊躇なく受ける人
とにかく治す、どんなことをしてでも
今受けられる最新の医療技術で・・・
またある人は
治したいがなるべくなら手術は受けたくない
抗がん剤か放射線、どちらか選べるのであれば
ダメージの軽い方がいい・・・
やがて治療を開始して数か月
治療を受ける前の感情も荒波にもまれる船のように
進む方向も何も定まらず
やがて癌治療を断念する人もいた
多くの場合
諦めるというよりは
衰弱して行く過程で
心までもが衰弱して行っているように感じる
癌を患い闘病を続けることも去ることながら
その癌が悪化してもなお
諦めず、心を折らず、真直ぐに自分を信じて
立ち向かえる人の精神は素晴らしい
魂の違いを見せつけられる
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過去と現在で
決して多くはないが
数人いる
今現在も一人いる
母が肺がんで闘病していた頃に培った知識は
そう言った方々へのアドバイスとして生きている
原発巣が肺がんの人もいれば
違う場所の癌が肺に転移した方もいる
皆が不安を抱え
最善の道を探る
その人にとっての最善はそれぞれで
治療に専念する人もいれば
治療そのものを否定したり嫌ったりする人もいる
そのどちらも肯定も否定も出来ない
治療に専念する人も二分する
手術でも放射線でも抗がん剤でもなんでも躊躇なく受ける人
とにかく治す、どんなことをしてでも
今受けられる最新の医療技術で・・・
またある人は
治したいがなるべくなら手術は受けたくない
抗がん剤か放射線、どちらか選べるのであれば
ダメージの軽い方がいい・・・
やがて治療を開始して数か月
治療を受ける前の感情も荒波にもまれる船のように
進む方向も何も定まらず
やがて癌治療を断念する人もいた
多くの場合
諦めるというよりは
衰弱して行く過程で
心までもが衰弱して行っているように感じる
癌を患い闘病を続けることも去ることながら
その癌が悪化してもなお
諦めず、心を折らず、真直ぐに自分を信じて
立ち向かえる人の精神は素晴らしい
魂の違いを見せつけられる
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2017年01月13日
二度目の衝撃から二年
あの転院から二年
二年前・・・2015年1月、
年明け早々に母は転院した。
精密検査のために、医科大学付属の病院に転院した。
最初に担ぎ込まれた病院では、検査のレベルに限りがあり
母の脳内にある異物が何なのかがわからなかった。
私たち家族は、脳疾患と言えば父が脳梗塞でお世話になった
隣の市内の脳神経外科が浮かんだ。
しかし、そこの病院の医師はそこよりも医科大学付属の病院を
勧めてきた・・・。
その時は、お医者さんにもしがらみがあるのだろう・・・
そんなことも思った。
後に思ったことだが、あの時の医師は
母の脳疾患の秘密に薄々気がついていたのだろう。
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二度目の衝撃までのカウントダウン
一度目の衝撃は勿論母が入院した時だった。
まさか母親が入院するとは・・・。
母の脳のCT画像には異物が写っていた。
脳腫瘍の疑い・・・母の実の弟も脳腫瘍で若くしてこの世を去った。
しかも同じ部位に・・・。
祈るような気持ちで、それが腫瘍ではない事だけを願い続けた。
それは転院した後も変わらなかった。
一週間かけて行われた全身検査。
医科大学付属病院は、母のカルテやレントゲン写真を見るなり
転移癌だと見破った。
母の身体のどこかに原発巣があると言った。
何が何だかわからずに、それでも間違いを信じながら
現実逃避にも近い心境で、
藁にもすがる思いで過ごした一週間だった。
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原発巣がわかった上に・・・
肺がんだった。
母の両肺には、癌の腫瘍が点々と映っていた。
そしてまさかのステージW宣告。
もう何を考えたらいいのか・・・落ち着いた振りをするのが
精いっぱいだった。
母はどのような想いだったのだろうか・・・。
あれから二年・・・誰がこの状況を想像できただろうか?
私には到底想像が出来なかった・・・。
母がその後一年も生きることが出来ない・・・
ということを・・・。
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2016年08月18日
脳転移率60%のがん
転移性脳腫瘍
身体のがんが脳に転移したものを転移性脳腫瘍と言います。
すべての脳腫瘍の中で、転移性脳腫瘍の割合は約17%だそうですが、
実際にはもっと多いとも言われています。
その背景には、MRI等の医療機器の進歩と、
高齢者の増加が関係しているそうです。
脳転移しやすい”がん”
一番脳転移しやすい「がん」は
肺がんで、全体の60%になります。
その次に多いのが消化器系のがんになりますが、
一気に下がって全体の16%。
次に乳がんが11%で、腎泌尿器系が6%となっています。
このデータからもわかるように、脳転移する割合は「肺がん」が
ダントツに多いのが明確となっています。
私の母も肺がんで脳転移をしていました。
転移性の脳腫瘍に対する治療は、
原発巣がどのような状態にあるかということで
治療方針が変わるのだと言います。
事実、母も肺がんの治療と脳腫瘍の治療とで
どちらを優先するか・・・と言うところからのスタートでした。
腫瘍摘出術
大脳で4センチ、小脳で3センチを超える場合、
開頭手術を検討するそうです・・・。
ただ・・・私の母の場合、腫瘍は2.5センチでした。
今更ですが・・・開頭する必要はあったのだろうか・・・?
放射線治療
全脳照射
腫瘍の大きさが小さくても、数が多い場合に行われるそうです。
以前は術後に全脳照射を行ったそうです。
定位放射線治療
腫瘍の最大径が4センチ未満で、転移数が1〜3個まで、
しかも、患者さんの状態が比較的良いとされる場合に優れた効果を
期待できる様です。
調べていくとケースによっていろいろと違いますが、
概ねで、大きな違いもない所を鑑みても、
どうも、私の母の開頭手術と全脳照射の選択が
適当であったのか否か・・・疑問です。
過ぎ去ったことですのが、この情報は
皆さんと共有するべきだと思います。
今しばらく調べて行きます。
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2016年06月20日
肺がんで転移が多く見られる部位について
肺がんは、がんの中でも「転移の危険性が高いがん」としても知られています。
転移とは、最初に発生したがんの部位(原発巣)から、血流やリンパ節などを
伝って全身に拡がり、原発巣以外の部位にがんが飛ぶことを言います。
ですので、転移する可能性のある部位は全身どこでもあり得るのですが
その中でも特に転移しやすい部位を調べてみました。
肺がんから転移しやすい部位
・脳
中でも転移する確率が高いのが「脳」だそうです。
転移が確認された患者さんの約10%に脳転移が確認されているようです。
患者さん10人に1人が脳転移している計算になります。
私の母がこの10人に1人でした。
・骨
肋骨や骨盤、背骨等に転移することが多いそうです。
・胸膜
あまり聞き慣れない単語だと思いますが、胸膜(きょうまく)には
臓側胸膜(ぞうそくきょうまく)と壁側胸膜(へきそくきょうまく)という
ものがあるそうですが、「がん」が臓側胸膜を破って胸膜播種(きょうまくはしゅ)
になることがあるそうです
・リンパ節
リンパ節は体中に何か所かありますが、早い段階から転移が起こりやすい
という特徴があるようです。
・副腎
非小細胞肺がんと診断された患者さんの約7%が転移しているようです。
・肝臓
身体中の血液が集まる臓器であるがゆえに、がん細胞が増殖しやすい
という面があるようです。
母のがん
私の母の脳転移箇所は「左前頭葉」の頭蓋骨側で、摘出手術としては
比較的イージーな手術でした。
腫瘍は綺麗に切り取られ、パーフェクトオペレーションでした。
しかし、脳全体に蔓延していると見られるがん細胞を打ちのめすには
術後の放射線治療が必要不可欠となり、脳全体に放射線を照射する
「全脳照射」という治療を施しました。
もちろん抗がん剤治療も行いました。
最初の治療であるアリムタ+カルボプラチン療法を手始めに、
がんと闘う決意をしたものの、抗がん剤治療への期待空しく、
母が思っていたような結果が出なかったことで、
治療の継続を断念・・・
結果、骨への転移を伺わせる数値が高くなり始めたことを皮切りに
母の肺がんはステージWから末期へ・・・
肺もまた、血液を通して全身へ酸素を送り込む臓器であることから
全身にがん細胞を拡散しやすい臓器となっています。
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転移とは、最初に発生したがんの部位(原発巣)から、血流やリンパ節などを
伝って全身に拡がり、原発巣以外の部位にがんが飛ぶことを言います。
ですので、転移する可能性のある部位は全身どこでもあり得るのですが
その中でも特に転移しやすい部位を調べてみました。
肺がんから転移しやすい部位
・脳
中でも転移する確率が高いのが「脳」だそうです。
転移が確認された患者さんの約10%に脳転移が確認されているようです。
患者さん10人に1人が脳転移している計算になります。
私の母がこの10人に1人でした。
・骨
肋骨や骨盤、背骨等に転移することが多いそうです。
・胸膜
あまり聞き慣れない単語だと思いますが、胸膜(きょうまく)には
臓側胸膜(ぞうそくきょうまく)と壁側胸膜(へきそくきょうまく)という
ものがあるそうですが、「がん」が臓側胸膜を破って胸膜播種(きょうまくはしゅ)
になることがあるそうです
・リンパ節
リンパ節は体中に何か所かありますが、早い段階から転移が起こりやすい
という特徴があるようです。
・副腎
非小細胞肺がんと診断された患者さんの約7%が転移しているようです。
・肝臓
身体中の血液が集まる臓器であるがゆえに、がん細胞が増殖しやすい
という面があるようです。
母のがん
私の母の脳転移箇所は「左前頭葉」の頭蓋骨側で、摘出手術としては
比較的イージーな手術でした。
腫瘍は綺麗に切り取られ、パーフェクトオペレーションでした。
しかし、脳全体に蔓延していると見られるがん細胞を打ちのめすには
術後の放射線治療が必要不可欠となり、脳全体に放射線を照射する
「全脳照射」という治療を施しました。
もちろん抗がん剤治療も行いました。
最初の治療であるアリムタ+カルボプラチン療法を手始めに、
がんと闘う決意をしたものの、抗がん剤治療への期待空しく、
母が思っていたような結果が出なかったことで、
治療の継続を断念・・・
結果、骨への転移を伺わせる数値が高くなり始めたことを皮切りに
母の肺がんはステージWから末期へ・・・
肺もまた、血液を通して全身へ酸素を送り込む臓器であることから
全身にがん細胞を拡散しやすい臓器となっています。
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2016年04月08日
肺がんの再発と5年生存率
今回は肺がんの再発と5年生存率について調べてみました。
肺がんの再発の多くは術後3年以内
がんは、手術によって完全に摘出・切除したとしても、
100%再発しないとは言い切れないもののようです。
がん細胞が血液内に侵入している場合、血液にのって
他の臓器や骨などにたどり着き、そこでひそかに生きている
という可能性が否定できないのが怖い所です。
この状態がいわゆる「転移」の状態であり、がんの特徴の
1つと言えます。
これらのがんも微小なうちはちょっとやそっとの検査では
発見することが出来ないことが殆どで、5mmや1cmほどまでに
成長して初めて画像検査で確認できるようになるそうです。
ただ、その場合でも、がんの再発の多くは5年間再発しなければ
「治癒」とされているので、肺がんの場合でも、5年間再発が
確認されなければ「治癒」と判断されます。
ちなみに、肺がんの再発の多くは3年以内に集中しているという
データもあることから、3年という数字が1つ目の壁となりそうです。
現実問題としては、肺がんの5年生存率はというと、
あらゆる”がん”の中でも、低い部類に入っているのが
現状であり、女性よりも男性の方が分が悪いようです。
母の肺がんはと言いますと、事実上右肺から左肺への
局所転移、左前頭葉への遠隔転移が発生している状態で
一般健康診断を受けています。
・・・ご想像の通り、1か月後に出された診断結果は
「異常の所見なし」の診断結果でございました。
さらにその約1か月後、母は病床に倒れたのでした。
それから3週間もしないうちに、肺がんステージ4との
診断を受け、余命の告知を受けることとなったのでした。
母が入院して他界するまでの12か月間、脳腫瘍の再発は
確認されませんでした。
これもひとえに放射線治療の効果と受け止めています。
ただ、他界する2か月ほど前ごろに、骨への転移の可能性を
示唆されています。
それは血液データから読み取れる数値で、確認するには
また骨髄液を採取しなければならなかったので、確認検査は
受けませんでした。
骨髄液の採取の激痛は半端な痛みではないそうです・・・。
話が逸れましたが・・・
結果から申し上げますと、データ上は、肺がんの再発率が高い
ということと、5年生存率が低いというネガティブな情報を
記事にすることになってしまいました。
しかしながら、肺がんという病気は罹患患者数が多いことから
、データの量がとても豊富で、治療環境などが比較的確立されている
という見方も出来ます。
事実、抗がん剤治療は一番効果の期待できる組み合わせなどは
データとして信頼のおけるものであり、副作用症状を軽減させる
薬も推奨されている等、年々整備が進んでいます。
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肺がんの再発の多くは術後3年以内
がんは、手術によって完全に摘出・切除したとしても、
100%再発しないとは言い切れないもののようです。
がん細胞が血液内に侵入している場合、血液にのって
他の臓器や骨などにたどり着き、そこでひそかに生きている
という可能性が否定できないのが怖い所です。
この状態がいわゆる「転移」の状態であり、がんの特徴の
1つと言えます。
これらのがんも微小なうちはちょっとやそっとの検査では
発見することが出来ないことが殆どで、5mmや1cmほどまでに
成長して初めて画像検査で確認できるようになるそうです。
ただ、その場合でも、がんの再発の多くは5年間再発しなければ
「治癒」とされているので、肺がんの場合でも、5年間再発が
確認されなければ「治癒」と判断されます。
ちなみに、肺がんの再発の多くは3年以内に集中しているという
データもあることから、3年という数字が1つ目の壁となりそうです。
現実問題としては、肺がんの5年生存率はというと、
あらゆる”がん”の中でも、低い部類に入っているのが
現状であり、女性よりも男性の方が分が悪いようです。
母の肺がんはと言いますと、事実上右肺から左肺への
局所転移、左前頭葉への遠隔転移が発生している状態で
一般健康診断を受けています。
・・・ご想像の通り、1か月後に出された診断結果は
「異常の所見なし」の診断結果でございました。
さらにその約1か月後、母は病床に倒れたのでした。
それから3週間もしないうちに、肺がんステージ4との
診断を受け、余命の告知を受けることとなったのでした。
母が入院して他界するまでの12か月間、脳腫瘍の再発は
確認されませんでした。
これもひとえに放射線治療の効果と受け止めています。
ただ、他界する2か月ほど前ごろに、骨への転移の可能性を
示唆されています。
それは血液データから読み取れる数値で、確認するには
また骨髄液を採取しなければならなかったので、確認検査は
受けませんでした。
骨髄液の採取の激痛は半端な痛みではないそうです・・・。
話が逸れましたが・・・
結果から申し上げますと、データ上は、肺がんの再発率が高い
ということと、5年生存率が低いというネガティブな情報を
記事にすることになってしまいました。
しかしながら、肺がんという病気は罹患患者数が多いことから
、データの量がとても豊富で、治療環境などが比較的確立されている
という見方も出来ます。
事実、抗がん剤治療は一番効果の期待できる組み合わせなどは
データとして信頼のおけるものであり、副作用症状を軽減させる
薬も推奨されている等、年々整備が進んでいます。
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2016年03月28日
腺癌とは、非喫煙者や女性に多い肺癌です
腺がん
唾液腺や胃液腺などの腺組織とよく似た形をしている
肺がんで、肺がん全体の約半数を占めていると言われています。
この腺がんには増殖速度の速いものと、遅いものと両方ありますが、
いずれも比較的小さいうちから転移してしまうという傾向が見られます。
腺がんは、非喫煙者や女性に多く見られる肺がんで、最近増加している
種類の肺がんでもあるようです。
私の母も、この腺がんでした。
発見された時の病期はT4のW期。
既に脳転移が認められ、脳腫瘍の大きさは2.5cmでした。
発見当時、肺のCT画像に写った腫瘍は、細かいものばかりでした。
まるで細かいゴミのような小さな粒が、両肺全体にちりばめられた
ような状態でした。
原発巣である肺がんの腫瘍よりも、転移先の脳腫瘍の方が大きい
という、素人には意味が分からないといった状況でした。
母もやはり、非喫煙者で、生まれてこの方喫煙は一度も
ない人でしたが、父(母の夫)を含め、身の回りには
喫煙者が常に存在する環境でした。
受動喫煙歴で言えば、何十年となるでしょう。
母の肺がんの進行速度が速かったのか、遅かったのかはわかりません。
しかし、発見当時に提示された余命の範囲内で幕を閉じました。
発見からちょうど12か月での永眠となった母は、
脳腫瘍摘出、頭部放射線治療、抗がん剤治療と計画通りの
治療を滞りなく受けました。
ただ・・・抗がん剤治療に関しては、投薬内容切り替えの時点で
治療停止することを決断しました。
T4とは
腫瘍の大きさに関係なく、広がりが縦隔、心臓、大血管、気管、食堂、
背骨の椎体(ついたい)、気管分岐部に及ぶ。
または、同側の異なった肺葉内に結節がある。
AD
唾液腺や胃液腺などの腺組織とよく似た形をしている
肺がんで、肺がん全体の約半数を占めていると言われています。
この腺がんには増殖速度の速いものと、遅いものと両方ありますが、
いずれも比較的小さいうちから転移してしまうという傾向が見られます。
腺がんは、非喫煙者や女性に多く見られる肺がんで、最近増加している
種類の肺がんでもあるようです。
私の母も、この腺がんでした。
発見された時の病期はT4のW期。
既に脳転移が認められ、脳腫瘍の大きさは2.5cmでした。
発見当時、肺のCT画像に写った腫瘍は、細かいものばかりでした。
まるで細かいゴミのような小さな粒が、両肺全体にちりばめられた
ような状態でした。
原発巣である肺がんの腫瘍よりも、転移先の脳腫瘍の方が大きい
という、素人には意味が分からないといった状況でした。
母もやはり、非喫煙者で、生まれてこの方喫煙は一度も
ない人でしたが、父(母の夫)を含め、身の回りには
喫煙者が常に存在する環境でした。
受動喫煙歴で言えば、何十年となるでしょう。
母の肺がんの進行速度が速かったのか、遅かったのかはわかりません。
しかし、発見当時に提示された余命の範囲内で幕を閉じました。
発見からちょうど12か月での永眠となった母は、
脳腫瘍摘出、頭部放射線治療、抗がん剤治療と計画通りの
治療を滞りなく受けました。
ただ・・・抗がん剤治療に関しては、投薬内容切り替えの時点で
治療停止することを決断しました。
T4とは
腫瘍の大きさに関係なく、広がりが縦隔、心臓、大血管、気管、食堂、
背骨の椎体(ついたい)、気管分岐部に及ぶ。
または、同側の異なった肺葉内に結節がある。
AD
2016年02月10日
肺がんの転移と合併症について
肺がんは転移しやすい。
これは、母が非小細胞肺がんを告知された時も
担当主治医からの説明でもありました。
他の臓器や器官などに血行転移しやすく、
転移しやすい場所には、脳、肝臓、リンパ節、副腎、骨
などが挙げられます。
それぞれに転移した時の特徴的な症状や
その時に現れる合併症について調べてみました。
・人格の変化、精神の異常
・進行すると頭痛や吐き気、嘔吐など
・全身がだるい
・黄疸(おうだん)や浮腫(むくみ)症状が現れる
・咳の症状
・上大静脈症候群(じょうだいじょうみゃくしょうこうぐん)を
生じることがある。(頭や腕に浮腫みの症状が出ます。)
・ホルモンの過剰分泌(顔が丸くなったり、太ったりする)
・血圧の上昇
・悪心、嘔吐、腹痛、低血圧、ショック症状など
・腰痛や手足の痛み
・背骨に転移すると神経に影響が出て麻痺が起きる
・単純な動作でも骨折してしまう
私の母は、脳に転移しました。
左前頭葉に約2.5cmの腫瘍、その腫瘍から出血し
腫瘍の周りが浮腫んでいました(脳浮腫)。
一時的ではありましたが、精神的に影響が出てしまい
感情のコントロールが効かない日が数日続きました。
末期になると、胸の痛み、腰の痛み、手足の痙攣などの
症状が出ました。
母は、他界する2か月ほど前に骨に転移していたと推測
されます。
これは、血液検査の結果で出た数値を見て主治医が
おそらくは・・・と言った表現で伝えてくれました。
母は胸の痛みに加えて、腰痛も訴えていました。
マッサージしてあげると気持ちよさそうにしていましたが
今思うと、骨折させずに済んで良かったと思っています。
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これは、母が非小細胞肺がんを告知された時も
担当主治医からの説明でもありました。
他の臓器や器官などに血行転移しやすく、
転移しやすい場所には、脳、肝臓、リンパ節、副腎、骨
などが挙げられます。
それぞれに転移した時の特徴的な症状や
その時に現れる合併症について調べてみました。
脳に転移した場合
・手足の麻痺(まひ)及び痙攣(けいれん)・人格の変化、精神の異常
・進行すると頭痛や吐き気、嘔吐など
肝臓に転移した場合
・腹部にしこりを感じる・全身がだるい
・黄疸(おうだん)や浮腫(むくみ)症状が現れる
リンパ節に転移した場合
・咳の症状
・上大静脈症候群(じょうだいじょうみゃくしょうこうぐん)を
生じることがある。(頭や腕に浮腫みの症状が出ます。)
副腎に転移した場合
・ホルモンの過剰分泌(顔が丸くなったり、太ったりする)
・血圧の上昇
・悪心、嘔吐、腹痛、低血圧、ショック症状など
骨に転移した場合
・腰痛や手足の痛み
・背骨に転移すると神経に影響が出て麻痺が起きる
・単純な動作でも骨折してしまう
私の母は、脳に転移しました。
左前頭葉に約2.5cmの腫瘍、その腫瘍から出血し
腫瘍の周りが浮腫んでいました(脳浮腫)。
一時的ではありましたが、精神的に影響が出てしまい
感情のコントロールが効かない日が数日続きました。
末期になると、胸の痛み、腰の痛み、手足の痙攣などの
症状が出ました。
母は、他界する2か月ほど前に骨に転移していたと推測
されます。
これは、血液検査の結果で出た数値を見て主治医が
おそらくは・・・と言った表現で伝えてくれました。
母は胸の痛みに加えて、腰痛も訴えていました。
マッサージしてあげると気持ちよさそうにしていましたが
今思うと、骨折させずに済んで良かったと思っています。
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